『もみ消して冬』山田涼介さんのファン以外の評価傾向の分析および第3話感想
日本テレビ 土曜ドラマ枠『もみ消して冬〜わが家の問題なかったことに〜』第3話(2018年1月27日22時0分~)の感想・評価の分析記事です。
今回は2組の親子をめぐってハートフルな感動のストーリーが展開しました。初回、第2回とはテイストを変えてきましたね。
そしてこの記事では、主演の山田涼介さん及び所属するHey! Say! JUMP、ジャニーズ事務所のファンの方以外(以下、単に山田さんのファンの方以外、と書くことにする)のSNS投稿データも分析してあわせて掲載する。評価や盛り上がりの傾向に違いがあるかもしれないので。
キャスト影響度
まず、SNSのデータを用いて主要キャストの言及数を比較します。これにより各キャストのドラマへの影響度分析をします。まずは全体。
次に、山田涼介さんのファンの方以外のデータを集計した。これは全体の約65%にあたる(つまり、逆に山田さんのファンの方の投稿数は全体の約35%ということになる)。
山田さんファン以外の集計なので、さすがに山田さんは減るが、それでも1位。また、全体の傾向としてもそれほど変化がないことがわかる。
各キャスト言及数・関連語分析
SNSの投稿データから、各キャストに言及している投稿数、言及しているユーザー数、および主な関連語(括弧内はの数字は出現度)を示します。
北沢秀作 役 山田涼介
1位は北沢秀作役の山田涼介さん。
毎回、不祥事をもみ消すために法を犯してしまうが、今回はハートフルなストーリーが待っていた。
童顔(?)で高校生に間違えられることもあるようだ。
楠木松也 役 千葉雄大
2位は楠木松也役の千葉雄大さん。
今回は秀作のシャワーシーンがなかったかわりに、ラストで楠木のシャワーシーンがあった。
しかしただのシャワーシーンではない。彼の背中には・・・。
しかも次回予告では「知晶さんからキスされました」というセリフもあった。
小岩井凛治 役 浅野和之
3位は小岩井凛治役の浅野和之さん。
メイド喫茶に行っていたことが発覚。
北沢家の威厳を損なう行為であり、自ら辞職を決断。ラーメン屋へと転職する。
しかしメイド喫茶に行っていたのにはわけがあった。今回は、彼を北沢家に連れ戻すストーリーとなる。
尾関光希 役 小瀧望
4位は尾関光希役の小瀧望さん。
いつも秀作の相談に乗ってくれるいいやつ。
知晶に頬にキスされるシーンもあった。何があるのだろうか。
北沢泰蔵 役 中村梅雀
5位は北沢泰蔵役の中村梅雀さん。
今回のハートフルなストーリーは彼なしでは完成しない。
秀作は20年前に家出した。小岩井が見つけて帰ってきた後、秀作はビーフカレーを食べた。いまだに忘れることができないあの小岩井のビーフカレーの味。それに引き換え、父は秀作に声すらかけなかった・・・はずだった。
しかし、実はあのビーフカレーは・・・。
北沢知晶 役 波瑠
6位は北沢知晶役の波瑠さん。
前述の通り、尾関とのキスシーンが来週あるようだ。
波瑠さんと小瀧望さんといえば、2016年のドラマ「世界一難しい恋(セカムズ)」で共演していた。
北沢博文 役 小澤征悦
7位は北沢博文役の小澤征悦さん。
小岩井の娘が働いているとも知らず、メイド喫茶「ミルキー王国 別館」に行き、そこでハジけまくって「副業でカテーテル(稼いでる)」という医療ギャグまたやってのけた。
冨美代 役 桜井日奈子
8位は小岩井冨美代役の桜井 日奈子さん。
小岩井の娘で、大学生。
メイド喫茶「ミルキー王国 別館」で働いている。
小岩井が昔交際していた時に出来た子供。認知もしている。母親が亡くなり、小岩井が引き取ったという。
亀谷 役 東京03角田
9位は亀谷役の角田さん。
北沢家の執事を辞めた小岩井を雇ったラーメン屋の店主。
他の関連語
SNSに投稿されたこのドラマに関する関連語です。各単語の共起関係については冒頭に掲載した共起ネットワーク図もごらんください。
ハイライト・名場面(あらすじ含)
今回の盛り上がりグラフです。SNSで盛り上がった時間帯の分析をしています。キャスト別の盛り上がりもグラフ化していますので、お気に入りのキャストの出演時間帯を把握できます。まずは全体。
これも山田さんのファンの方以外の盛り上がり傾向を以下に示す。
盛り上がりポイントの傾向はほとんど同じ。なお下のグラフの11分30秒時点の盛り上がりポイントは、ジョンと弟ジョンのくだり。
各盛り上がりポイント(★マークの時点)について説明します。
プラトンを探す秀作
小岩井に続き、プラトンまでいなくなってしまったシーン。プラトンとは、秀作が飼っていた最愛のハムスターだ。
雨が降る中、カッパを着てプラトンを懸命に捜索する秀作。こんな時、小岩井がいたら・・・。
秀作は寒さに凍えながら、「僕もそろそろ母さんのそばに行きたいな・・・」とまで言った。
あの世にいる母は、何を思うだろうか。
しかしそんな辛い状況の中、SNS上では山田涼介さんがカッパ着てハムスターを探す姿が「可愛すぎる」と評判だった。
この時点のSNSでの反応:
「ハムスター探してる山田涼介がかわいすぎて」
「プラトン探してる時可愛かった」
「てるてる坊主みたい可愛いいいいい」
忍び込んだラーメン屋にて
小岩井は北沢家の執事を辞め、ラーメン屋に再就職した。
北沢家のみんなは、小岩井の事情を知り(娘がメイド喫茶で働いていたなど)、彼に戻ってきてほしいと考えるようになった。しかし小岩井は義理堅い男で、一度雇用に応じてくれた亀谷に申し訳が立たないことはできない。
そこで秀作は、小岩井が任されていたラーメンのスープ作りを妨害することを考えた。スープ作りに失敗すれば、小岩井はラーメン屋をクビになる。そうすれば北沢家に戻ってきてくれるはずだ。
秀作はスープが出来上がった後の深夜のラーメン屋に、目出し帽をかぶって忍び込んだ。そして小岩井が作ったスープを廃棄し、新しく自分でスープを作った。
不味すぎるスープを作れば小岩井のプライドを傷つける。うますぎれば小岩井はクビにならない。
秀作の心の声「肝心なのは、美味しさと不味さの絶妙なバランスだ」
秀作は、納得のできるスープを完成させた。
しかしその時、そこにもう一人、目出し帽の男が忍び込んできた。
その男が目出し帽をとる。
それはなんと、秀作の父・泰蔵だった。
この時点のSNSでの反応:
「親子そろってなにやってるんやwww」
「美味しさと不味さの絶妙なバランスww」
「お父さんwwwwwwwwww」
ビーフカレーを作ってくれたのは
さっきの続き。
父は秀作に「駅前のスーパーで、これから言う食材を買ってきてくれ」と指示した。
秀作が言われた通りに買ってくると、父はラーメンのスープ用の鍋で、ラーメンのスープとは全く違うものを料理し始めた。
父が料理を完成させた。その料理は、秀作の知っている味だった。
20年前のあの日、家出して、帰ってきたあとに食べたビーフカレー。あの日父は、秀作に言葉をかけなかったが・・・。
秀作の心の声「この瞬間まで、僕はずっと勘違いしていた。20年前家出したあの日、僕を心配する言葉を一言もかけてくれなかった父さん。生涯で一番美味しかったカレーを作ってくれたのは、小岩井ではなく、父さんだったんだ」
秀作、号泣。
泰蔵「どうだ?」
秀作「美味しいです・・・(泣)」
泰蔵「そうか」
この時点のSNSでの反応:
「不覚にも感動しちゃったじゃないか!!!」
「ラーメン屋でなにやってるのwww」
「感動的な場合かwwww」
「綺麗な涙を流すねほんと」
楠木の背中には二匹の鯉
ラストのシーン。
楠木がシャワーを浴びていた。サービスシーン・・・かと思いきや、このシーンには別の意味があった。
彼の背中には、二匹の鯉(?)が泳いでいた。刺青だ。この執事見習いは、何者なのだ・・・!?
というところで終了。
前述の通り、次回予告では知晶のキスのくだりがあった。また、知晶が「恵方巻き食ってろ!」と叫ぶシーンもあるようだ。
この時点のSNSでの反応:
「楠木…えっ くすのき……!?!」
「くすのきくんギャップが過ぎるわwww」
「え、お姉さんwww」
その他ネタバレ、あらすじ、解説等
今回は小岩井を連れ戻す話だった。
小岩井は仕込んだはずのラーメンのスープが、翌朝カレーになっていて驚愕。しかし、そのカレーの味は、泰蔵のカレーの味。小岩井は悟った。
結局、小岩井は北沢家に戻ることになった。また、彼の過酷な日常が始まる。
なお、秀作のラーメン屋侵入に手を貸したのは、小岩井の娘、冨美代だった。冨美代は父のキーホルダーからラーメン屋の鍵を抜き取り、秀作に密かに渡していた。冨美代は父のことが好きではなかったのだが、父の思いを知り心を入れ替えた。
というわけで、今回は二組の親子をめぐるハートフルなストーリーだった。
視聴者の概況
SNSの投稿数やユーザー数の集計です。これによりこのドラマのSNSにおける影響度や視聴者の動向を分析します。SNS版の視聴率のようなものだと思います。
投稿数とユーザ数の括弧内は、放送時間帯の第1,第2,第3,第4四半期,放送後6分間の各値。
初回からの推移図を示します。
すべての値で、前回から少し上昇した。
数値化された評価と感想
最後にSNSのデータを基にした評価を確認します。まずは全体。
これも、山田さんファンの方以外の集計を行った。
ほんの少し下がるものの、ほとんど変わらないと言っていいレベル。
初回からの推移図(全体)です。
今回は、初回、第2回と違って、ただのコメディではなくハートフルな話も絡めたストーリーで、新鮮だった。
1話完結型のコメディだと、面白いのだが話に繋がりがない(話の繋がりで視聴者を引っ張れない)ため、視聴者数(視聴率)は下がってしまいがちだが、当ブログのSNS投稿集計ではむしろ前回から上昇している。
また、今回の集計でわかったように、主演の山田涼介さんや所属するHey! Say! JUMP、ジャニーズ事務所のファンでない方の集計でも、盛り上がりの傾向や評価に大きな違いはなく、山田さんファン以外でも十分楽しめるドラマになっていると思われる。
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