『今からあなたを脅迫します』ディーン・フジオカと島崎遥香のSNSにおける影響分析及び第5話感想・評価
日本テレビ日曜ドラマ枠『今からあなたを脅迫します(今キョー)』第5話(2017年11月19日22時30分~)を視聴した感想・評価の記事です。
今回は澪が誘拐されるという事件が発生。新戸部の正体が明らかになりました。
このドラマ、SNS上においてはかなりディーン・フジオカさんや島崎遥香さんのファンの方々によって支えられている部分があると思います。
今回あらたにプログラムを開発しましたので、二人のドラマへの影響度はどの程度か、最後の感想・評価の部分でデータを示します。
各キャストの影響度(言及数)
まず、SNSのデータを用いて主要キャストの言及数を比較します。これにより各キャストのドラマへの影響度分析をします。
1位は脅迫屋・千川完二役のディーン・フジオカさん。脅迫屋兼オヤジギャグ屋。今回は「腹が減っては生島ヒロシ」というギャグが出た。ちょっとギャグのセンスっていうか登場人物が古いのかもしれない。
2位はハッカー・栃乙女役の島崎遥香さん。毎回ファッションが可愛い。今回はスーツ姿も披露した。
3位は金坂澪役の武井咲さん。今回は誘拐されたため、それほど活躍はなかった。低酸素室に入れられたが、酸素が薄いとお腹の子供に影響が(ドラマと現実を混同)。
4位は盗み屋・目黒役の三宅弘城さん。澪救出に活躍した。
5位はバー青龍の店員・ロビン役の蛭子能収さん。決め台詞を真似してみたり、パンダの格好でマジックショーに出演したりと、大活躍を見せた。
6位は澪の隣に住む京田カオル役の鈴木伸之(劇団EXILE)さん。監視屋だったことが判明。新戸部に雇われて澪を誘拐した。
7位は新戸部文夫役の袴田吉彦さん。澪の誘拐を指示。自らの野望のために轟や澪を利用した。
8位は澪の祖父・轟雄之助役の近藤正臣さん。門下生だった新戸部に裏切られた形となった。
ハイライト・名場面(あらすじ含む)
今回の盛り上がりグラフです。SNSで盛り上がった時間帯の分析をしています。キャスト別の盛り上がりもグラフ化していますので、お気に入りのキャストの出演時間帯をおよそ把握できます。
以下、各盛り上がりポイント(★マークの時点)について説明します。
不破組長とジェンガ対決
★9分30秒(盛り上がり度:51)
澪が誘拐された。
千川はまた、裏社会の情報を入手するため不破の元へ。
だが不破はただでは教えてくれない。千川は、「俺と勝負しろ。俺が勝ったら情報をもらう。(負けたら)あんた専属の脅迫屋になってやるよ」と言った。
次の瞬間。まさかのジェンガ対決が始まった。
この時点のSNSでの反応:
「ジェンガ対決wwww」
「ジェンガかーーーい」
「健全だな~」
蛭子さん、決め台詞を間違える
★19分30秒(盛り上がり度:49)
澪が行方不明になったことを知ったロビンとレイチェル(内藤理沙)が、千川に協力しようとする場面。だが千川は「二人には関係ない。出てった出てった」と二人を追い出した。
追い出される最中、ロビンは「俺、やりたかったんだよ。今からあなたを恐喝しますって」と発言。
千川は「脅迫だ、バカヤロー! 出て行け」と言った。
この時点のSNSでの反応:
「蛭子さんwww恐喝www」
「今からあなたを恐喝しますwwwwww」
「蛭子さんのはリアル間違い?台本?」
いくら蛭子さんとはいえ、これはおそらく台本だと思われる。
そのぜんざいを俺によこせ
★52分30秒(盛り上がり度:65。今回最高の盛り上がり)
澪は悩み事があるとおはぎを作る癖がある。
いつもはつぶあんだが、今回は千川の好みにあわせてこしあんのおはぎも作ってくれていた。
ラストの場面では、そのこしあんのおはぎを、栃乙女と目黒がぜんざいにして食べていた。
千川「目黒、栃乙女! 今からお前たちを脅迫する。そのぜんざいを俺によこせ。さもないと」
目黒「さもないと?」
千川「さもないと」
栃乙女「さもないと?」
千川「さもないと・・・スネる」(ほっぺプクー)
この時点のSNSでの反応:
「ディーンさんの拗ね顔可愛すぎる」
「最後の拗ねた顔やばいやばいかっこよすぎる」
「か、可愛い…」
その他あらすじ、ネタバレ等
今回は澪の誘拐が描かれた。
実行犯は監視屋の京田。
澪を特殊環境実験室に閉じ込め、低酸素状態にして気を失わせた。手遅れになると二度と目を覚まさなくなる。
京田を雇ったのは新戸部だった。新戸部は轟を亡き者にし、その遺産を手に入れようとしていた。
だがその計画に千川が気づき(轟の応接間にあらかじめ盗聴器を仕込んでいおいた)、新戸部の野望を阻止。新戸部は逮捕された、という話だった。
あらすじは公式サイトのストーリーも参考に。
数値化された評価と感想
冒頭に掲載したのは、SNSのデータを基にした共起ネットワーク図です。感想の可視化・分析を目的に掲載しています。再掲します。
最後にSNSのデータを基にした評価を確認します。
総合的にはかなり高いのだが、「面白い」だけを観れば平均をわずかに下回る数字となっている。
「面白い」がいまいち高くない原因は、今回の主役級であるはずの新戸部が、悪役として底が浅くて、数回にわたってもったいぶったわりにはやや期待はずれだった、といったことがあげられる。
わざわざリスクを犯して澪を低酸素室に運んだ意味も、よくわからなかった。証拠がたくさん残るリスクの高い相続をする理由も。そのあたりの意味付けがあいまいなので、事件解決も盛り上がりに欠けたと思う。
一方、「可愛い・かっこいい」の項目は高く、それが総合を押し上げている(総合は、全体の平均値ではない)。
簡単に言えば、ストーリーとしては並だが、キャストの可愛さ・かっこよさが評価を押し上げている形だ。キャストとは主に、ディーン・フジオカさんと島崎遥香さんだ。
毎回特にディーン・フジオカさん関連の投稿数が多いため、一度データを示しておく。以下は冒頭にも掲載したキャスト言及数である。
ディーン・フジオカさんのファンだと推測されるアカウントをプログラムで抽出し、それらのアカウントだけの言及数を比較すると以下である。
当然なのだが、ディーン・フジオカさんが圧倒的となる。
逆にディーン・フジオカさんのファン以外のアカウントを抽出した結果が以下である。
わずかではあるが島崎遥香さんが逆転する。
次に、島崎遥香さんのファンと推測されるアカウントのみの投稿分析結果が以下である。
最後に、ディーン・フジオカさんや島崎遥香さんのファン以外と推測されるアカウント(つまり二人のファンではない人)の投稿を分析すると以下である。
(今回はデータを示しただけで、以下たいした考察もなくて申し訳ありません)
このような操作によって大きく変わるのは、キャスト言及数グラフだけであり、盛り上がりポイントや総合評価はたいして変わりがない。
ファンであろうとなかろうと、ほぼ同じようなポイントで盛り上がり、同じような評価をしている、と現時点では考えている。(ファンのアカウントを識別するプログラムは完全ではないため、この結論が最終的なものだとはまだ言えない。今後もプログラムを改善していくことにしている)
2人のファンのアカウントによる投稿だけで、投稿全体の半分以上を占める。ディーン・フジオカさんが約40%、島崎遥香さんが約12%である。
他のドラマと比較をしていないのでまだ一概には言えないが、このことはこのドラマが二人のファンの方々の心を掴んでいるとも言えると思うが、逆に二人のファン以外への訴求は広がりを欠いている気もする。これはどこに原因があるかはわからない。宣伝戦略の影響や、第1回、第2回であったカメラ(画面)揺れの影響かもしれない。
でも前述の通り、二人のファン以外にとっても、ドラマとしての評価は決して悪いわけではない。
あと今回見て思ったが、やや話が省略されている気がする。武井咲さんの妊娠の影響もあると思うが、話が当初予定より変更されている可能性もあると思う。予定回数より短縮にならなければよいが・・・と心配になった。
さて次回は新展開!
ディスカッション
コメント一覧
武井咲さんが走るのも摺り足で気になる
放送時間が遅すぎる又、中途半端な時間から始まる。脚本がまずい。1話完結にするため、内容が深堀出来ない。台詞が練れていない。折角素敵な俳優を揃えているのに残念です