『半分、青い。』草太、「口裂け女」伝説に震える。岐阜発祥の都市伝説-第9話
NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『半分、青い。』第2週・第9話(2018年4月11日8時0分~)の感想・評価の分析記事です。
今回も昭和あるあるネタが盛り込まれました。「口裂け女」の伝説。史実は後述のネタバレ解説のところで触れますが、口裂け女って岐阜発祥なんですね。ご当地ネタでもあります。今回で言えば、名古屋のあんかけスパゲッティとかもご当地ネタですね。
キャスト影響度
まず、SNSのデータを用いて主要キャストの言及数を比較します。これにより各キャストのドラマへの影響度分析をします。
各キャスト言及数・関連語分析
SNSの投稿データから、各キャストに言及している投稿数、言及しているユーザー数、および主な関連語(括弧内はの数字は出現度)を示します。
萩尾律 役 佐藤健/高村佳偉人
1位は萩尾律役の佐藤健/高村佳偉人さん。
永久機関を発明し、ノーベル賞を目指している少年。
部屋にはマーブルマシン、ピタゴラスイッチのようなものがすでに出来上がっている。
家出した鈴愛から結婚をもちかけられたが「勘弁してください」と即時拒否した。
楡野鈴愛 役 永野芽郁/矢崎由紗
2位は楡野鈴愛役の永野芽郁/矢崎由紗さん。
前回のラストで家出。家出ついでに律に結婚を申し込んだ。
左耳の耳鳴りが続き、ラストでは大学病院へ。
西園寺龍之介 役 矢本悠馬/大竹悠義
3位は西園寺龍之介役の矢本悠馬/大竹悠義さん。
律によると、実はブッチャーは鈴愛のことが好きなんじゃないかという説がある。
名前をからかったりするのは、好きの裏返し。
萩尾弥一 役 谷原章介
4位は萩尾弥一役の谷原章介さん。
律の父。
律の部屋で寝てしまった鈴愛を抱っこして玄関まで運んだ。
女の子はふわふわ、という感想を持った。
楡野晴 役 松雪泰子
5位は楡野晴役の松雪泰子さん。
家出した鈴愛を迎えに行き、律から事件の真相を聞いた。
萩尾和子 役 原田知世
6位は萩尾和子役の原田知世さん。
楡野仙吉 役 中村雅俊
7位は楡野仙吉役の中村雅俊さん。
他の関連語
SNSに投稿されたこのドラマに関する関連語です。
このブログでは、ドラマに関してSNSに投稿されている言葉をリアルタイムにトレンド分析、掲載しています。
ドラマ視聴のお供にどうぞ。
ハイライト・名場面(あらすじ含)
今回の盛り上がりグラフです。SNSで盛り上がった時間帯の分析をしています。キャスト別の盛り上がりもグラフ化していますので、お気に入りのキャストの出演時間帯を把握できます。
各盛り上がりポイント(★マークの時点)について説明します。
草太、口裂け女に震える
鈴愛が家出した。
鈴愛の弟・草太(志水透哉)が「もう、夜だから・・・もう、夜だから・・・」と震えている。
草太「口裂け女が出て、姉ちゃん食われたかも知れん!」
仙吉(中村雅俊)「草太、口裂け女はただの作り話だ」
草太「違う!! 口裂け女はブスだから、彼氏に振られて、子供にも見捨てられて、夜になると探して子供をさらっていくんだ!」
宇太郎(滝藤賢一)「へー、そんな話になってんの。ハハハ」
今回も出ました昭和あるある。口裂け女! 設定ってこんなんなのか。
この時点のSNSでの反応:
「出た!口先女伝説www」
「口裂け女、懐かしいw 」
「口裂け女、流行ったなあw」
律の部屋にピタゴラ装置
家出した鈴愛は、律の部屋へ。
そこで律ご自慢のマーブルマシンを見る。
それは木製のピタゴラスイッチのようなもので。ビー玉が無限に動きそうだった。
この時点のSNSでの反応:
「マーブルマシンって言うんだ!」
「立派なピタゴラ装置」
「さてはピタゴラスイッチを作ったスタッフがこのセットを作ったな!?」
ブッチャーは鈴愛が好き?
律が、鈴愛を迎えに来た晴に対して、ゴミ箱投げつけ事件の真相を話す場面。
律「ブッチャーは、いつも鈴愛の名前のことをからかうんだ。変な名前だって。お母さんの付けてくれた名前だから、鈴愛はお母さんに言いたくなかったんだ」
律は続ける。
律「でもおばさん、ここからは、ここだけの話なんだけど。ブッチャーは鈴愛のことがちょっと好きなんだ。僕の読みでは。だからからかう。名前をからかうのは、理由がほしいだけ」
律君、大人過ぎる。でも視聴者は「違う。ブッチャーは律のことが好きなんだぞ」という見解。
この時点のSNSでの反応:
「律。大人だな。でもブッチャーが好きなのは律なんだと思うぞ」
「いやいや、ブッチャーは律が好きなんだぞ」
「賢いけど微妙に鈍い律くん…」
耳鼻科の医師は眞島秀和さん
鈴愛は、耳を診てもらうため名古屋の大学病院へ。
そこで出てきた耳鼻科の医師は、眞島秀和さんだった。朝ドラは「ゲゲゲの女房」以来だろうか。
優しそうな先生だった。
が、鈴愛の左耳はこの時点でもうほとんど聞こえなかったとのこと。
この時点のSNSでの反応:
「ぎゃーーーー!!眞島秀和さんが大学病院の耳鼻科の先生ーーー!!!!」
「名古屋の先生か! メガネ眞島! 惚れるしかない!!」
「真島さん!しかもメガネの真島さん!朝から真島さん!」
その他ネタバレ、あらすじ、解説等
「口裂け女」伝説が始まったのは、1978年の12月、発祥地はこのドラマの舞台である岐阜県だとされる。
翌年(1979年)1月には地元の岐阜日日新聞(現在の岐阜新聞)が報道。その後次々にマスコミが報じた。口裂け女に乗じたイタズラも発生して、逮捕者まで出している。
ただ、この年の8月にはブームは去っている。この都市伝説が生まれた原因は諸説あるので割愛。
今回ドラマで描かれたのは1980年のこと。だから口裂け女の伝説はもう、過去の話にはなっている。が、草太は慎重派だから、まだその噂を恐れていたのだろう。ちなみに鈴愛と草太は1歳違い。
なお「あんかけスパゲッティ」は1960年代には存在していた。
視聴者の概況
SNSの投稿数やユーザー数の集計です。これによりこのドラマのSNSにおける影響度や視聴者の動向を分析します。SNS版の視聴率のようなものだと思います。
投稿数とユーザ数の括弧内は、放送時間帯の第1,第2,第3,第4四半期,放送後3分間の各値。
初回からの推移図を示します。
以下のページでは、ドラマに関するニュース記事などを時系列にまとめています。
『半分、青い。』に関するニュース、Twitterのタイムライン(まとめ)はこちら
数値化された評価と感想
最後にSNSのデータを基にした評価を確認します。
初回からの推移図です。
今回も、当時のあるあるネタに囲まれながら物語は進行した。
ラジカセで録音された母親の声、口裂け女伝説、妙に大人びた子供、友達の部屋で寝てしまう子供、迎えに来る母親。なんかすべてがノスタルジー。
楽しい気分で観られるドラマだと思う。みんなそれぞれ純粋で、こんな世界にいれたらいいなと思わせてくれてる。
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