『越路吹雪物語』パリへ。「ピアフにも期待していません」と言うが-第7週

感想・評価越路吹雪物語

感想可視化ネットワーク図

(記事内の各データ・グラフの意味はこちら

テレビ朝日 帯ドラマ劇場枠『越路吹雪物語』第7週・第33回(2018年2月21日12時30分~)の感想・評価の分析記事です。

コーちゃんが東京での芸能生活を本格的にスタート。岩谷時子もあの「愛の讃歌」の訳詞をします。

後半では、コーちゃんが早くも憧れのパリへ。だが、コーちゃんにとっては期待はずれだったようで・・・?


この記事の目次

キャスト影響度

まず、SNSのデータを用いて主要キャストの言及数を比較します。これにより各キャストのドラマへの影響度分析をします。

役名キャスト言及数グラフ

各キャスト言及数・関連語分析

SNSの投稿データから、各キャストに言及している投稿数、言及しているユーザー数、および主な関連語(括弧内はの数字は出現度)を示します。

河野美保子 役 瀧本美織

投稿数:50(1位), ユーザ数:31(1ユーザあたり1.61回)
関連語:美保子(0), 越路(7), 吹雪(6), コーちゃん(32), こーちゃん(8), 瀧本(4), 美織(5), 明日(3), 舞台(3), 卒業(3), お時(3)

1位は河野美保子役の瀧本美織さん。
宝塚を卒業し、東京へ行ったと思ったら、今度はシャンソンの本場・パリへ。
忙しいですね。

岩谷時子 役 木南晴夏

投稿数:39(2位), ユーザ数:28(1ユーザあたり1.39回)
関連語:時子(12), 木南(2), 晴夏(2), 時ちゃん(1), お時(28), 愛(8), 讃歌(5), 作詞(4), 訳詞(5)

2位は岩谷時子役の木南晴夏さん。
コーちゃんのマネージャーをしながら、今回は「愛の讃歌」を訳詞。
彼女も訳詞家としてこの上ないスタートを切る。

藤本真澄 役 デビット伊東

投稿数:17(3位), ユーザ数:12(1ユーザあたり1.42回)
関連語:藤本(9), 真澄(3), デビット(7), 伊東(7)

3位は藤本真澄役のデビット伊東さん。
所属事務所の社長である。実在の人物。

他の関連語

SNSに投稿されたこのドラマに関する関連語です。各単語の共起関係については冒頭に掲載した共起ネットワーク図もごらんください。

関連語:愛の讃歌(37), 訳詞(9), デビット 伊東(7), 小林 秀雄(7), ピアフ(5), 池津 祥子(4), 燃える 手(4), あなた 燃える(4), 讃歌 訳詞(4), 東京 ラプソディー(4), 儲かる 映画(4), 芸能(3), プロダクション(3)

 

ハイライト・名場面(あらすじ含)

今回の盛り上がりグラフです。SNSで盛り上がった時間帯の分析をしています。キャスト別の盛り上がりもグラフ化していますので、お気に入りのキャストの出演時間帯を把握できます。

キャスト別ハイライト名場面グラフ

各盛り上がりポイント(★マークの時点)について説明します。

母・益代が久しぶりに登場

★8分:盛り上がり度:11
この時点の関連語:母さん(2), 藤本(1), 思い出し(1)

コーちゃんの母・河野益代(濱田マリ)が久しぶりに登場したシーン。

戦争を経て、どうなっちゃっのか心配されたが、無事だった。

ナレーション「東京のアパートで一人暮らしをしているコーちゃんのもとには、時々、母の益代が手伝いに来てくれて、コーちゃんは、幼い頃以来離れていた母に思いっきり甘えてみては仕事の疲れを忘れ・・・母と横浜の小さな家で暮らす時子もまた、たわいない母とのおしゃべりに、日々の疲れを癒やすのでした

この時点のSNSでの反応:

お母さん、お久しぶりー
コーちゃん母久しぶり!
お母ちゃんー!生きてたのね!

 

『愛の讃歌』を訳詞

★12分30秒:盛り上がり度:14(今回最高の盛り上がり)
この時点の関連語:愛(3), お時さん(2), 時子(2), 賛歌(2), 訳詞(2), あなた(2), 曲(2)

音楽家の榊伸介、藤堂公彦の指示で、時子が「愛の讃歌」の訳詞をした場面。

この歌は、フランスのシャンソン歌手、エディット・ピアフの歌で、時子もそのことを知っていた。

明日の朝までに。コーちゃんに合うように明るく」という藤堂の無茶振りだったが、時子は見事にその才能を見せる形で応えてみせた。

もちろんこの詩が、越路吹雪の代表曲となる。

コーちゃん、金遣いが新井

★15分:盛り上がり度:11
この時点の関連語:ちゃん(3), コー(3), 仕事(2)

コーちゃんが藤本に、金の使いすぎを注意された場面。

前回の記事で書いたが、これは実話であり、コーちゃんは銀座を歩いては高級な服や小物をツケ払い(請求書は事務所へ)で購入していた。

コーちゃんが、好きではない映画出演を続けたのは、このようにして火の車になった事務所の台所事情があった。

ピアフにも期待してません

★17分:盛り上がり度:13
この時点の関連語:ちゃん(5), ピアフ(2)

コーちゃんが、パリから時子に手紙を寄越した場面。

パリはつまらない」「楽しいのは買い物だけ」「今まで色んな人の歌を聞いたけどピンとこなくて。正直、ピアフにも期待していません」などと綴られていた。

あこがれだったはずのパリ。日本人とフランス人の気質の違いか。コーちゃん・・・。

 

なお、史実上、越路吹雪がピアフを聞いた後の感想については、後述のネタバレ解説のところに書いておきます。

 

藤本真澄について

デビット伊東さんが演じた藤本真澄は、実在の人物である。

劇中でも紹介されたように名プロデューサーである。東宝の要職を歴任する。経歴はWikipediaなどでも詳しく書かれている。(藤本真澄 Wikipedia)

 

越路吹雪は東宝に所属しながらも、芸能プロとしての「藤本プロダクション」にも籍をおいたことに疑問が生じたかもしれないが、実話でもこの通りとなっている。

東宝に所属」というよりも東宝の専属女優だったという言い方のほうが正しい。藤本は彼女の身分について「藤本プロで預かっていた」や「藤本プロに客人として籍をおいた」などと表現している。

 

元々、藤本も元々東宝に身をおいていて、事情があって一時退社しているが、のちに東宝に復帰する。その後前述の通り要職を歴任することになる。

今回、彼がコーちゃんに映画出演を強力にプッシュしていたが、これも実話である。やっぱり、事務所にはお金がなかったのだ。

以下の節では、あらすじ又はネタバレや、史実・原作に基づく解説などが含まれます。

その他ネタバレ、あらすじ、解説等

史実では、越路吹雪は昭和28年の4月から3ヶ月間、パリに滞在している。

小林秀雄、今日出海、川喜多長政、藤浦洸らが引受を申し出たそうだ。小林秀雄という名前の人は有名人にも複数いるが、1902年生まれの文芸評論家だと思う。

 

今回、コーちゃんは「ピアフにも期待しない」などと手紙に書いていたが、実際にエディット・ピアフを聞いて衝撃を受けることになる。

 

その日の夜、日記にはこう書かれる。

悲しい」「悲しい」「わたしにはなにもない」「わたしは負けた」「パリに来て初めて一人で泣いた

 

自分の未熟さを思い知り、後に糧となるはずだ。

ここまであらすじ・ネタバレ・解説部分でした。

視聴者の概況

SNSの投稿数やユーザー数の集計です。これによりこのドラマのSNSにおける影響度や視聴者の動向を分析します。SNS版の視聴率のようなものだと思います。

投稿数とユーザ数の括弧内は、放送時間帯の第1,第2,第3,第4四半期,放送後3分間の各値。

・投稿数:230(Q1:21, Q2:71, Q3:70, Q4:63, 放送後3分間:5)
・ユーザ数:57(Q1:17, Q2:30, Q3:38, Q4:36, 放送後3分間:5)
・SNSでの影響度数(独自指標):257

初回からの推移図を示します。

SNS影響度の推移図

前回の記事はこちら

数値化された評価と感想

最後にSNSのデータを基にした評価を確認します。

評価グラフ

初回からの推移図です。

評価の推移図

コーちゃんの、東京での芸能生活が始まった! と思ったら、いきなりもうパリのくだり。

駆け足すぎやしないかと心配になった。もうちょっとじっくり見たかったなぁ。

シャンソン歌手としての越路吹雪がスタート。いよいよ、大事なところです。

感想・評価越路吹雪物語

Posted by tomo