『民衆の敵』第3話-ストーリーの評価低く、高橋一生ら人気出演者のサービスシーンに頼る展開

感想・評価民衆の敵

感想可視化ネットワーク図

(記事内の各図・グラフの意味はこちら

フジテレビ月9枠『民衆の敵(民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~)』第3話(2017年11月6日21時0分~)を視聴した感想・評価の記事です。

前回の記事はこちら

前回までは評価が割と高めだったこのドラマ。前回の感想記事で、私は「小難しい話が出てきたら、この満足度はキープできるだろうか」と書いたが、今回はその小難しい話がテーマとなった。

果たして評価は維持できたのだろうか。

 


この記事の目次

各キャストの影響度(言及数)

まず、SNSのデータを用いて主要キャストの言及数を比較します。これにより各キャストのドラマへの影響度分析をします。

役名キャスト言及数グラフ

1位は政界のサラブレッド・藤堂誠役の高橋一生さん。なぜか智子の当選を予感し、当選後も親身に(!?)相談に乗ってくれているいい人。大物議員一家とは思えない。裏では女性をデリバリーしてくれるサービスを利用している。

 

2位は主演・佐藤智子役の篠原涼子さん。市議会議員に当選した後も、議員の仕事とかあんまり理解してなさそう。でもそれがいいところ、っていうことなんですよね、脚本家の意図としては。

3位は智子の夫・佐藤公平役の田中圭さん。癒し系である。

 

4位は新聞記者・平田和美役の石田ゆり子さん。自身もシングルマザー。今回は貧困のシングルマザーを取材。

 

5位は元アイドル・小出未亜役の前田敦子さん。「仕事すればするほど貧乏になる職業ってなーんだ?」と視聴者に疑問をなげかけた。

 

6位はあおば市の若手市議・岡本遼役の千葉雄大さん。今回ははほぼ登場シーンなしだが次回は期待できそう。

 

7位は、誘拐された(!?)女の子、かのん役の白鳥玉季さん。今回のゲスト。今井一馬に誘拐されたとされているが・・・?

8位は今井一馬役の渋谷謙人さん。かのんちゃんを誘拐した犯人だとされているが・・・?

9位はYouTuber(!?)幹也役の前田旺志郎(まえだまえだ)さん。いわゆるまえだまえだ弟である。政治系YouTuber(?)として智子に突撃したりする。

 

ハイライト・名場面(あらすじ含む)

今回の盛り上がりグラフです。SNSで盛り上がった時間帯の分析をしています。キャスト別の盛り上がりもグラフ化していますので、お気に入りのキャストの出演時間帯をおよそ把握できます。

キャスト別ハイライト名場面グラフ

以下、各盛り上がりポイント(★マークの時点)について説明します。

 

今週の高橋一生さん

★11分(盛り上がり度:43)

藤堂が、デリバリーのお嬢さん・莉子(今田美桜)をアパートに呼んだ場面。

莉子は彼の素性を知らないようだ。藤堂のことを「渡辺さん」と呼んでいる。彼ためにお誕生日ケーキを作ってきてくれていた。

 

しかしワタナベ家には皿もフォークも箸さえもない。

でも藤堂はケーキを指でつまんでペロッと食べて「美味しい」と言った。

 

莉子は「渡辺さんのその笑った顔、好き」と言った。お互いのほっぺにクリームを付けて遊んだりした。いい雰囲気である。

 

この時点のSNSでの反応:

今日も高橋一生くんに胸きゅんだwwww
なんじゃ!いまのケーキぺろんっからの笑顔のシーンはぁぁぁ
私達も渡辺さんの笑った顔大好きです

 

田中圭さん、お風呂でCM

★33分30秒(盛り上がり度:33)

公平と息子の駿平(鳥越壮真)が風呂に入ってる場面。駿平はおもちゃの車を「ブーンブーン」とさせている。

・・・てこれはTOYOTAカローラフィールダーのCMだった。

この時点のSNSでの反応:

カローラCMキター
こんな中、和むCMだな
まーた本編みたいなCMだwww

 

YouTuberに炎上させられる?

★52分30秒(盛り上がり度:47。今回最高の盛り上がり)

ラストのシーン。YouTuberの幹也が、智子の様子を撮影。智子はカメラに向かって「人権バンザイ、弱い者いじめなんかしねえんだよ私は、帰れ、帰れっつってんだよ!」などと叫んでいる。その動画に、「バカ確定www」という中傷コメントもあるが、「おもしれー」とか「むしろこういう馬鹿正直が求められている」「言葉がマヌケだけどかっこいい」などといったコメントもついている。

 

その動画サイトを、秘書の若宮(若旦那)が、市議会の重鎮・犬崎和久議員(古田新太)に見せた。犬崎は笑った。

 

以下の節では、あらすじ又はネタバレや、史実・原作に基づく解説などが含まれます。

その他あらすじ、ネタバレ等

公式サイトのあらすじも参考にして下さい。

 

誘拐事件の真相はこうだ。

かのんの母、裕子はシングルマザー。忙しくて、かのんのことは放置気味だった。そんなかのんと、誘拐事件の犯人とされた一馬は、いつも一緒に遊んでいた。

 

ところがある日、これを見た第三者から誘拐だとして通報されてしまう。一馬は、なぜか罪を認めた。

一馬がいわれなき罪を認めた理由は、もしこれが誘拐でないとすると、母親が無責任だとして(いわゆる育児放棄ということだと思う)として児童相談所に通報されるため。かのんは以前に万引事件を起こしており、また今回育児放棄されているとなると、強制的に施設で保護されてしまう可能性がある。

そうなると、かのんと母親は離れ離れになってしまうかもしれない。一馬は、そうさせたくなかったのだ。

 

ここまであらすじ・ネタバレ・解説部分でした。

数値化された評価と感想

冒頭に掲載したのは、SNSのデータを基にした共起ネットワーク図です。感想の可視化・分析を目的に掲載しています。再掲します。

感想可視化ネットワーク図

わたなべ 笑う顔 好き」「高橋一生 ケーキ 指 食べる」「誘拐 冤罪」「女の子 可愛い」などのコメントが多く投稿された。

最後にSNSのデータを基にした評価を確認します。

評価グラフ

総合的には平均より高いが、「面白い」だけ見れば平均より低い値となっている。

 

面白い」が低い理由は、冒頭で危惧したとおり。視聴者はこういう小難しい話ではなく、エンタメ作品として篠原涼子さんが悪者を爽快にズバッとやりこめるという、明快なストーリーを望んでいるのではないか。

変に小難しい話をやるには、ドラマ全体のリアリティに欠けて説得力がないと思う。しんみりした結末より、明るく豪快な結末のほうが望まれている気がする。

 

また、脚本家・黒沢久子氏のツイッターが政治色(左派色)の強いツイートをしているとか、第1回で「しんぞう」という名の政治家が健康上の理由で倒れたのが安倍晋三首相を想起させるとか、そういう本筋とは関係ない話題が出てしまっていて評価を下げている部分があるかもしれない。

 

そんなマイナスを、高橋一生さんや田中圭さん、あるいは前田敦子さん、石田ゆり子さんら脇役たちの好感度とかサービスシーンなどでカバーして、「総合」としては平均を超える値となっているのだと思う。