『FINAL CUT』亀梨和也さんのファンかどうかで評価傾向に大きな違い-第4話感想・評価分析
関西テレビ制作・フジテレビ系『FINAL CUT(ファイナル・カット)』第4話(2018年1月30日21時0分~)の感想・評価の分析記事です。
今回のターゲットはカメラマンの皆川。ドラマ史上最低のクズでしたね。そして慶介には修羅場が。
なおこの記事では、最後の感想のところに亀梨さん(及び所属するKAT-TUN、ジャニーズ事務所)のファンのみと、逆にファン以外の方のみの評価分析も掲載しておきます。大きな評価傾向の違いが現れています。
キャスト影響度
まず、SNSのデータを用いて主要キャストの言及数を比較します。これにより各キャストのドラマへの影響度分析をします。
各キャスト言及数・関連語分析
SNSの投稿データから、各キャストに言及している投稿数、言及しているユーザー数、および主な関連語(括弧内はの数字は出現度)を示します。
中村慶介 役 亀梨和也
1位は中村慶介役の亀梨和也さん。なお12年前の回想シーンは細田佳央太さんが演じている。
いよいよ、12年前の件の真相に迫りつつある慶介。
何か心境の変化があったのか、今回はコーンフレークに牛乳をかけて食べていた。やはり、そっちのほうがうまかろう。
百々瀬塁 役 藤木直人
2位は百々瀬塁役の藤木直人さん。
ワイドショー「ザ・プレミアワイド」の「顔」として君臨。
今回明らかになったのは、12年前の件で、彼が何者からかいち早く慶介の母親に関する情報を得ていたということ。どこから入手した情報なのか(この流れだと高田なんだろうけど・・・)。
百々瀬は番組を仕切る独裁者であり、彼の言うことには誰も逆らえないようだ。
最近「てえへんだ、てえへんだ」が聞けなくて寂しい。
皆川義和 役 やついいちろう
3位は皆川義和役のやついいちろうさん。
今回のターゲット。
ネタのためならなんでもやるって感じのカメラマン。
もちろん、12年前の件では慶介や母親をとらえていたし、今回も子供を追っかけまわした。
SNSでの評判は散々であるが、それだけ彼の演技がうまいということだろう。
小河原若葉 役 橋本環奈
4位は小河原若葉役の橋本環奈さん。
今週は修羅場か・・・と思ったが、本格的には来週に持ち越された。
野田大地 役 髙木雄也
5位は野田大地役の髙木雄也さん。
今回はウォーターサーバーの配達員に変装して登場。
毎回コスプレが話題になるが、ファンの間ではもうちょっと出番を増やして欲しいという意見も。
高田清一郎 役 佐々木蔵之介
6位は高田清一郎役の佐々木蔵之介さん。
前回までに百々瀬とのつながりがあることがわかっている。
警察の内部情報を流し、「ザ・プレミアワイド」のスクープに貢献しているのだろうか。12年前もそうだったのか?
小河原雪子 役 栗山千明
7位は小河原雪子役の栗山千明さん。
美人姉妹の姉。妹の若葉と、慶介(吉澤ユウ/高橋マモルという偽名を使っている)の三角関係にある。
前述の通り、本格的な修羅場は来週に持ち越された。
他の関連語
SNSに投稿されたこのドラマに関する関連語です。各単語の共起関係については冒頭に掲載した共起ネットワーク図もごらんください。
「♪どちらを選ぶ」は、このドラマのエンディングテーマ曲「Ask Yourself」(KAT-TUN)の歌詞の一部である。ドラマのシーンにあわせて、ちょうどよく流れたので話題になった。後述する。
ハイライト・名場面(あらすじ含)
今回の盛り上がりグラフです。SNSで盛り上がった時間帯の分析をしています。キャスト別の盛り上がりもグラフ化していますので、お気に入りのキャストの出演時間帯を把握できます。
各盛り上がりポイント(★マークの時点)について説明します。
皆川、子役の光喜(樋口海斗)を追い回す
カメラマンの皆川が、子役の光喜(樋口海斗)を追いかけ回した場面。
光喜には、別の子役・ゆめ(坂井悠莉)を押して階段から落とし、全治2ヶ月の怪我をさせたという疑惑がかけられていた。光喜は事務所を通して疑惑を否定しているが、皆川は本人のコメントを欲しがった。
皆川は、光喜を追い回した上(ちなみに追いかけ回したのは2回目である。一度注意されている)に、最後は光喜に怪我をさせた。
この時点のSNSでの反応:
「クズ過ぎるんだけど…。」
「最悪」
「皆川やりすぎだよー」
「もはやホラー映画になってる怖」
皆川がクズすぎた
さっきの続き。
皆川は追いかけ回した光喜を追い詰め、カメラを向けた。
皆川は光喜に「(ゆめちゃんを)押しましたか?」としつこく聞いた。光喜は「押しました」と応えてしまった。光喜がそう言ったのには事情があるのだが、これはあとでわかる。
そこに、慶介が駆けつけた。慶介は「おい、何やってる!」と言った。慶介に気付いた皆川は「大丈夫?」と、光喜を心配するふりをした。
慶介は「いい加減にしろ!」と、カメラを奪おうとするが、皆川はそれをかわして「あぶねえ、器物損壊で訴えますよ?」と言った。クズだ。
この時点のSNSでの反応:
「慶介さん!ちょっと遅かったよ…」
「クズの役うまいなー、ガチのやばい人みたい」
「皆川今まででいちばん悪質だし最低だな」
5、4、3、2、1、ジャパネットCM
慶介が競馬場に皆川を呼び出した場面。
今回は競馬場の巨大なスクリーンに皆川の「とくダネ」が映し出される。
慶介が「5、4、3、2、1」と言ってパチンと指を鳴らす。
すると、ジャパネットたかたのCMが始まった。
この時点のSNSでの反応:
「って、CMぅううううう!」
「特ダネがジャパネットになってしまったやん」
「指パッチンからのジャパネット(笑)」
いよいよ三角関係の修羅場へ
今回最大の盛り上がりとなったのは、ラスト直前の場面。
雪子と慶介(雪子の前では吉澤ユウを名乗る)が外で会って話しているところを、偶然、若葉が発見(慶介は若葉の前では高橋マモルを名乗っている)、鉢合わせしてしまった。
ついに三者が出会ってしまったのだ。
若葉「どういうこと!?」
雪子「若葉?」
若葉「マモル、どういうこと!?」
慶介「・・・」
この時、このドラマのエンディング曲「Ask Yourself」(KAT-TUN)が流れていて、ちょうど歌詞が「♪君はどちらを選ぶ~」というところだった。慶介が、美人姉妹のどちらを選ぶのか、ってことだろうか。
本格的な修羅場は、来週に持ち越しとなった。
なおSNS上では、「マモルとユウは双子」という設定にすれば切り抜けられるのでは? といった解決策が提案されていた。
この時点のSNSでの反応:
「うわきたこれ修羅場だ!」
「バレた――――」
「次週に持ち越しかよ!!!!!」
「君はどっちを選ぶ?」
「歌詞と合ってる」
その他ネタバレ、あらすじ、解説等
今回の子役の階段転落の件に関する真相はこうだ。
光喜は、親に内緒でハムスターを飼っていて、そのハムスターが逃げた。
ハムスターが駆け寄ってくるのを見て、気を取られてしまった別の子役のゆめ(坂井悠莉)が、誤って階段から足を踏み外した、ということだった。
光喜は、ハムスターを飼っていることを内緒にしたかった(親に見つかると処分されてしまう)ため、真相を話せなかった。だから皆川にも「押しました」と言ってしまった。
皆川は、前回のターゲットである小池悠人(林遣都)と同じように、今後慶介に協力させられることになるようだ。
視聴者の概況
SNSの投稿数やユーザー数の集計です。これによりこのドラマのSNSにおける影響度や視聴者の動向を分析します。SNS版の視聴率のようなものだと思います。
投稿数とユーザ数の括弧内は、放送時間帯の第1,第2,第3,第4四半期,放送後6分間の各値。
初回からの推移図を示します。
視聴者数、投稿数ともに前回から上昇。特に投稿数やSNSにおける影響度数は第2回を超える数字となった。
数値化された評価と感想
最後にSNSのデータを基にした評価を確認します。
初回からの推移図です。
やや低下傾向が続いている。
以下に、亀梨さん(及び所属するKAT-TUN、ジャニーズ事務所)のファンの方のみの投稿による評価分析を示す。なおこれは全体の投稿数の約56%にあたる。亀梨さんのファンの方がいかに多い割合で投稿しているかがわかる。
「可愛い・かっこいい」などの値が引っ張って、総合的には平均値を超えるのだが「面白い」は平均を下回っている。
次に、亀梨さん(及び所属するKAT-TUN、ジャニーズ事務所)のファンの方以外の投稿による評価分析を示す。これは全投稿数の約44%にあたる。
こちらはかなり低くなってしまった。
今のところ、亀梨さんのファンの方は平均を超える評価を与えていると考えられるが、これは亀梨さんをはじめとした「可愛い・かっこいい」の魅力であって、脚本やストーリーに魅力がある(=話が面白い)とはなかなか言いづらい。
なお前々回、前回も同じような分析をしているので参考にしてほしいが、今回は特に、ファンとファン以外とで大きな評価傾向の差が生まれてしまった。
原因の考察
亀梨さんのファンの方以外の評価は、平均を大きく下回る厳しいものだ。やはり、脚本やストーリーに魅力がないのでは、と感じる。初回は高い評価だったので、同じパターンが続いて飽きもあるかもしれない。
この評価の大きな原因としては、最も盛り上がるポイントであるはずのクライマックスシーン、つまり「ファイナルカットです」のシーンが、亀梨さんのファンの方以外にとってはあまり魅力的に映っていないのでは、と感じる。
以下の盛り上がりグラフ(亀梨さんのファン以外の方の投稿による)を見ても、それほど盛り上がっていない。「ファイナルカットです」は45分30秒ごろ。
今回であれば、ターゲットの皆川をもっと追い詰めるとか、大炎上させるぐらいじゃないと、あのクズっぷりとは釣り合わないのでは、と思った。
そして今回予告されていた肝心の修羅場が、次回へ持ち越しとなったことも響いたと思う。修羅場を楽しみにしていた人も多いのでは。
SNS投稿数やユーザ数は上昇したので、視聴者はついてきたはずだ。それだけに、今回はもったいない。クライマックスからラスト付近でもうちょっと工夫の余地があったのではないかと思う。さて次回はいよいよ百々瀬! 期待して待ちます。
ディスカッション
コメント一覧
草彅ファンのアンチツイートも分析すれば?
?? それはどういう意図でしょうか?
亀梨はかっこいい。
終始カッコよくみせてる
ただそれだけ!演技は苦手