『コード・ブルー 3rd』最終回の感想・評価。映画化では脚本家の変更を望む意見多く
フジテレビ月9『コード・ブルー 3rdシーズン』最終回(2017年9月18日21時0分~)を視聴しました。
このドラマ、色々なストーリーが同時進行するのが特徴的ですが、この最終回をもって一応全部、それなりにまとまった感があります。
この記事の最後に、各キャラクターのストーリーの最終回における結末をまとめておきました。
そして最後に重大発表。映画化。2018年公開です。
各キャストの影響度(言及数)
まず、SNSのデータを用いて主要キャストの言及数を比較します。これにより各キャストのドラマへの影響度を測ります。
1位は、今回の主役と言ってもいいでしょう。ただし主に患者として。藤川一男役の浅利陽介さんでした。死ぬのか、整形に戻るのか? それとも・・・?
2位は、藍沢耕作役、主演の山下智久さんです。トロント行きはどうなるのか?
3位は、冴島はるか役の比嘉愛未さん。藤川を心配する恋人。
4位は、名取楓馬役の有岡大貴さん。父親が経営する病院に戻るのか?
5位は、緋山美帆子役の戸田恵梨香さん。緒方(丸山智己)との恋の行方はどうなるのか?
6位は、白石恵役の新垣結衣さん。今回は現場を指揮。
7位は、灰谷俊平役の成田凌さん。彼の成長にも期待している人も多い。
8位は、横峯あかり役の新木優子さん。このシーズンの途中に、幸福の科学関連の記事がでて心配された。映画でも出演機会はあるのだろうか。
9位は雪村双葉役の馬場ふみかさんでした。
ハイライト(名場面)
今回の盛り上がりグラフです。SNSで盛り上がった時間帯が確認できます。
前半から度々盛り上がりがあり、最後に大きな盛り上がりを迎えます。
以下、各盛り上がりポイント(★マークの時点)について解説します。
藍沢先生は割りと無事で、藤川先生が重傷
★9分(盛り上がり度:224)
地下鉄の崩落事故現場。
藍沢らも上から崩れた石などでその被害にあったが、最も重傷だったのは藤川先生だった。
藤川は大きな瓦礫の下に下半身を挟まれ、動けなくなってしまった。命の危険もある。藤川先生、最終回は医者としてではなく、患者として活躍することになる。
なお藍沢は割と無事だった。前回放送された次回予告では、藍沢が重傷のような描写だったので、ちょっと意外な展開となった。
この時点のSNSでの反応:
「藍沢先生 生きてたぁぁぁぁ」
「藍沢先生じゃなくて藤川先生やばい」
「みんな藤川先生も心配しよw」
藍沢先生、白石先生に「お前を信じる」
★23分30秒(盛り上がり度:91)
白石は指揮をとっていたが、藤川が生き埋めになり重傷を負い命の危険にさらされている責任を痛感。現場にかけつけようとした。
それを、藍沢が止めた。白石にはあくまで指揮官としての役割がもとめられる。
藍沢「これ以上、被害を出さないために、情報を集約し、医療スタッフや、消防、警察に指示を出せ。この混乱だ。誰にでもできることじゃない。お前だから信じて任せられるんだ。指示を出すという形で、俺達を守ってくれ。俺が行く」
この時点のSNSでの反応:
「藍沢先生カッコよすぎかよ」
「もう泣きそう」
「藍沢先生、どこまでも男前」
藤川先生、死にそうになる
★33分(盛り上がり度:99)
崩落事故で埋まった藤川先生と、冴島との会話。藍沢も現場にいる。
藤川「徒手整復するのか? 痛そうだな。なるべく・・・ううううくっ・・・こんなことならはるかの言うこと聞いとくんだった・・・ううう・・・くっ・・・はぁはぁ。やっぱり冴島はるかはいつも正しい。すぐに整形外科に移るよ」
藍沢「VTだ。除細動」
冴島「(泣きそうな声で)はい」
ちなみに前回以下のような会話がありフラグがビンビンに立っていた。現場に行こうとする藤川に対して。
冴島「行かなくていい。あなたは勇敢な医者になんかならないで。危ない現場は他の先生に任せればいい」
藤川「何言ってんだよ。はるからしくないこと言うなよ」
冴島「大切な人を失うのは一度で十分」
藤川は「行かないわけにはいかない。俺はフライトドクターだから」
以上、前回の「フラグ」会話。
この時点のSNSでの反応:
「脚本家許さない」
「死ぬのは無しでおねがいします」
「頼むよ、生きて。お願い」
藤川、生きて搬送される
★46分30秒(盛り上がり度:95)
藤川先生が一命をとりとめ、無事に搬送された場面。
この時点のSNSでの反応:
「藤川先生だああああ」
「藤川ぁぁぁぁぁ(泣)」
「ほんと良かった。良かった」
藤川先生、元気になる
★52分(盛り上がり度:84)
2日後。ベッドでチューブに繋がれながら熱弁を振るう藤川先生。
藤川「で、ブワーッっと行って間一髪、カケルくんを押し出しわけよ! で、あ、痛い!」
看護師「アハハ(笑)、もうしゃべんないほうがいいですよ!(怖)」
奏のエピソードは評判が悪い
ちなみに上記場面の少し前に、脳外科手術によって後遺症が残ってしまった天才ピアニストの奏(田鍋梨々花)のエピソードもあった。
執刀した新海先生(安藤政信)が奏に「俺は許されなくてもいい。藍沢を許してやってくれ」と告げた。奏は不満顔。藍沢は、結果的に嘘をついてしまったことになった(後遺症が残ったこと、自ら執刀しなかったこと)。
この奏のエピソードは、あまり評判が良くない。とにかく奏がワガママ生意気で、魅力がなく、感情移入しづらいという評判だ。キャラクターの作りが良くなかったという評価だろう。
緋山と緒方、やっぱり交際
★73分30秒(盛り上がり度:80)
シリーズを通して描かれてきた緋山先生と緒方との恋愛。前回は破局したかと思ったのだが。
「コード・ブルーに恋愛要素はいらない」という視聴者からの声にもめげず、二人は交際することになった。
緋山「あなたがいるから、夢に向かって、もっと努力したいって思える。その体じゃ、私を支えられないって思ってるんだったら、その分、心で支えて」
緒方「任せとけ! 心は誰よりも丈夫だ」
緋山「知ってる」
この時点のSNSでの反応:
「緋山先生と緒方さんまだ続いてんのかwww」
「緋山先生の恋がやっと成就した」
「名取ルートが良かったショック」
ちなみに、名取先生も緋山先生のことが好きだった。名取は父親の病院に戻らず、残留することになった。
藍沢先生、トロントへ
藍沢先生はトロント行きを決めた。
白石「良かった。トロント行き決めてくれて。いつ行くの?」
藍沢「年明けには」
白石「そう」
藍沢「9年前、ここに来た理由は難しい症例が集まるからだった」
白石「そうね」
藍沢「あの頃の俺は、自分のために医者をやっていた。今は誰かのために医者でありたいと思う。それをお前たちから教わった。俺は出会いに恵まれた。お前との出会いも含めて」
映画化が決定。公開日は2018年
★83分(盛り上がり度:413。今回最高の盛り上がり)
最終回は、崩落事故でチームがバラバラになったが、最後には(藤川も含めて)再び一つになっていく、というラストシーンで終了した。藍沢の「ダメなら向きを変えてまたあるき出せばいい。仲間とともに」という最後のセリフで。
その後、「映画化決定!」「2018年公開」と告知された。
この時点のSNSでの反応:
「続編あるだろうなーと思ってたらそっちw」
「映画化決定?!やったーー」
「映画化キターーー」
数値化された評価と感想
冒頭に掲載したのは、SNSのデータを基にした共起ネットワーク図です。感想の可視化を目的に掲載しています。再掲します。
今回は藤川先生を中心に話が回った。脚本についての不満は、引き続き多かった。また映画化はほぼ歓迎をもって迎えられたようだ。
3rdシーズン最終回における、主なキャラの最終的な立ち位置を示しておく。
藤川一男 → 結局、救命に残留したようだ。
藍沢耕作 → トロント行き。年明けには。
名取楓馬 → 救命に残留。
緋山美帆子 → 緒方と交際。
灰谷俊平 → まだ立ち直ってないっぽい。
天才ピアニスト奏 → まだ藍沢や新海を恨んでいるっぽい。
橘・三井の息子、優輔(歸山竜成) → 心臓移植成功。立って歩けるようになっていた。
最後にSNSのデータを基にした評価を確認します。
高い。
これまで「恋愛要素」がある回では低い傾向にあったのだが、最終回は恋愛要素が複数あったにもかかわらず高い評価となった。緋山と緒方との恋愛、終始不評だったが、あれだけ見せられるとどうも感情移入してきた人も多かったようだ。
天才ピアニスト奏のエピソードは、不評だ。とにかくあのキャラに共感できないという意見が多い。
また、脚本家についての意見も散見された。
コード・ブルーはこの3rdシーズンから脚本家が変わった (林宏司→安達奈緒子)。2ndシーズンまで担当した林さんは、医龍や救命病棟24時などのドラマも担当経験がある。安達さんは医療ドラマの経験はおそらくなく、恋愛ドラマとかホームドラマがメインのような。
映画化にあたっては、林さんに戻して欲しいという意見が多かった。前シーズンまでのファンからの願いだろう。今シーズン通して、脚本家に対する批判が多かったと思う。
映画では、この最終回のその後が描かれると思われる。楽しみに待つ。
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