『越路吹雪物語』声楽教師・伊藤登(中村俊介)のモデル、宝塚の落第システムについて-第8回

感想・評価越路吹雪物語

感想可視化ネットワーク図

(記事内の各データ・グラフの意味はこちら

テレビ朝日 帯ドラマ劇場枠『越路吹雪物語』第2週・第8回(2018年1月17日12時30分~)の感想・評価の分析記事です。

今回は宝塚音楽歌劇学校での落第のくだり。当時の宝塚は、(一学年ごとではなく)一学期ごとに落第させるシステムでした。また、伊藤登(中村俊介)という声楽教師が登場。これらについては、後述のネタバレの箇所にモデルや史実について補足しておきますね。


この記事の目次

キャスト影響度

まず、SNSのデータを用いて主要キャストの言及数を比較します。これにより各キャストのドラマへの影響度分析をします。

役名キャスト言及数グラフ

各キャスト言及数・関連語分析

SNSの投稿データから、各キャストに言及している投稿数、言及しているユーザー数、および主な関連語(括弧内はの数字は出現度)を示します。

河野美保子 役 瀧本美織

投稿数:41(1位), ユーザ数:29(1ユーザあたり1.41回)
関連語:美保子(3), 越路(4), 吹雪(3), コーちゃん(15), こーちゃん(10), 瀧本(10), 美織(10), 歌(5), 好き(3)

1位は河野美保子役の瀧本美織さん。
宝塚に合格したが、ダンスや日舞は苦手としている。これは史実の通りで、後述のネタバレのところにもう少し詳しく書く。

加治(乙羽)信子 役 咲妃みゆ

投稿数:17(2位), ユーザ数:15(1ユーザあたり1.13回)
関連語:乙羽(5), 信子(4), 咲妃(3), みゆ(3), ゆうみちゃん(10), 加治(0), オカジ(0), かわいい(3)

2位は加治(乙羽)信子役の咲妃みゆさん。
美保子の同級生となった。ドラマの中では「オカジ」と呼ばれていたが、これも史実の通りのようだ。

旭爪明子(月丘夢路) 役 早織

投稿数:8(3位), ユーザ数:7(1ユーザあたり1.14回)
関連語:旭爪(0), 明子(0), 月丘(6), 夢路(6), 早織(3)

3位は旭爪明子(月丘夢路)役の早織さん。
美保子の同級生。後々出てくると思うが、美保子と固い友情で結ばれると思われる。

昨年、94歳で亡くなっている。

近江丈一郎 役 篠井英介

投稿数:7(4位), ユーザ数:7(1ユーザあたり1.00回)
関連語:近江(0), 丈一郎(0), 篠井(7), 英介(1)

4位は近江丈一郎役の篠井英介さん。日舞の先生である。

岩谷時子 役 木南晴夏

投稿数:6(5位), ユーザ数:6(1ユーザあたり1.00回)
関連語:時子(5), 木南(1), 晴夏(1)

5位は岩谷時子役の木南晴夏さん。
今回、あのブローチを落としていた女の子の名前が「河野」だと知った。

他の関連語

SNSに投稿されたこのドラマに関する関連語です。各単語の共起関係については冒頭に掲載した共起ネットワーク図もごらんください。

関連語:大の字(13), 室教 スンダ(10), 連帯 責任(7), 原日 出子(4), ムチムチ(3), サントワマミー(2)

 

当時は横書きは右から左へ読んだので「室教スンダ」とはダンス教室である。「ムチムチ」は、瀧本美織さんへのコメントである。

ハイライト・名場面(あらすじ含)

今回の盛り上がりグラフです。SNSで盛り上がった時間帯の分析をしています。キャスト別の盛り上がりもグラフ化していますので、お気に入りのキャストの出演時間帯を把握できます。

キャスト別ハイライト名場面グラフ

各盛り上がりポイント(★マークの時点)について説明します。

美保子、巨大なおにぎりを食べる

★10分:盛り上がり度:16(今回最高の盛り上がり)
この時点の関連語:おにぎり(4), ムラサキ(4), でっけえ(2), デカイ(2)

今回最大の盛り上がりだったのは、岩谷時子が、巨大なおにぎりを食べている美保子を発見した場面。

時子はここで、美保子が宝塚音楽歌劇学校に合格したことを知る。

その時、宝塚の職員が「河野さん! あなた何やってんるんですか!!」と美保子を怒った。

この職員さんのおかげで、時子はあの少女の名前が「河野」であることを知った。

 

なお美保子が食べていた巨大なおにぎりは、宝塚の食事を担当する職員さんからもらったもの。職員にも愛されるコーちゃんだった。

この時点のSNSでの反応:

それおにぎりか!でかっ
でっかいおにぎりwww
おにぎりデカイ

 

美保子が落第!?

★17分30秒:盛り上がり度:10
この時点の関連語:落第(2), 進級(2)

今回のラストの場面では、美保子が職員室に呼び出されていた。

美保子は「落第・・・?」とつぶやく。

声楽教師の伊藤登(中村俊介)先生が「そう、落第だ」と言った。

このあたりも史実に基づく話と思われる。後述のネタバレのところに書いておく。

以下の節では、あらすじ又はネタバレや、史実・原作に基づく解説などが含まれます。

その他ネタバレ、あらすじ、解説等

 

宝塚音楽歌劇学校では、美保子が得意だった声楽だけではなく、当然ながらダンスや国語などの授業もあった。

史実でも、音楽関係の先生方は彼女の才能を認めていたが、ダンス・日舞・英語・国語はダメだったそうだ。

ドラマでは中村俊介さんが演じる伊藤登という声楽教師が登場したが、これは実在の人物をモデルにしていると思われる。

 

その人物とは、当時の宝塚の教授だった斎藤登という方(伊藤登と斎藤登、一字違いの名前なので間違いないと思う)。

 

前述の通り、宝塚は1学年ごとではなく、1学期ごとに落第者を出すシステム。成績が悪いと落第となった。実際に多くの落第者を出していた。(落第者は事実上の中退とさせられた? 時期もあったようだがこの当時がそうだったかはわからない)

 

斎藤先生はダンスの先生や日舞の先生に頼み込んで、美保子の落第を回避してくれるように動いたそうだ。だがそれらの先生方は美保子を酷評したばかりか、彼女のやる気の無さも指摘されたようだ。とにかく美保子は歌特化型だったみたいで。

 

最終的には、及第・落第判定の教授会の場で、斎藤先生が「責任は私が持つ」と発言し及第となった。

教授が一生徒ここまで肩入れすれば、普通なら先生と生徒との交際の噂も流れようというもの(ドラマの中でも、付き合ってると噂になっている)。だが、全然そんなことはなかったとのこと。その理由は、美保子がまったく女っぽくない生徒だったから、だとか。

これらのことは後に斎藤先生ご本人が語っている話です。

ただしこれは予科(1年)の1学期での出来事(ドラマでは進級は果たしている)だったとのことで、入学当初は劣等生だった、ということ。

 

なおドラマの中では再試験が行われるようで、史実とは別の落第回避策がとられる模様。

ここまであらすじ・ネタバレ・解説部分でした。

視聴者の概況

SNSの投稿数やユーザー数の集計です。これによりこのドラマのSNSにおける影響度や視聴者の動向を分析します。SNS版の視聴率のようなものだと思います。

投稿数とユーザ数の括弧内は、放送時間帯の第1,第2,第3,第4四半期,放送後3分間の各値。

・投稿数:235(Q1:31, Q2:66, Q3:75, Q4:58, 放送後3分間:5)
・ユーザ数:58(Q1:15, Q2:35, Q3:32, Q4:35, 放送後3分間:5)
・SNSでの影響度数(独自指標):237

初回からの推移図を示します。

SNS影響度の推移図

前回の記事はこちら

数値化された評価と感想

最後にSNSのデータを基にした評価を確認します。

評価グラフ

初回からの推移図です。

評価の推移図

宝塚音楽歌劇学校時代は、いろいろ発見があって面白いですね。

今回、瀧本美織さんの足がやたらムチムチだということが気になった方がいるかもしれないが、当時の美保子も先生方に「ダイコン」と言われるほどムチムチだったそうです。

また歌以外の授業のやる気のなさも、史実の通りだった模様。

先生方も先生方で、当時は手取り足取りの授業ではなくて、芸術家肌で気難しい人も多かったと思われる。前述のネタバレのところでちょっと書いたが、次回は美保子が落第を回避するくだりとなる。

感想・評価越路吹雪物語

Posted by tomo