『anone』青島陽人(守永伊吹)の暗い過去、ハリカに似ている性格-第6話
日本テレビ水曜ドラマ枠『anone』第6話(2018年2月14日22時0分~)の感想・評価の分析記事です。
今回は陽人(ハルト)という子供にスポットが当たりました。彼は玲の息子であり、血は繋がっていないが亜乃音の孫にあたります。
一方、中世古はいろんな人を巻き込んで偽札作りに邁進。否応なしに協力させられることに・・・。
キャスト影響度
まず、SNSのデータを用いて主要キャストの言及数を比較します。これにより各キャストのドラマへの影響度分析をします。
各キャスト言及数・関連語分析
SNSの投稿データから、各キャストに言及している投稿数、言及しているユーザー数、および主な関連語(括弧内はの数字は出現度)を示します。
中世古理市 役 瑛太
1位は中世古理市役の瑛太さん。
偽札作りに邁進する中世古。
ハリカ、持本、るい子、そして亜乃音を巻き込もうとする。
特にキーとなる亜乃音に対しては、脅迫してでも協力させようとする。
この役、高橋一生さんが演じる予定があったとか。そうするとかなり違った風になるよなと思った。
辻沢ハリカ 役 広瀬すず
2位は辻沢ハリカ役の広瀬すずさん。
亜乃音の(血は繋がっていないが)孫、青島陽人を見て、自分に似ていると思うようになる。
紙野彦星を助けるためには莫大なお金が必要となる、と考えるようになっている。それには・・・。
青島陽人 役 守永伊吹
3位は青島陽人役の守永伊吹さん。
左利き。だがそれはダメなほうの手だと教え込まれているようだ。
また、幼稚園でも、小学校でも疎外され続けてきた模様。
コミニュケーションがうまくないタイプ。みんなと同じにはなれないタイプ。ハリカと同じようなタイプ。
今回、彼が過去に重大な事件を起こしている可能性が示唆された。
紙野彦星 役 清水尋也
4位は紙野彦星役の清水尋也さん。
あと1年は生きられるという。
今回のラストでは、病室に訪ねてきたある女性を見て「香澄さん」と声をかけたが、その女性は字幕表示によると「茉歩」という名前だ。
茉歩か香澄かわからないが、その女性は「助けに来たよ」と彦星に言った。
どういう関係なのだろうか。
持本舵 役 阿部サダヲ
5位は持本舵役の阿部サダヲさん。
わずかな余命を、偽札作りにかける。
林田亜乃音 役 田中裕子
6位は林田亜乃音役の田中裕子さん。
はじめは偽札作りを拒んでいたが、あることで中世古から脅され、協力させられることに。
青羽るい子 役 小林聡美
7位は青羽るい子役の小林聡美さん。
偽札作りをしようとする持本を、止めようとするが・・・。
青島玲 役 江口のりこ
8位は青島玲役の江口のりこさん。
中世古が結婚をしていることを、知っているようだ。
花房万平 役 火野正平
9位は花房万平役の火野正平さん。
残りの人生を亜乃音と一緒に暮らしたいと考えているが、亜乃音にはその気はなさそうだ。
他の関連語
SNSに投稿されたこのドラマに関する関連語です。各単語の共起関係については冒頭に掲載した共起ネットワーク図もごらんください。
ホルモン屋の店員がマキシマム・ザ・ホルモンTシャツ。その店のテレビに流れているPVがマキシマム ザ ホルモンだった。
ハイライト・名場面(あらすじ含)
今回の盛り上がりグラフです。SNSで盛り上がった時間帯の分析をしています。キャスト別の盛り上がりもグラフ化していますので、お気に入りのキャストの出演時間帯を把握できます。
各盛り上がりポイント(★マークの時点)について説明します。
食べた日が賞味期限!
前回の続きで、ハリカ、亜乃音、持本、るい子の4人が鍋をするシーン。妙に賞味期限を気にする持本。
持本「ちょっと待ってください! このお豆腐、賞味期限3日過ぎてます」
ハリカ「大丈夫だよ」
持本「このソーセージも! 5日過ぎてます」
亜乃音「大丈夫だよ」
持本「え? これは無理だ。このチーズ、2週間前、無理無理無理」
るい子「あ、大丈夫大丈夫」
持本「みなさん、ちょっと賞味期限を疎かにしすぎじゃないですか?」
亜乃音「少しぐらい古いほうが美味しいのよ」
持本「それ、どこの言い伝えですか?」
るい子「気にしなければ平気」
持本「気にしなければ平気・・・みなさん、新しい人類ですか?」
ハリカ「食べた日が賞味期限です」
持本「食べた日が賞味期限・・・泳げない子供をプールに投げ込んでも、泳げるようになりませんよ。うわうわうわ・・・絶対お腹痛くなる、絶対お腹痛くなる、見てるだけで痛くなってきた・・・」
4人の会話、楽しすぎる。
この時点のSNSでの反応:
「食べた日が賞味期限ww」
「賞味期限切れててもしなないぞ」
「2週間前のチーズはヤバいw」
陽人の過去
中世古が亜乃音にある動画を見せた場面。
そこには、陽人と中世古が映っていた。
その動画の中で、陽人は幼稚園の先生からもらったという手紙(母親あての、退園勧告)をライターで燃やして、ゴミ箱に捨てたと話している。
この少し前に、陽人の母親・玲が亜乃音からの手紙を燃やすシーンがあり、陽人は母親のマネをしたのだと思われる。
このアパートではその後、火災が発生している。陽人が手紙を燃やしてゴミ箱に捨てたのと、それが関係あるのかはわからないが、とにかく事実はそうだ。
中世古はこの動画をネタに、亜乃音に偽札作りに協力するよう求めた。
この時点のSNSでの反応:
「あ、やべえ奴だ。サイコパスだ」
「今日のストーリー闇が深い」
「火を点けて燃やしちゃったか。母親の真似して」
偽札作りの真相
中世古は亜乃音にしたのと同じ手段で、1年前に亡くなった亜乃音の夫・林田京介(木場勝己)にも偽札作りへの協力を求めていたことがわかった。
京介の技術は素晴らしかった。そうやって林田印刷所では、偽札が作られていたのだ。
この時点のSNSでの反応:
「淡々としているから、怖い。」
「中世古ほんまに最低でクズ」
「社長は悪くなかったんだ…」
香澄または茉歩という女性
ラストの場面。
彦星の病室を、ある女性が訪ねてきた。
彦星は彼女に「香澄さん」と声をかけた。
だが、テレビの字幕をONにして見ている私は、彼女の名前が「茉歩」であることを知った。
茉歩なのか香澄なのかわからない女性は、彦星に「助けに来たよ」と言った。
一方ハリカは、彦星の病気を治すために、偽札作りに加担する決意をしたようだ。
この時点のSNSでの反応:
「香澄さんがお金を出してくれるのかな?それなのに偽札を作ってしまって?」
「かすみさん誰よ?」
「ハリカが一番偽札作りに本気出してしまう…」
その他ネタバレ、あらすじ、解説等
ストーリーは公式サイトも参考に。放送後に完全版が公開されています。
今回は、陽人の性格面も描かれた。彼は絵を2枚描いた。1枚はとても上手な、もう1枚は下手くそな絵。上手な方は左手で、下手な方は右手で描いた。
だが、彼は、上手な方をハリカたちに見せようとしなかった。彼は左手は「ダメな方の手」だと教え込まれているようだった。
また、「僕は変な子だから」「質問しすぎる、出発が遅れる、決まった色で塗らない」「台風の日は楽しくなる」という性格を自覚している。それらが幼稚園で疎まれ、学校でも疎外された要因となったのだろう。
ハリカは彼を見て、自分に似ている、と思った。
視聴者の概況
SNSの投稿数やユーザー数の集計です。これによりこのドラマのSNSにおける影響度や視聴者の動向を分析します。SNS版の視聴率のようなものだと思います。
投稿数とユーザ数の括弧内は、放送時間帯の第1,第2,第3,第4四半期,放送後6分間の各値。
初回からの推移図を示します。
投稿数、ユーザ数は減少した。平昌五輪が始まった影響もあると思われる。
また影響度数が増加しているのは、広瀬すずさん自らツイートし参加しているためと思われる。
数値化された評価と感想
最後にSNSのデータを基にした評価を確認します。
初回からの推移図です。
今回はやや厳しい評価となった。
ハリカたち4人は、ささやかながら、幸せを手に入れつつあった。
だがそれを中世古がぶち壊していく。偽札作りに協力するように脅し、また、玲とは結婚できないのに結婚の約束をしていることになる。モヤモヤさせられるものがあったと思う。
でも個人的には、とてもおもしろくなってきた。中世古の関わりの部分はともかく、4人のシーンが楽しすぎる。ああ、来週オリンピックで休みなのもったいないなぁ。
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