『民衆の敵』ウェイトレス役の宇野実彩子がキャスト言及数1位。ストーリー自体は低評価に-第4話感想

感想・評価民衆の敵

感想可視化ネットワーク図

(記事内の各図・グラフの意味はこちら

フジテレビ月9枠『民衆の敵(民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~)』第4話(2017年11月13日21時0分~)を視聴した感想・評価の記事です。

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今回は子ども食堂が一つのテーマとなりました。そして議会内の派閥対立もテーマとなったのですが、ストーリーはあまり評価が高くないようです。

一方、高橋一生さん、千葉雄大さん、前田敦子さんらレギュラー陣に加え、今回はAAAの宇野実彩子さんがゲスト出演。キャスト陣が総合評価を引き上げる形となっています。

 


この記事の目次

各キャストの影響度(言及数)

まず、SNSのデータを用いて主要キャストの言及数を比較します。これにより各キャストのドラマへの影響度分析をします。

役名キャスト言及数グラフ

1位はウェイトレス役の宇野実彩子さん。AAA(トリプルエー)のメンバー。前半にファミレス店員として登場。出演時間は少ないながら(下の盛り上がりグラフ参照)言及数1位をかっさらかった。

 

2位は政界のサラブレッド・藤堂誠役の高橋一生さん。今回はサービスショットはなかった。代わりに、デリバリーのお姉さんが見てはいけない彼の姿を見てしまう。

 

3位はあおば市の若手市議・岡本遼役の千葉雄大さん。クールな男かと思ったら、意外と古き良き商店街を愛する人。自身も商店街にあった今はなき電気屋の息子だったようだ。数少ない市長派である。

4位は元アイドル・小出未亜役の前田敦子さん。セルフ・ブランディング戦略に長けているようだ。

 

5位は主演・佐藤智子役の篠原涼子さん。破天荒な言動はややなりを潜めた。が、突っ走りキャラは相変わらず。そして今回最後には調整役に。視聴者はそんな彼女を望んでいるのだろうか。

6位はあおば市議会の重鎮・犬崎和久役の古田新太さんでした。

 

ハイライト・名場面(あらすじ含む)

今回の盛り上がりグラフです。SNSで盛り上がった時間帯の分析をしています。キャスト別の盛り上がりもグラフ化していますので、お気に入りのキャストの出演時間帯をおよそ把握できます。

キャスト別ハイライト名場面グラフ

以下、各盛り上がりポイント(★マークの時点)について説明します。

ウェイトレス役で宇野実彩子が登場

★7分(盛り上がり度:51。今回最高の盛り上がり)

岡本と未亜は、同じ中学の先輩・後輩。だが今は市長派と犬崎派に分かれている、という関係。犬崎派の未亜は、岡本の監視を命じられているのか、彼につきまとう。

 

そんな二人は食事をすることになった。しかし商店街に行ったら、食堂が開いていない。仕方なく二人はファミレスへ行った。

そのファミレスでウェイトレスをしていたのが宇野実彩子さんだった。宇野さんのセリフは「いらっしゃいませ。何名様ですか? こちらへどうぞ」。

 

この時点のSNSでの反応:

宇野ちゃんだああああああ!!!
宇野ちゃん可愛い
ウエイトレスかわゆすぎ

 

渡辺さんの正体

★31分(盛り上がり度:45)

藤堂誠が、屋外で行われた竣工記念式典で挨拶をしているシーン。藤堂は「ただいまご紹介にあずかりました、あおば市議会議員の藤堂誠でございます。本日はご竣工おめでとうございます」などと話していた。

 

そこを通りかかる一人の女性。藤堂がいつもデリバリーしている女の子・莉子(今田美桜)だ。

藤堂は、莉子の前では「渡辺」を名乗っている。莉子は、目の前にいる市議会議員を名乗る男が、渡辺さんだと気付いたようだ。

 

この時点のSNSでの反応:

あーわたなべさんばれちった
身バレっ
ワタナベさん、見られたよー

 

岡本の決断

★37分(盛り上がり度:38)

智子が中心となり企画・運営していた商店街のこども食堂。

最初はよかったが、しばらくするとボランティアで来ていたメンバーが来なくなったり、託児所のように子どもを預けようとする母親が殺到するなどして、混乱をきたすようになっていた。

ボランティアのシェフは腱鞘炎となり、母親たちは騒ぎ出す始末。仕切っていたおばちゃんは、岡本に助けを求めるようになった。

 

そこで岡本は決断する。

母親たちの前に出て、「皆さん、申し訳ありません。これ以上続けられません。すみません」と宣言した。

 

智子は岡本に「何勝手なこと言ってるの?」と言うが、岡本は「勝手なのはどっちですか?! もうこれ以上、商店街の人たちに迷惑をかけないでください。あなたのやっていることは、子どもの文化祭と一緒なんですよ。祭りで終わらせちゃ意味ないだろ」と反論。

 

母親たちに謝罪して回る岡本だった。

 

この時点のSNSでの反応:

無計画すぎだね
千葉くんの言う通り
ド正論すぎる

 

この前段階として、岡本らと智子との意見の相違があった。

智子は一刻も早くこども食堂をオープンしたい。岡本らは議会で決議するなどして裏付けをとってから進めたい、という相違。今回は、智子のやり方が完全な失敗に終わった。

 

以下の節では、あらすじ又はネタバレや、史実・原作に基づく解説などが含まれます。

その他あらすじ、ネタバレ等

その後、こども食堂や商店街の活性化に関する決議案は、市長派の岡本が主導した。だが、議会の多数派を占め、市長と対立する犬崎の影響力により可決は困難と思われた。

そこを救ったのが智子だった。智子は犬崎に頭を下げ、岡本の決議案への賛成を依頼した。

 

犬崎も、智子に貸しを作る意味でその依頼を受けた。こうして決議案は可決された。

根回しを覚えた智子は、またひとつ「政治家」になった。

 

ここまであらすじ・ネタバレ・解説部分でした。

数値化された評価と感想

冒頭に掲載したのは、SNSのデータを基にした共起ネットワーク図です。感想の可視化・分析を目的に掲載しています。再掲します。

感想可視化ネットワーク図

高橋一生 目」は、高橋一生さんが結膜炎を患っていたようで、目がパッチリとした二重になっていたため。決して、整形したわけではないようだ。

なべ バレ」は、渡辺さんが藤堂だとバレたため。

藤堂誠 食べる 子」は、次回、藤堂が膝の上に子どもを乗せて何か食べているシーンがあったため。

他には「宇野実彩子 可愛い」「こども食堂問題」「斎藤さん 副音声 面白い」などのコメントが投稿された。

 

最後にSNSのデータを基にした評価を確認します。

評価グラフ

総合的には平均より高いのだが、「面白い」だけを見ると平均を大きく下回る。

 

面白い」が低い理由を考察する。

まず前提として、このドラマは政治がテーマではあるが、まったくリアリティがない、ほとんどファンタジーの世界のドラマである。それは直接的にこのドラマを批判する意味ではない。むしろ小難しい話を省略・アレンジして、(50%もの国民が国政選挙の投票に行かないという)政治への関心が低いこの国の現状にあわせているのだ、と解釈した。詳しくは第1話の感想記事で書いた。

だからリアリティは捨てて、割り切ってファンタジーの世界で、篠原涼子さんが課題をスカッと解決する、というストーリーがあればよいのだと思っていた。ところが今回の結末は中途半端。智子が犬崎に頭を下げるという解決方法は、スカッとするものではない。何か学びを得られるものでもない。これが政治の世界だぜ、根回しもいいものだろ、とでも言いたいのだろうか。視聴者が何を見たいのかを、脚本・演出は見誤っているのではないか。

 

一方で、「可愛い・かっこいい」などが引っ張って、総合的には平均を大きく超えた。

これはストーリーとは直接関係ない、キャスト陣の威力だろう。高橋一生さん、千葉雄大さん、前田敦子さんらレギュラーに加えて、今回はキャスト言及数1位となった宇野実彩子さんも出演した。

だがこうやってキャストだけに頼る展開では、長続きしないのではないか。そろそろスカッとした解決が観たいと期待してしまう。

感想・評価民衆の敵

Posted by tomo