『きみが心に棲みついた』最終回の感想・評価。消化不良な終わり方。星名はどうなったの?

感想・評価きみが心に棲みついた

感想可視化ネットワーク図

(記事内の各データ・グラフの意味はこちら

TBS火曜ドラマ枠『きみが心に棲みついた(きみ棲み)』第10話=最終回(2018年3月20日22時0分~)の感想・評価の分析記事です。

いよいよ最終回。前回は星名の過去が明らかになるとともに、社内では告発を受けピンチに。

一方今日子は吉崎に振られてしまって。まさかの逆転星名ルートあり得る!? という状況になっていました。

最終回ですが、一言で言えば消化不良。中途半端で、終わり方は意味ありげに見えますけど、星名さんの今後は「視聴者のご想像におまかせします」パターン。一方で、よい部分もありました。


この記事の目次

キャスト影響度

まず、SNSのデータを用いて主要キャストの言及数を比較します。これにより各キャストのドラマへの影響度分析をします。

役名キャスト言及数グラフ

各キャスト言及数・関連語分析

SNSの投稿データから、各キャストに言及している投稿数、言及しているユーザー数、および主な関連語(括弧内はの数字は出現度)を示します。

星名漣 役 向井理

投稿数:2932(1位), ユーザ数:1533(1ユーザあたり1.91回)
関連語:星名(2491), 漣(41), 向井(513), 理(570), 吉崎(320), 最後(287), キョドコ(179), 結婚(140), 今日子(122), 終わり(101), 幸せ(94), エンド(88), イケメン(79), ルート(71), ハッピーエンド(46), 依存(46), ラスト(35), 母親(29), 原作(29), 消え(27), 続編(21), 花束(21), モヤモヤ(19), 関係(17), 終わる(17), 大好き(17), 演技 最高(15), 病ん(16), スタイル(15), 電話(13), 夜景(12), 電報(12), 嫌い(10), 心配(10), 想像(10), 必要(9), クズ(9), エンディング(8), 感情(8), 笑顔(8)

1位は星名漣役の向井理さん。
最終回まですべての回で圧倒的存在感を発揮した。

前回、これまでの行動を告発されたが、今回、停職処分となったことがわかった。出向先のLapoireから帝光商事戻ったが、退職したようだ。

悲惨だった幼少時代、母親から整形を強要された過去があった。今回はそれ以上の過去が明らかになった。父親を葬ったのは彼だった。その罪を母親にかぶせた。その母親が、今回は倒れる。

スズキ次郎 役 ムロツヨシ

投稿数:1077(2位), ユーザ数:610(1ユーザあたり1.77回)
関連語:スズキ(312), 次郎(22), ムロ(799), ツヨシ(192), 吉崎(64), 星名(48), 癒し(45), 好き(29), 失恋(22), 可愛(19), 飯田(19), キョドコ(19), 幸せ(17), 漫画(17), キャラ(15), 石橋(12), 大賞(12), イケメン(11), ルート(9), 可愛い(8), 回収(7), タイトル(7)

2位はスズキ次郎役のムロツヨシさん。
最後まで癒やしのスズキ先生である。

やっぱりまだ成川のことが好きなようだったが、今回フラれた。
そしてマンガ大賞を受賞する。するとすぐに飯田から言い寄られた。

最終回にして2位に躍進。人気キャラだった。

吉崎幸次郎 役 桐谷健太

投稿数:1015(3位), ユーザ数:671(1ユーザあたり1.51回)
関連語:吉崎(951), 幸次郎(3), 桐谷(82), 健太(76), 幸ちゃん(1), 星名(326), 結婚(130), 最後(81), キョドコ(80), 今日子(79), エンド(57), ルート(44), ハッピーエンド(32), 終わり(26), 牧村(21), 展開(20), 結局(19), イケメン(17), なんで(15), 嬉しい(14), 気持ち(13), 自分(13), タイミング(11), スーツ(10), シーン(10), ラスト(8), 無理(9), 出来(9), 過ぎ(9), 大好き(6), 失恋(5)

3位は吉崎幸次郎役の桐谷健太さん。
前回、今日子を振った吉崎。
今日子が星名から自分に依存先を変えようとしているのだと気づいていた・・・?
今回は星名も、今日子に依存しているのだと見抜いて、彼とのころに押しかける。依存関係を断ち切ろうというわけだ。

小川今日子 役 吉岡里帆

投稿数:826(4位), ユーザ数:529(1ユーザあたり1.56回)
関連語:小川(36), 今日子(307), 吉岡(148), 里帆(139), オガちゃん(8), キョドコ(370)

4位は小川今日子役の吉岡里帆さん。
前回、吉崎に振られた。
前回のラストでは「星名ルート」を推す意見も視聴者の中にあったのだが、どうなるか。
星名の母親が亡くなった知らせを受け、星名を探しに行く。

八木泉 役 鈴木紗理奈

投稿数:221(5位), ユーザ数:160(1ユーザあたり1.38回)
関連語:八木(54), 泉(0), 鈴木(159), 紗理奈(25), 吉崎(21), 堀田(17), 最後(14), 飯田(13), 星名(13), コンビ(6), キョドコ(6), 瀬戸(5)

5位は八木泉役の鈴木紗理奈さん。
堀田とのコンビが人気だった。
サバサバ系で、恋愛上級者感を醸し出している。

飯田彩香 役 石橋杏奈

投稿数:174(6位), ユーザ数:142(1ユーザあたり1.23回)
関連語:飯田(149), 彩香(0), 石橋(24), 杏奈(27), 先生(24), 星名(17), スズキ(16), 結婚(12), ムロツヨシ(6), 出席(6), 最終(5), wwww(5), ドレス(3)

6位は飯田彩香役の石橋杏奈さん。
前回は、星名が整形だと知った途端に態度を一変させ、星名の暴言を暴露した。
今回は、売れっ子漫画家になったスズキ先生にお乗り換え。

牧村英二 役 山岸門人

投稿数:84(7位), ユーザ数:75(1ユーザあたり1.12回)
関連語:牧村(83), 英二(0), 山岸(0), 門人(2), 吉崎(20), 星名(9), なんで(5), 一緒(5), 場所(5), ここで(3), 来た(3)

7位は牧村英二役の山岸門人さん。
バーテン。
悪いやつかと思っていたが、この最終回では吉崎と一緒に、星名と今日子を救出した。

堀田麻衣子 役 瀬戸朝香

投稿数:77(8位), ユーザ数:62(1ユーザあたり1.24回)
関連語:堀田(53), 麻衣子(0), 瀬戸(24), 朝香(23), 八木(15), コンビ(5), 余計(5)

8位は堀田麻衣子役の瀬戸朝香さん。
八木とのコンビが人気だった。
恋愛については八木より下級者のようだ。

他の関連語

SNSに投稿されたこのドラマに関する関連語です。各単語の共起関係については冒頭に掲載した共起ネットワーク図もごらんください。

関連語:スズキ 先生(697), 最終 回(514), 終わり 方(460), キョドコ のくせ(196), 星名 生き(172), 星名 ルート(151), 結婚 式(145), 吉崎 星名(138), 星名 最後(133), 星名 エンド(129), 吉崎 エンド(124), ハッピーエンド(106), 一年 後(106), タイトル 回収(94), 原作(70), 星名 依存(54), ホラー(45), モヤモヤ(45), やっぱり 吉崎(44), 星名 消え(37), ムロ 癒し(36), 星名 イケメン(34), 漫画 大賞(32), バーテン(33), シンデレラ(29), 重版 出来(28), 星名 ロス(27), キョドコ 結婚(26), 不完全燃焼(25), モヤモヤ 星名(24), みんな 失恋(23), 中途 半端(22), 最後 意味(21), スタイル(21), 先生 スピーチ(19), エンディング(17), 毎週 楽しみ(17), なんか モヤモヤ(17), イケメン すぎる(17), そんな 終わり(16), 俺に 届け響け(16), ムロ 好き(16), 美しい(16), クズ(16), スーツ 姿(16), 消化 不良(16)

 

上記のように、「モヤモヤ」「消化不良」「中途半端」といった意見が多かった。終わり方に納得できない意見も多いようだ。

ハイライト・名場面(あらすじ含)

今回の盛り上がりグラフです。SNSで盛り上がった時間帯の分析をしています。キャスト別の盛り上がりもグラフ化していますので、お気に入りのキャストの出演時間帯を把握できます。

キャスト別ハイライト名場面グラフ

各盛り上がりポイント(★マークの時点)について説明します。

吉崎と牧村、星名と今日子を救出

★37分30秒:盛り上がり度:179
この時点の関連語:吉崎(52), 牧村(21), 星名(14), 展開(8), タイミング(6), 場所(5), まさか(5), スーパーヒーロー(3)

大学のサークルの部屋にて。

星名は、部屋の窓に目張りして密閉し、練炭を焚いていた。「飽きただけだよ、このクソみたいな世界に」ということらしい。
今日子が救出しようとしたが、星名はそれを阻止。密閉された部屋で、二人は気を失った。

 

そこに吉崎と牧村が駆けつけた。吉崎は今日子に「今日子、今日子、おい、おい」と声をかけた。牧村は窓を開けようとした。

この時点のSNSでの反応:

吉崎さん!なんでわかったのん?
都合のいいタイミングで吉崎さん登場
なんで分かったの!!!この状況が!!場所は牧村だろうけど

 

星名、行方不明になる

★42分:盛り上がり度:179
この時点の関連語:一年(43), 星名(35), 先生(12), スズキ(6), 行方(6), 生き(5), 不明(5), 消え(4), そんな(3), 失踪(3)

今日子と星名は、一命をとりとめ入院した。

目を覚ました今日子は、星名の病室を見に行った。

しかし星名の名前が書いてある病室に、彼の姿はなかった。

今日子の心の声「姿を消した星名さんの行方を知る人は、ただの一人もいなかった

1年後になった。スズキ先生が、日本マンガ大賞を受賞していた。

この時点のSNSでの反応:

突然の一年後wwww
星名どこいってん
あ、星名生きているみたい。よかった、でいいのか?
え、行方不明ってこと?

 

今日子と吉崎が結婚式

★48分:盛り上がり度:239
この時点の関連語:結婚(56), 星名(50), 吉崎(25), 展開(8), ルート(6), シンデレラ(3), 今日子(3), 好き(3)

今日子と吉崎の結婚式のシーン。新郎新婦入場前の二人の会話。

今日子「本当に私でいいんですか?
吉崎「はあ?
今日子「引き返すなら今ですよ
吉崎「そんなに言われたら迷ってくるだろ
今日子「え? 迷ってきたんですか?

司会者「それでは、新郎新婦の入場です!

この時点のSNSでの反応:

え?!急に結婚、、!?!?!wwwwww
星名!乱入して来い!
いやまてまてまてまて星名さんは?
吉崎さんエンドかーーーーー!!

 

ラストシーンは星名

★51分30秒:盛り上がり度:302(今回最高の盛り上がり)
この時点の関連語:星名(101), 最後(42), 終わり(31), 向井(23), キョドコ(12), のくせ(10), 終わっ(10), イケメン(8), ホラー(7), 意味(5), 結婚(6), 怖い(6), ハッピーエンド(6), エンド(4), 結局(4), 続編(3), こわい(3)

吉崎と今日子の結婚式に「吉崎幸次郎様 小川今日子様 Happy Wedding キョドコのくせに」という電報が送りつけられていた。

送り主の名はないが・・・おそらく星名だろう。今日子は「ほ、ほ、星名さん・・・」とつぶやいた。

星名は、街の雑踏のなかにいた。生きていた。ニヤッと笑って、恐ろしい顔をしているようにも見えた。カメラ目線で視聴者を睨み、そして消えた。

・・・という場面で終了だった。

星名は今後も、新たな棲みつき先を見つけて・・・? この場面については後述の感想のところにも書いておく。

SNSでは、この終わり方に戸惑う投稿も相次いでいた。ただ、これも後述する感想のところに書くが、評価は決して悪くはなかった。

この時点のSNSでの反応:

最後の星名さん何?!
気になるじゃん!!!!イケメン!!
この終わり方はねぇーわ!
最後まで星名さんかっこよすぎだろーーーー!!
えっ普通に星名が祝福したって終わりでええやん。何故ホラー演出に?
最後までこわい星名さん
星名さんも幸せになってくれないと納得いきません!
意味がわからん
え、ラスト駆け足過ぎない……?
ちょっ待って無理やりすぎない?
向井理がただただかっこよかったです

 

以下の節では、あらすじ又はネタバレや、史実・原作に基づく解説などが含まれます。

その他ネタバレ、あらすじ、解説等

ストーリーは公式サイトも参考に。

 

今回は、吉崎が星名の自宅に突撃。今日子との依存関係を断ち切るようにと迫った。

そうこうしているうちに、星名の母親が亡くなった。星名の姉から連絡を受けた今日子は、星名を探すが見つからない。

 

今日子は大学のサークルの部屋だと勘付いた。そこには星名がいて、部屋を密閉して練炭を焚いていた。

その後は上記の通り、吉崎と牧村がなぜかタイミングよく救出。

一年後に吉崎と今日子は再会して、結婚した。

ここまであらすじ・ネタバレ・解説部分でした。

視聴者の概況

SNSの投稿数やユーザー数の集計です。これによりこのドラマのSNSにおける影響度や視聴者の動向を分析します。SNS版の視聴率のようなものだと思います。

投稿数とユーザ数の括弧内は、放送時間帯の第1,第2,第3,第4四半期,放送後6分間の各値。

・投稿数:9240(Q1:966, Q2:1344, Q3:1881, Q4:3797, 放送後6分間:1252)
・ユーザ数:2816(Q1:417, Q2:618, Q3:853, Q4:1647, 放送後6分間:1082)
・SNSでの影響度数(独自指標):7484

初回からの推移図を示します。

SNS影響度の推移図

投稿数は初回を超えて過去最高となった。影響度数、ユーザ数は初回に次ぐ2位。まずまずだったといえるだろう。

前回の記事はこちら

数値化された評価と感想

最後にSNSのデータを基にした評価を確認します。

評価グラフ

初回からの推移図です。

評価の推移図

SNS上では、最終回は概ね高く評価されたようだ。これまでずっと低迷していたが、最終回は吉崎とのハッピーエンドが寄与したと思われる。

 

幼少期に家族から受けた仕打ちが原因で、性格が極端に歪んでしまった星名と今日子を描いたドラマだった。星名はその性格が極度な攻撃性を持つようになり、今日子は逆に受け身で挙動不審な性格になった。

その二人が、共依存するという状況だった。

今期一番の問題作だったと思う。初回から数回は、星名が今日子にただただ酷いことをするだけのドラマのように映った。その頃はたくさんの批判を浴びた。私自身も、あのような描写をする必要があったのか、未だに疑問だ。

 

この最終回は上手くまとめた感じになっていた。が、もう一度最初から観ようとは思わないかな。
あの星名の酷い仕打ちを、なぜあんなにしつこく見せる必要があったのか。衝撃的な展開で惹き付けようとしたのだとしたら安直。あれをやる必要があるのか疑問な、ショッキングな映像に映った。

それより終盤にかけて姿を現した、二人の心の内、闇というものを、もっと早く明らかにして、そこからの立ち直りを丁寧に描くとか、あるいは立ち直った後のこと、依存ではない恋に落ちていくところを時間をかけて描いた方が好感が持てたと思う。

星名はどうなった?

星名も、あのような「視聴者の想像におまかせします」のようなエンドはどうも逃げてるように感じる。星名は、心の闇から立ち直ったのか、次の依存先を見つけるのか、それでも今日子に依存を続けるのか。

せめてそれぐらいの描写があってもよかったのでは。

 

星名の今後も観たいし、今日子が過去を断ち切って、吉崎と本当の恋に落ちていくところとか、この最終回の続きのほうが観たかった。続編の希望する意見があるのも、そこからだろう。最終回が駆け足だったのはそういう点でもやや残念だった。

 

逃げ恥」で一時代を築いたTBS火曜ドラマ枠だが、徐々にその勢いも落ちてきている。この作品で復活とはならなかったと思う。星名というモンスターが生まれた経緯も(原作通りなのかもしれないが)ありきたりだと思ってしまった。

さっきも書いたけど、二人が心の闇から脱却し、それぞれが本当の恋に落ちていく、っていうところがもっと観たかった。前半の過酷な仕打ちのところをちょこっと省略して、最終回のストーリーやその後を2話分ぐらいやってもよかったと思った。原作があるからしょうがないのかもしれないけど(原作読んでくださいってこと!? だとしたら仕事放棄だ)。

 

あとは、向井理はイケメンだった。ある方面の需要は満たしたといえるだろう。

お疲れ様でした。