『民衆の敵』第1話の感想・評価。キャスト言及数1位は高橋一生、野々村竜太郎議員号泣パロディなど
フジテレビ月9枠『民衆の敵(民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~)』第1話(2017年10月23日21時30分~)を視聴した感想・評価の記事です。
この放送日の前日に衆院選の投開票がありました。その影響でこのドラマ、1週間放送開始を遅らせたのだとか。確かにね、政治ドラマですしかなり選挙期間中に放送するには微妙なドラマでした。選挙戦の描写とかがモロにでてきますしね。
そしてこの日は野球のため、放送開始がさらに30分遅れました。そんな幕開けでした。
各キャストの影響度(言及数)
まず、SNSのデータを用いて主要キャストの言及数を比較します。これにより各キャストのドラマへの影響度分析をします。
1位は政界のサラブレッド・藤堂誠役の高橋一生さん。祖父が防衛大臣、父も政治家など政治家一家である。コロンビア大に留学していた・・・というのは本当だろうか。学歴詐称の匂いがプンプンする。
でもまあ防衛大臣の孫としては、市議選は地道なスタートと言える。あおば市議選に出馬し当選。次男。日本政民党。
闇も抱えているようで、選挙期間直前まで、女の子をデリバリーしてくれるサービスを利用。莉子(今田美桜)を頻繁に呼んでいたようだ。
2位は智子の夫・佐藤公平役の田中圭さん。妻の暴走を最初は止めようとするが、最後は妻の言うとおりにする癒し系。押しに弱そう。正義感が強い。フリーターとして転職を繰り返している。今回は、同じ職場の外国人労働者が遅刻によってペナルティの罰金を課せられている状況に抗議。その職場を退職して無職となった。
3位は主演・佐藤智子役の篠原涼子さん。お客様センター的なところでアルバイトとして働いていたが、こちらも正義感が強いようでマニュアル通りの対応ができず退職した。950万円という報酬を目的に市議会議員に立候補する。高校中退。
4位は市議・岡本遼役の千葉雄大さん。今回の市議選に出馬して当選した。市長の河原田晶子(余貴美子)の派閥に属している模様。共進党という謎の名前の政党に所属。名前からして革新系・左派的な性格の政党だろうと思われる。千葉雄大さんといえば朝ドラ「わろてんか」で、ヒロインのお兄ちゃん・新一を演じた。あっちでは早々にお亡くなりになってしまったが、こっちで復活。
5位は元政治部記者・平田和美役の石田ゆり子さん。シングルマザー。出産して職場に戻ると、元の政治部から「社史編さん室」に異動となった。社史編さん室、というのは普通に考えれば閑職中の閑職。要するに社内の墓場みたいな部署だと思われる。
6位はアイドル生まれグラドル育ち・小出未亜役の前田敦子さん。こちらも市議会議員選に出馬して当選。議会の重鎮である犬崎和久(古田新太)の派閥に属している模様。
7位はあおば市議会議員・前田康役の大澄賢也さん。こちらも犬崎派の幹部。今回の市議選に出馬して当選。当選後最初の議会の市長の所信表明で早くも居眠りする。それを智子が発見。智子は彼の頭を叩いた。
8位はあおば市議会議員・磯部真蔵役の笹野高史さん。最高齢の前市議として市議会選に立候補。当選したが、健康上の理由により当選を辞退。智子が繰り上げ当選となる。
ハイライト・名場面(あらすじ含む)
今回の盛り上がりグラフです。SNSで盛り上がった時間帯の分析をします。
以下、各盛り上がりポイント(★マークの時点)について説明します。
あの野々村竜太郎議員のパロディ
★12分(盛り上がり度:131)
智子と公平がテレビゲームをしていると、突然テレビが映らなくなってしまった。
壊れたか!? と思って公平がテレビをガチャガチャいじっていると、突然テレビから「うあああああ」という泣き声が聞こえてきた。
そのテレビの中の男は「うあああああ!! どうして、どうしてわかってくれないんですかぁああ!! 民衆の、敵なんかじゃないんですよ!!」と泣き叫んでいた。
その男、江崎市議会議員・広沢健司(56)は、政務活動費400万をアイドルにつぎ込んだという。
その時、公平が「950万も給料もらってるのに何やってんだかね」と言った。
950万。その一言が、智子を動かしていく。
この時点のSNSでの反応:
「野々村じゃねぇかよWWWWWWWWWWWWW」
「野々村議員のパロディwww」
「野々村議員をdisってきたwww」
野々村竜太郎さんの事件ってもう3年前。時事ネタとはいえないが、今後もこういうネタを入れてくるのだろうか。
立候補者たち
★29分(盛り上がり度:118)
共進党の岡本遼は河原田市長をともなって街頭演説。
日本政民党推薦、アイドル生まれグラドル育ちの小出未亜は26歳という若さを武器にアピール。
安心市民の会の園田龍太郎(トレンディエンジェルの斎藤司)は田園を練り歩く。彼は農家の長男という設定。
個性豊かな立候補者たちがいる。全員当選する。
この時点のSNSでの反応:
「あっちゃんに斎藤さん www」
「元アイドルマエアツキタァァww」
「お兄ちゃん転生した」
繰り上がり当選
★64分30秒(盛り上がり度:212。今回最高の盛り上がり)
智子は一度は落選したが、磯部が健康上の理由により当選を辞退したため、繰り上がって当選した。
この時点のSNSでの反応:
「笹野さん、健康上の理由で当選辞退www」
「思った以上のクソオチだった www」
「磯部さん生きてwwwwww」
議員デビュー
★67分30秒(盛り上がり度:141)
智子は議員デビューした。次週は同僚議員に厳しい質問を浴びせるようだ。
おそらく市議会の重鎮である犬崎に目をつけられる展開となると思われる。
数値化された評価と感想
冒頭に掲載したのは、SNSのデータを基にした共起ネットワーク図です。感想の可視化・分析を目的に掲載しています。再掲します。
様々な感想が投稿されている。
「選挙 ポスター 違反」は、智子の選挙ポスターに何者かがイタズラ、落書きなどをしたため。犬崎や磯部の手のものだと思われるが、誰かは結局わからなかった。もちろんポスターに対するイタズラは公選法違反となる。
「キャスト 豪華」はキャストが豪華だったため、「石田ゆり子 可愛い」は、石田ゆり子さんが可愛かったため、「スカッとジャパン」はMEGUMIさんや笹野高史さんらスカッとジャパンに出演するメンバーが出演していたために出現した。他にも高橋一生、前田敦子、田中圭、千葉雄大、桐谷美玲など、キャストの名前が比較的多く投稿された。
「主題歌 LIFE」はAAAが担当する主題歌「LIFE」のこと。あとは「野々村www」とかがあった。
最後にSNSのデータを基にした評価を確認します。
結構高い。初回は高くなる傾向があることは差し引かなくてはいけないが。
ドラマの内容としては、緩いタイプの政治物であり、深く考えること無く視聴できる。
難しい政治用語も出ない。普段政治に関心がなくても、知識があることを前提としない脚本であるため、誰でも気軽に観られると思う。
また、田中圭、高橋一生、千葉雄大といった男性陣が脇を固めているため、目の保養という観点でも良いかもしれない。
一方で、リアリティは完全に放棄している感じだ。普通の選挙・議会ではありえない光景がいくつも出てきた。このドラマにリアリティを期待するのは間違いだと思う。もしこのドラマを観て、リアルじゃないとイライラしたら、おそらくこのドラマの視聴には向いていないと思う。
今回は野々村議員のパロディがあった。毎回なんらかの政治パロディを期待したい。
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