『きみが心に棲みついた』今期一番の問題作。低評価、批判も多いがイライラしながら観る-第3話
TBS火曜ドラマ枠『きみが心に棲みついた(きみ棲み)』第3話(2018年1月30日22時0分~)の感想・評価の分析記事です。
今期一番の問題作。SNSでは批判が収まりません。とにかく胸糞悪い。イライラさせられる。だが中毒性があって観てしまう。前回の記事でも書きましたが「あなたのことはそれほど(あなそれ)」チームの手法なんでしょうかねぇ。
キャスト影響度
まず、SNSのデータを用いて主要キャストの言及数を比較します。これにより各キャストのドラマへの影響度分析をします。
各キャスト言及数・関連語分析
SNSの投稿データから、各キャストに言及している投稿数、言及しているユーザー数、および主な関連語(括弧内はの数字は出現度)を示します。
星名漣 役 向井理
1位は星名漣役の向井理さん。
相変わらず今日子を支配し続ける。一方で、飯田もその気にさせる。
今回はラスト付近に、彼の過去に関わりそうな描写もあった。谷山祥子という人物からの手紙があり、その手紙には、「お母さんの出所する日が決まりました」などと書いてあった。今日子と同じく、母親との関係で闇があるようだ。
小川今日子 役 吉岡里帆
2位は小川今日子役の吉岡里帆さん。
星名に振り向いてもらうためなら、なんだってしてしまう。
今回は、下着の発表会で自らモデルとなってランウェイを歩くシーンがあった。もちろん星名の指示で。
吉崎幸次郎 役 桐谷健太
3位は吉崎幸次郎役の桐谷健太さん。
今日子を助ける行動をするが、逆に今日子から拒否されてしまう。
吉崎は最初は今日子を拒否していたが、いまでは夢中ではないか。
スズキ次郎 役 ムロツヨシ
4位はスズキ次郎役のムロツヨシさん。
このドラマの癒やし、オアシスと言われる存在の漫画家のスズキ先生。
星名の裏の顔を見破っている存在でもある。
八木泉 役 鈴木紗理奈
5位は八木泉役の鈴木紗理奈さん。
今日子とコンビを組むデザイナーであるが、今日子のアイディアを拒否し続ける。
しかし今回のラストでついに動きがあった。競合相手のチームと正面から対決する決意を固めた模様。
飯田彩香 役 石橋杏奈
6位は飯田彩香役の石橋杏奈さん。
材料課。星名に利用されちゃう感じの女性である。
同じ材料課で競合するチームにいる、今日子へのライバル心をむき出しにしている。
成川映美 役 中村アン
7位は成川映美役の中村アンさん。
ドラマオリジナルのキャラ。ラノベ作家。
今回のラストでは、大学時代の先輩であり交際していた吉崎にキスをした。路上で。その現場を、今日子は見ていた。
堀田麻衣子 役 瀬戸朝香
8位は堀田麻衣子役の瀬戸朝香さん。
今日子のよき理解者で、救ってくれる先輩である。
為末れいか 役 田中真琴
9位は為末れいか役の田中真琴さん。
吉崎の後輩にあたる編集者。
もう吉崎への恋心を隠さない感じになっているが、吉崎は気付いていない(!?)っぽい。明るく屈託のないキャラだが、このドラマだけに、今後どうなるか心配。
田中さんはドラマ2本目の出演。前回は単発ドラマだったのでレギュラー出演は初だと思われる。今回は、初回や第2回と比べて比較的出演シーンが多かった。
他の関連語
SNSに投稿されたこのドラマに関する関連語です。各単語の共起関係については冒頭に掲載した共起ネットワーク図もごらんください。
ネガティブな言葉が目立つ。
ハイライト・名場面(あらすじ含)
今回の盛り上がりグラフです。SNSで盛り上がった時間帯の分析をしています。キャスト別の盛り上がりもグラフ化していますので、お気に入りのキャストの出演時間帯を把握できます。
各盛り上がりポイント(★マークの時点)について説明します。
今日子がランウェイに登場
今日子が、下着の新作発表会にモデルとして登場した場面。
ガタガタ震えてる感じで、ビクビク歩き、とてもモデルとは言い難いが。もちろん星名の指示だ。今日子は星名のためならなんでもやる。彼に振り向いてもらうためなら。
今日子の心の声「歩かなきゃ、歩かなきゃ、あの人のために、私のために」
ざわつく会場。
この時点のSNSでの反応:
「星名を早く誰かボコってくれないか」
「眼福…なんだけど、素直に楽しめない」
「やっぱり吉岡里帆ちゃんスタイル良いわ」
吉崎、ナイスフォロー
ランウェイでガタついている今日子を助けるため、吉崎がスズキを連れてランウェイに乱入。
即席のトークショーを始めた。
ナイスフォローだが・・・。
この吉崎の行動は、後に星名から睨まれることになり、今日子からも否定されてしまう。
この時点のSNSでの反応:
「吉崎神かーーー!!桐谷健太に手を差し伸べられたい」
「吉崎さんかっこよすぎて…」
「桐谷健太いい人過ぎる。そしてムカイリサイコパス過ぎる」
星名は振り向かない
星名と飯田の会話の場面。
飯田は、また星名と会いたがっていて、星名も彼女の気持ちをわかっている。
星名はこの日仕事で遅くなるといい、自宅の鍵を飯田に渡し「先に入っていてください」と言った。
会話の一部始終を聞いていた今日子の心の声「あの時(大学時代に裸になってみんなの前に出た件)と同じだ。結局、何をしたって星名さんは振り向いてくれない」
この時点のSNSでの反応:
「もちろん星名は執拗でキモい。しかし…小川がバカ過ぎてイライラする」
「ヒロインがくそ女すぎて気分悪い」
「ここまで1人の人に依存する意味が分からない」
よーしーざーきー!!
次回予告の場面。
ついに吉崎と星名が対立するようだ。
星名が「やってくれるじゃねぇか、よーしーざーきー!!」と言う場面があった。
この時点のSNSでの反応:
「予告の星名さんも怖いなぁ…」
「吉崎さんVS星名さんのバトル期待してるww」
「頑張れ、吉崎さーーーん!」
その他ネタバレ、あらすじ、解説等
ストーリーは公式サイトも参考に。
前回までは、今日子は吉崎に惹かれていて、星名とは離れたいと思っていたはずだったが、やはり星名が別の女性(飯田)と一緒にいるところを見てしまうと、もうどうしても星名から離れられない自分が見えてしまうようだ。
彼のためならなんでもしてしまう。吉崎はまだそんな彼女の事情がわかっていなくて、彼女を助けようとする。
星名は、飯田を利用することで今日子の支配を続けようとしてる。
視聴者の概況
SNSの投稿数やユーザー数の集計です。これによりこのドラマのSNSにおける影響度や視聴者の動向を分析します。SNS版の視聴率のようなものだと思います。
投稿数とユーザ数の括弧内は、放送時間帯の第1,第2,第3,第4四半期,放送後6分間の各値。
初回からの推移図を示します。
すべての値で前回からやや低下した。視聴者数は減少傾向だと思われる。
数値化された評価と感想
最後にSNSのデータを基にした評価を確認します。
初回からの推移図です。
こちらも低空飛行を続けている。やはり、今期一番の問題作と言っていいと思う。
星名については、とにかく胸糞悪いことをやり続ける。今のところなにがしたいのか意味不明である。
星名にむかつき、そんな星名にそれでも依存し続ける今日子にイライラさせられるのはもちろんのこと「吐き気がする」「不愉快」「共感できない」「(逃げ恥などを放送してきた)枠のブランドを傷つける」とか、単純に「つまらない」といった意見も多い。
しかし一方で「イライラしながらも観る」だったり、「楽しみ」「面白い」という意見も少なからずあるのも確か。前回の記事で書いたように、「あなそれ」は途中から視聴率も上昇に転じた。
今回、星名の母親に関することが、少しわかってきた。整形もしているようだし、星名もコンプレックスが多い男のようだ。だが、ただのコンプレックスの結果の行動、で片付けられるものでもないと思う。そこは期待。ただただ視聴者の負の感情を煽って観続けさせるドラマでありませんように。
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