『越路吹雪物語』コーちゃんが初の映画「東京の門」に出演。時子はマネージャーに-第31回

感想・評価越路吹雪物語

感想可視化ネットワーク図

(記事内の各データ・グラフの意味はこちら

テレビ朝日 帯ドラマ劇場枠『越路吹雪物語』第7週・第31回(2018年2月19日12時30分~)の感想・評価の分析記事です。

全60回の後半に突入しました。

前回の記事で希望を込めて書きました、「八重ちゃん生き延びてる説」ですが、やっぱり無理があったようで、今回改めて状況があきらかになり、諦めざるを得ない状況になりました。力不足。

また、今回はついに時子がコーちゃんのマネージャーになるくだりがありました。コーちゃんは映画に出演。詳しくは後述。


この記事の目次

キャスト影響度

まず、SNSのデータを用いて主要キャストの言及数を比較します。これにより各キャストのドラマへの影響度分析をします。

役名キャスト言及数グラフ

各キャスト言及数・関連語分析

SNSの投稿データから、各キャストに言及している投稿数、言及しているユーザー数、および主な関連語(括弧内はの数字は出現度)を示します。

片桐八重子 役 市川由衣

投稿数:59(1位), ユーザ数:34(1ユーザあたり1.74回)
関連語:片桐(0), 八重子(5), 市川(0), 由衣(0), 八重(59), 大介(10), 旦那(8), 食べ(5), 本当(4), 船(4), 中(4), 日本(3), 救い(3)

1位は片桐八重子役の市川由衣さん。
大介から訃報が伝えられた。
その最期が、どのようなものであったかわかった。詳細は後述のハイライトで。

河野美保子 役 瀧本美織

投稿数:40(2位), ユーザ数:22(1ユーザあたり1.82回)
関連語:美保子(0), 越路(4), 吹雪(4), コーちゃん(26), こーちゃん(4), 瀧本(3), 美織(8), 大介(8), 良い(6), 食べ(4), 理事(4), マネージャー(3), サントワマミー(3), 卒業(3), 男役(3)

2位は河野美保子役の瀧本美織さん。
大介から八重子の最期を伝えられ、号泣。

後半では、宝塚卒業への不退転の決意を理事長に表明。しかし理事長は受理せず、逆にある提案をする。

武藤大介 役 加治将樹

投稿数:16(3位), ユーザ数:14(1ユーザあたり1.14回)
関連語:武藤(0), 大介(15), 加治(1), 将樹(0), 生き(5), 本当(3), 食べ(3)

3位は武藤大介役の加治将樹さん。
コーちゃんに八重子の訃報を伝えるという、辛い役割を果たした。

役割を果たした大介は、「八重子の分も」とカレーを食べた。

岩谷時子 役 木南晴夏

投稿数:16(4位), ユーザ数:11(1ユーザあたり1.45回)
関連語:時子(3), 木南(0), 晴夏(0), 時ちゃん(2), お時(13), マネージャー(6), 理事(5), 長(3)

4位は岩谷時子役の木南晴夏さん。
理事長の指令により、東京へ行くコーちゃんについていくことになった時子。
ついにコーちゃんのマネージャー時代の幕開け。

他の関連語

SNSに投稿されたこのドラマに関する関連語です。各単語の共起関係については冒頭に掲載した共起ネットワーク図もごらんください。

関連語:理事 長(22), 八重ちゃん 旦那(14), マネージャー(10), サントワマミー(8), 家族 安否(4), 引き上げ 船(4), 満州(3)

 

ハイライト・名場面(あらすじ含)

今回の盛り上がりグラフです。SNSで盛り上がった時間帯の分析をしています。キャスト別の盛り上がりもグラフ化していますので、お気に入りのキャストの出演時間帯を把握できます。

キャスト別ハイライト名場面グラフ

各盛り上がりポイント(★マークの時点)について説明します。

八重子の最期

★4分30秒:盛り上がり度:11(今回最高の盛り上がり)
この時点の関連語:八(4), 重(3), 大介(3), そんな(2)

大介が、コーちゃんに八重子の訃報を伝えた場面。

彼女の最期は、満州から日本へ帰る船内。船に乗るときには既に体が弱りきっていたようだ。

ソ連が攻めてきた満州から逃げ出し、途中でまともな食べ物がなくて。
二人の子供に食べさせようとして、自分は二の次で、食べなかったようだ。

一連のことは八重子の旦那さんから八重子の家族が聞き、それを大介が伝え聞いたようだ。

コーちゃん、号泣。

 

その後、ナレーションでも「八重子のように、祖国を夢見ながら、ついにその地を踏むことなく、命を落とした者も多かったのでした」と説明された。

この時点のSNSでの反応:

八重ちゃんも大介もつらい…
なんで、八重ちゃんばっかり、そんな目にあうのぉぉ
泣く演技うまい・・・

 

時子がマネージャー就任へ

★17分:盛り上がり度:11
この時点の関連語:マネージャー(4), お時さん(2), 東京(2)

コーちゃんは、時子とともに大塚弥一(宇梶剛士)理事長を訪れ、退団届を出した。が、理事長は受理しなかった。

 

代わりに、理事長は「越路吹雪としてこれからも宝塚の舞台に上がると約束をするのなら、同時に新しい世界へと踏み出すことを認めよう」と言って、映画の台本を取り出した。

その台本の表紙には「東京の門」と書かれていた。

こうしてコーちゃんは、宝塚に在籍しながら映画出演もすることになる。

 

撮影のため、コーちゃんは東京へ。

理事長はコーちゃんの東京ぐらしを心配し、「ん? 君、ついていきなさい。そうそう、コーちゃんが東京にいる間、君がマネージャーをやりなさい」と時子に言った。

時子、ついに越路吹雪のマネージャーになる!

この時点のSNSでの反応:

岩谷時子がマネージャー就任
理事長、機転が利くねー
お時さんのマネージャーデビュー

 

『東京の門』について

今回、映画の台本で「東京の門」という作品が出てきたが、これは実在する作品。

越路吹雪は新聞社の女社長の立川真紀という役。戦後の日本がおかれた暴力的状況を風刺する作品となっていたようで、その状況に対峙するのが立川。

主な共演者は水島道太郎、田崎潤、沢村昌子、村田知栄子ら。水島はツメこと月丘夢路ともこの3年前に共演済み。

 

一般公開の前には、「歌う越路吹雪」というショーと一緒に日劇でロードショーが行われたらしい。ちょっと意味がわかりずらいが、日劇ではショーと映画が同時上演されていたのだと思われる。「歌う越路吹雪」はその名の通り、越路吹雪が歌いまくるショー。

 

阪急・東宝グループ(宝塚歌劇団を含む)の創始者・小林一三もこの映画やショーを観たという。彼が抱いた感想などは後述のネタバレ解説のところに書いておく。

以下の節では、あらすじ又はネタバレや、史実・原作に基づく解説などが含まれます。

その他ネタバレ、あらすじ、解説等

東京の門」など、越路吹雪が出演したのは東宝映画であり、東宝と宝塚歌劇団は同じ阪急・東宝グループという資本関係にある。

 

東京の門」は興行的に成功しなかった。小林一三は、その内容を「成功だとはいえない。あまりに暗い一本調子でクライマックスがない」と評している。それよりも小林は、ショーの「歌う越路吹雪」が気に入ったようだ。これは「大成功」と評している。やっぱり越路吹雪は歌だ、ということか。

 

この越路吹雪の映画出演は、歌劇団側の卒業引き止め工作の一つとしてみていい思う。ドラマでも描かれたとおり、戦後は多くのスターが卒業した。越路吹雪自身は、映画出演にはそれほどの強い興味はなかったはずで、それよりもステージが好きだった。宝塚ではない、新しいステージに立ちたがっていた。

 

史実ではこれらは1950年(昭和25年)のことで、翌51年には結局、越路吹雪は宝塚を卒業する。

第29回の記事のネタバレ解説にも書いたが、岩谷時子が越路吹雪のマネージャーに就任するにあたり、小林一三の子息がそれに関与している。宝塚、東宝、それぞれの社内で小林家が重要な地位を占めていた。

ここまであらすじ・ネタバレ・解説部分でした。

視聴者の概況

SNSの投稿数やユーザー数の集計です。これによりこのドラマのSNSにおける影響度や視聴者の動向を分析します。SNS版の視聴率のようなものだと思います。

投稿数とユーザ数の括弧内は、放送時間帯の第1,第2,第3,第4四半期,放送後3分間の各値。

・投稿数:173(Q1:54, Q2:33, Q3:36, Q4:46, 放送後3分間:4)
・ユーザ数:49(Q1:29, Q2:23, Q3:24, Q4:28, 放送後3分間:4)
・SNSでの影響度数(独自指標):187

初回からの推移図を示します。

SNS影響度の推移図

前回の記事はこちら

数値化された評価と感想

最後にSNSのデータを基にした評価を確認します。

評価グラフ

初回からの推移図です。

評価の推移図

冒頭にも書いたが、前回の記事の「八重ちゃん生き延びてる説」は否定されてしまった。

こうなったら、やはり八重ちゃんのお子さんが、いつかコーちゃんに出会って遺品を渡すといった展開にかけるしかない。そしてそのお子さんが八重ちゃんの生き写しのような容姿で、キャストは市川由衣さんだというのは、できすぎだろうか。

感想・評価越路吹雪物語

Posted by tomo