『ドクターX 第5期』忖度、コンニャク、ゲスの極み不倫、患者ファースト、時事ネタ満載の第1回。御意禁止もあった

感想・評価ドクターX

(記事内の各図・グラフの意味はこちら

テレビ朝日木曜ドラマ枠『ドクターX第5期(ドクターX~外科医・大門未知子~)』第1話(2017年10月12日21時0分~)を視聴した感想・評価の記事です。

昨年の同時期以来のシリーズ続編。前シリーズも視聴率が21%を超える人気でした。今シリーズも期待が高まりますが、まずは期待通りのスタートでした。

 


この記事の目次

各キャストの影響度(言及数)

まず、SNSのデータを用いて主要キャストの言及数を比較します。これにより各キャストのドラマへの影響度を測ります。

1位は大門未知子役の米倉涼子さん。流石に1位でした。主演ではありますが、あれだけ豪華な俳優陣をして1位とはさすが。シリーズごとに磨きがかかっているような気がする。

 

2位は蛭間重勝役の西田敏行さん。キーパーソンの一人。第2期から出演。東帝大学病院の元院長。前シリーズで左遷されたが、戻ってこようと画策する。

 

3位はジャイケル・マクソン教授。アメリカの大学教授だが、遠隔手術のシステム「コロンブス」(ダヴィンチではない)を用いて患者を手術しようとする。しかし、上図を観てほしいが、ネガティブなコメントが非常に多い。真っ赤だ。これほどわかりやすいクズキャラはいない。

 

4位は志村まどか役の大地真央さん。今シリーズから登場。東帝大学病院初の女性院長。コネや人脈に頼ること無く上り詰めた孤高の存在。「患者ファースト」をかかげ病院改革に取り組むが・・・。

 

5位は海老名敬役の遠藤憲一さん。第2期から出演。返事は「御意」の「御意三兄弟」の一角。しかし今回は御意を禁止されてしまう。

6位は森本光役の田中圭さん。第1期以来の出演。地方にいたが、志村が東帝大学病院につれてきた。

 

7位は内神田景信役の草刈正雄さん。今シリーズの黒幕と思われる人物。日本医師倶楽部の会長。悪いことを企んでそうだ。

8位は蛭子能収役の蛭子能収さん。路線バスの旅をお楽しみだった模様。温泉で大門と出会った。最初にちょっとでてきただけで特に重要なキャラではなさそう。

 

ハイライト・名場面(あらすじ含む)

今回の盛り上がりグラフです。SNSで盛り上がった時間帯が確認できます。

幾度となく超もりあがっている。さすがに人気シリーズだ。普段なら、各盛り上がりポイント(★マークの時点)について説明していくところだが、今回は盛り上がりポイントが多すぎるので無理。

かわりに、時事ネタが多かったのでこれを解説をしていく。簡単なあらすじも後述する。

 

以下の節では、あらすじ又はネタバレや、史実・原作に基づく解説などが含まれます。

 

患者ファーストvs医局ファースト

志村院長が「医局ファーストの悪しき権力体質が一掃された」「患者ファーストを実現させなければなりません」と宣言。

なんとかファースト」というのはここ数年の政治でよく出て来る用語。

最初に流行ったのはトランプ大統領の「アメリカファースト」だったと思う。その後小池百合子都知事の「都民ファースト」、同系列の「日本ファースト」「国民ファースト」など。つまり何を最優先にするかって意味ですね。

 

ゲスの極み

志村院長の不倫スキャンダルが発覚した。しかも自分の愛人を優先的に手術させていた疑いまで。

蛭間は「患者ファーストならぬ愛人ファースト。ゲスの極み」と志村を罵った。

バンド「ゲスの極み乙女。」の川谷絵音さんがベッキーさんと不倫したころから言われている「ゲス不倫」という言葉がありますが、その流れからの不倫スキャンダルは今でも後をたたない。

政治だけではなく芸能の時事ネタも入れてくる。

 

 

忖度、ソンタくん

日本医師倶楽部のトップたちによる怪しい集会。

内神田「蛭間くん、私たちはうまい肉が食いたい

蛭間「でしょう。会長。忖度させていただきます。はい。忖度。へへへ

忖度(そんたく)は、元々は他の誰かの気持ちや意思を推し量って行動することだが、今年の森友学園の件では安倍晋三首相の意向を「忖度して」誰々が動いた、とかよく言われた。これも時事ネタ。

 

しかも、蛭間の第二秘書としてロボットの「ソンタくん」というのまで出てきた。ベースはソフトバンクのペッパー君だろうか。今後も出てくる予感がする。

 

コンニャク

いわゆる札束のことであり、賄賂や裏金として使われることが多い。

猪又が志村に渡そうとして、突き返された。突き返されたのを見た海老名が「コンニャクか! コンニャクか!」と叫んだ。

コンニャクは100万円、レンガは1000万円、他には「毒まんじゅう」という言い方もある。

これも森友学園の件の時事ネタ。鴻池祥肇議員が「カネなのかコンニャクなのか知らん!」などと言ったことからちょっと流行した。

 

御意禁止

これは時事ネタではないが、ドラマの中では時事ネタかもしれない。

 

新院長である志村が、御意禁止を宣言した。東帝大学病院では「御意」が広く使われている。多くの医師が集まる術前カンファレンスにて、まずは猪又(陣内孝則)に言い渡し、さらに。

志村「みなさんも今後は、御意を謹んで下さい

猪又御意。・・・あ、言っちゃった

海老名「御意が禁止? じゃあなんて言えばいいんだ?

原守(鈴木浩介)「承知?

 

ただ、志村がスキャンダルで失脚した後は、蛭間が新院長となり、御意は復活した。

 

あらすじ

簡単にあらすじを書いておく。重要な点だけ。

胡散臭いジャイケル・マクソンというアメリカの教授と志村院長が、アメリカからの患者の遠隔手術をすることになって、実際やってみたけど、うまくいかなかった。ジャイケル・マクソンは「グッドラック」と言って無責任に手術を放棄。

志村も手術を試みるが、ダメ。そこで大門が登場して「私失敗しないので」で一丁上がりって感じだった。

で、その遠隔手術は本当は別の患者にする予定だったのだが、志村の意向で別の患者に差し替えられた。なぜ差し替えられたかというと、手術を受けたのは実は志村の愛人だったから、という話。

だから志村は蛭間に「愛人ファースト」と責められて失脚。蛭間が再び院長に就任した、という第1回だった。

 

ここまであらすじ・ネタバレ・解説部分でした。

数値化された評価と感想

冒頭に掲載したのは、SNSのデータを基にした共起ネットワーク図です。感想の可視化を目的に掲載しています。再掲します。

ゲスの極みwww」「忖度」「患者ファースト」「御意 禁止 復活」「ジャイケル・マクソン教授」「時事ネタ」「面白い」などのコメントが多く投稿された。

最後にSNSのデータを基にした評価を確認します。

総合的には低くなった。これには理由があって、ひとえにジャイケル・マクソン教授のせいだ。あいつがクソ過ぎたために、SNS上ではあいつを叩くコメントが殺到して、総合的な評価を押し下げてしまった。

だが、「面白い」の数字だけを見れば高めとなっている。

人気シリーズだけに、視聴者も厳しく評価する可能性がある。だが、第1話はとりあえず面白かった。

 

衆院選が告示されたため、あまりにきわどい時事ネタはできないかもしれない。もしかしたら今回も直前で編集されてしまった部分があるかも。そんな心配もした第1回だった。