『刑事7人第3シリーズ』後味の悪い最終回。衝撃や意外性のためにキャラが犠牲に

感想・評価刑事7人

スポンサーリンク

(記事内の各図・グラフの意味はこちら

テレビ朝日『刑事7人第3シリーズ』最終回(2017年9月13日21時0分~)を視聴しました。

本格的に馬久根との対決が始まったと思ったらもう最終回ですね。

予告されていたように「戦慄の結末」といえば、まあ戦慄でしたけど・・・。

 


この記事の目次

各キャストの影響度(言及数)

まず、SNSのデータを用いて主要キャストの言及数を比較します。これにより各キャストのドラマへの影響度を測ります。

1位は山下役の片岡愛之助さん。まあ詳しくは後で書きますけど1位でした。人気キャラなんですよね。「この山下が戻ってきたからには」とか「この山下におまかせを」など「この山下」と自分の事を言う口癖があります。

 

2位には片桐役の吉田鋼太郎さん。馬久根との対決に人一倍こだわっている。

3位には天樹役の主演・東山紀之さんが入りました。

以下、馬久根(山本學)、水田(倉科カナ)、馬久根の介護士・林敬子(中村映里子)、青山(塚本高史)、堂本(北大路欣也)、沙村(高嶋政宏)と続きました。

刑事7人」といいながら、7人の刑事の存在感はややアンバランスでしたね。

 

ハイライト(名場面)

今回の盛り上がりグラフです。SNSで盛り上がった時間帯が確認できます。

前半は低調に推移。後半に大きく盛り上がりました。

以下、各盛り上がりポイント(★マークの時点)について説明します。

以下の節では、あらすじ又はネタバレや、史実・原作に基づく解説などが含まれます。

 

「御厨」という幻影

★57分30秒(盛り上がり度:42)

まず、今回は馬久根が死んだのだが、その犯人は介護士の林敬子だった。

そして、前回のテロといい、裏で操っている人物がいると思われた。それが臨海エリアで馬久根に対抗する「新しい勢力」の「御厨」だと思われた。

 

しかし「御厨」は幻だった。御厨という人物は存在しない。

その御厨の幻想を巧みに作り上げ、馬久根が死ぬように裏で操っていたのは山下だった。

 

堂本は、山下の手首の傷を見て「最小限の切り傷で大量の出血」をするための傷だと発言。しかもその後速やかに処置されている。これは自作自演ということになる。

この時点のSNSでの反応:

この山下かああああああ
やっぱり山下さん
この山下自作自演オチかあ

 

「御厨」が自供する

★60分30秒(盛り上がり度:47)

御厨」こと山下が自供を始める。

山下は、馬久根との対決に心躍ったが「まっとうな捜査だけでは逮捕できない」と確信。

御厨」という幻影を生み出すことを決意、「新勢力」と手を組んだ。

この時点のSNSでの反応:

ダーク山下かよ
狂った正義か
そういうオチだとは思ってけどね

 

「御厨」が拳銃を撃つ

★65分30秒(盛り上がり度:51)

天樹は、山下を「逮捕します」と宣言。

追い詰められた山下は、天樹に拳銃を突きつけた。

そして微笑み、次の瞬間、自分の頭を撃ち抜いた。

 

この時点のSNSでの反応:

仲間が犯人だなんて悲し過ぎる
相棒に続き仲間が犯人か
嘘でしょ…この山下が死ぬとか…

 

後味の悪いエンディング

★69分(盛り上がり度:90。今回最高の盛り上がり)

山下を除く「刑事7人」は、警察に残ったものの、天樹が資料室に配属になるなど散り散りになった。

資料室での天樹と水田の会話。

水田「じゃあ、そろそろ行くね

天樹「また、いつかどこかで

水田「(笑って軽く会釈)

 

最後は7人が並んで歩くシーンと7人の肩書紹介。ただし肩書は山下が死ぬ前の肩書となっていた。

 

この山下が自分の正義(馬久根を死なせる)のために、犯人を裏で操っていたというオチには、視聴者からやや批判的な意見が多かった気がする。「面白かった」という意見もあったが。

この時点のSNSでの反応:

後味悪い終わり方
やだなぁこの終わり方
続編、作られることはないんだろうなあ
ちょいと意外だったけど面白かったな
また集まって欲しい

 

たしかに最後に、意外性とか衝撃が必要だったことは理解できる。しかしそれが仲間内に犯人を操ってた人がいるという、どこかで見たようなオチになってしまったのは、やや残念だったと思う。7人の中でも存在感があり、人気だったこの山下というキャラクターが失われてしまった損失もあると思う。続編があるかどうかはわからないが、この山下はもういない。

 

本シリーズは前回までと違ってガラリと雰囲気が変わった。この方針は成功したのだろうか。前回までの視聴率は以下だ。

他のドラマに比べれば平均11%というのは高い。第1シリーズ(平均9.6%)、第2シリーズ(同10.3%)に比べても高い。ただ、枠の強さ(「相棒」や「警視庁捜査一課9係」の枠だ)に比べるとやや物足りないかもしれない。

 

ここまであらすじ・ネタバレ・解説部分でした。

数値化された評価と感想

冒頭に掲載したのは、SNSのデータを基にした共起ネットワーク図です。感想の可視化を目的に掲載しています。再掲します。

介護士 怪しい」「面白い」「ダーク」「正義」などという言葉が多く書き込まれたようだ。最後にSNSのデータを基にした評価を確認します。

総合的には低めとなっていますね。

ただ「面白い」の数字はほぼ平均点並となっています。このドラマの視聴率は平均11%強。ドラマ低視聴率時代においてこの視聴率は高いといえる。ただ、視聴率が高いドラマはそれだけ批判も多い。今回の結末に納得できない視聴者もいると思う。

私もちょっと納得できなかった部分もあった。でもそれなりに上手くまとめて格好はついたと思います。お疲れ様でした。