『黒革の手帖2017』コントみたいな酷い脚本、ワンパターンな音楽と演出で終わり方も納得し難い最終回

感想・評価黒革の手帖

(記事内の各図・グラフの意味はこちら

 

テレビ朝日『黒革の手帖2017』第8話(2017年9月14日21時0分~)を視聴しました。

最終回につき15分拡大。

前回まではけっこう楽しんで見てたんですが、最終回はかなりイマイチ。

SNSでは終わり方も納得できないという意見が多かったのですが、それに至る過程でもね。ほんと、ギャグみたいな脚本、演出ですよ・・・。

 


この記事の目次

各キャストの影響度(言及数)

まず、SNSのデータを用いて主要キャストの言及数を比較します。これにより各キャストのドラマへの影響度を測ります。

1位は原口元子役の武井咲さん。プライベートでは、結婚や妊娠を発表したりしました。お疲れ様でした。

2位は橋田理事長役の高嶋政伸さん。今回も大活躍ですよ。もう彼主役でスピンオフしたらいいんじゃないですかね。

3位は衆院議員・安島役の江口洋介さん。4位には長谷川会長役の伊東四朗さん。

5位以下は、山田波子役の仲里依紗さん、楢林市子役の高畑淳子さん、楢林院長役の奥田瑛二さん、村井元次長役の滝藤賢一さんと、元子に恨みをもった人達が並びました。

 

ハイライト(名場面)

今回の盛り上がりグラフです。SNSで盛り上がった時間帯が確認できます。

最後に盛り上がりを迎えました。途中、43分過ぎにも大きな盛り上がりをみせています。これはアイツのせいです。以下、各盛り上がりポイント(★マークの時点)について説明します。

以下の節では、あらすじ又はネタバレや、史実・原作に基づく解説などが含まれます。

 

長谷川会長が死去

★16分(盛り上がり度:67)

元子は、カルネを取り戻し、ルダンを譲ってもらうため長谷川会長に会いに行った。

長谷川会長の弱みである、裏献金の領収書をネタにゆすったのだ。その領収書は安島が元子に渡したもの。

 

領収書にはご丁寧にも「口利き料として 1000000000(一億)円」とかいてあった。ギャグかと思った。

 

長谷川会長は観念し、カルネをめぐる売買契約を破棄、ルダンを譲る覚書までした。しかし覚書にサインを書き終わった瞬間、会長は発作を起こし亡くなってしまう。

 

この時点のSNSでの反応:

こんな都合よく死ぬ?
長谷川会長死んだ…
何故そこで死ぬ?

 

元子は、長谷川会長の指を持って覚書に拇印を押した。

 

高嶋政伸、愛の偏差値について語る

★43分30秒(盛り上がり度:100)

橋田理事長が元子を手に入れようと、強引な手段に出る。以前も無理やり押し倒そうとしたが、またしてもだ。

ここで炸裂した橋田理事長の名台詞を御覧いただこう。予備校の会長なので、予備校ネタにかかっているのが素晴らしい。

 

君が殺人犯だろうと、そうでなかろうと、愛の偏差値は変わらない

入学式を、挙げよう。入学式! 入学式! いい加減合格させてくれよ!

裏口・・・裏口でもいいんだ! 裏口でもいいんだ!

さあ、席に着いて・・・ちゃんと席に着いて!!

先生の言うことを聞きなさいーーー!!!!

悪い子、悪い子、悪い子、悪い子、悪い子だ!

 

この時点のSNSでの反応:

きもいwwwwwwwwwwww
理事長の気持ち悪さがほんとに素晴らしい
こんな先生嫌だwww

 

高畑淳子、青春を返して欲しいと叫ぶ

★50分(盛り上がり度:76)

楢林クリニックに脱税の捜査が入った。

ここでの市子(高畑淳子)の演技が素晴らしかった。

捜査員に対して「私のバッグ! プライバシーの侵害です! 個人情報保護どうなってるんですか!」と怒鳴ったかと思えば、「もう許して。勘弁してください」と泣いたり、「もう許してぇ勘弁してくださいぃぃぃ」と言いながらさり気なく(さり気なくない)隠し金庫を身を挺して守ったりした。

 

終いには「もうやめてええええ!! 私達のお金でしょおおお!! 私の、私の、私の青春を返してぇええええ」と泣き叫んだ。

 

この時点のSNSでの反応:

高畑さんすげぇわ
演技やばすぎるwww
さすが高畑だなwww

 

高畑淳子さんと高嶋政伸さんはこのドラマで最高の脇役だった。お疲れ様でした。プライベートでは高嶋政伸さんはお子さんに恵まれ、高畑淳子さんは・・・いややめておこう。

 

エンディング

★69分30秒(盛り上がり度:174。今回最高の盛り上がり)

波子と市子が共謀して、元子から「黒革の手帖」を盗んだ。それがネタ元となって色々なことが動く。

 

安島は収賄の件で警察から任意同行を求められた。

元子のルダンには、警察が踏み込んできた。

最後は、踏み込んできた警察に対して、元子が不敵な笑みをうかべる、というシーンで終了した。

 

この後、ピンチを迎えるであろう元子。それでもこれまでピンチをくぐり抜けてきたように、このピンチもうまく脱出するのだろう(切り抜けてみせるという元子の表情)・・・という終わり方。それともこれで本当に年貢の納め時ということか。

原作でもバッドエンドっぽい(物語は続く的な。場面は全く違うが)終わり方だったし、これでも妥当なのだろうか。

 

しかしSNS上では、この終わり方に納得できないといった意見も多かった。

 

この時点のSNSでの反応:

なにこの終わり方。変なの
消化不良…
終わり方意味わかんな

 

個人的には、この終わり方はまあ、こういうのでもありなのかなと思った。それより途中がちょっとツッコミどころが多くて目眩がした。

 

領収書にご丁寧にも「口利き料として」って書いてあるのって、ギャグかコントかな? 「これぐらいしないと視聴者にはわかんないだろ」っていう演出で、視聴者を馬鹿にしているような。

そんな領収書が仮にあったとして、コピーはとってあるって言ってたけど、持ってくるべきは原本じゃなくてコピーのほうが良くないか?

死ぬ直前に書いた覚書(しかも拇印。しかも印同士が重なってる)であんな高額の取引したら怪しまれるのは必至だろう。

脱税で摘発された程度で、コンビニ飯に落ちぶれるなんてありえない。

緊急性がないのに、結婚式の最中に任意同行を求める警察って何様!?

元子、手帖盗まれるのは脇が甘すぎるだろ。

 

 

正直、この脚本には納得できない。脚本家は羽原大介さん。「とんび」や「マッサン」が代表作。やっつけ仕事でやったとしか思えない。

演出は本橋圭太さん。多くの経験があるはずだが。

 

音楽と演出もワンパターン。ピンチになったら「ジャララララ~♪」っていう暗い音楽が流れて、何か行動を起こすときには「チャラチャラチャラチャラ~♪」みたいな音楽ね。最終回で何度も聞いて、もう聞くの嫌になるぐらいワンパターンだった。

 

ここまであらすじ・ネタバレ・解説部分でした。

数値化された評価と感想

冒頭に掲載したのは、SNSのデータを基にした共起ネットワーク図です。感想の可視化を目的に掲載しています。再掲します。

原作 ラスト 違う」「元子 甘い」「愛の偏差値www」「武井咲 着物 綺麗」などといった感想が書き込まれた。

最後にSNSのデータを基にした評価を確認します。

総合的には平均的なのですが、「面白い」の点数が低いですね。

実際、キャストがどうこうとかそういう次元じゃなくて、最終回に関しては脚本が酷かったような気がする。原作を離れるとこうなっちゃうのか。

タイトルで「コントみたい」と書いたけど、ご丁寧に「口利き料」と書いてある領収書が存在するというのは本当にギャグなのかと思った。視聴者なめられてるなぁと思った。

面白いと思ったのは高嶋政伸さん、高畑淳子さんの場面だけど、二人の演技力に支えられて面白かっただけ。これらもコントみたいなシーンだったし。

 

前回まではそれなりに楽しんでたはずなのだが・・・。最終回の収録で何かあったのだろうか。

 

良かったのは武井咲さんが結婚、妊娠されたことと、高嶋政伸さんに第一子がお生まれになったこと。おめでとうございます。

感想・評価黒革の手帖

Posted by tomo