『もみ消して冬』秀作(山田涼介)と博文(小澤征悦)の兄弟愛が笑える。一緒の毛布に入ったりハグしたり-第7話
日本テレビ 土曜ドラマ枠『もみ消して冬〜わが家の問題なかったことに〜』第7話(2018年2月24日22時0分~)の感想・評価の分析記事です。
今回は秀作(山田涼介)と博文(小澤征悦)の「北沢ブラザーズ」の兄弟愛が最初っからダダ漏れしている回でした。前々回は女性を巡って対決しましたが、今回は一転。一緒の毛布に入ったり、ハグしたり、一緒の部屋で寝たり・・・。二人のファンなら必見の回ですね。
キャスト影響度
まず、SNSのデータを用いて主要キャストの言及数を比較します。これにより各キャストのドラマへの影響度分析をします。
各キャスト言及数・関連語分析
SNSの投稿データから、各キャストに言及している投稿数、言及しているユーザー数、および主な関連語(括弧内はの数字は出現度)を示します。
北沢秀作 役 山田涼介
1位は北沢秀作役の山田涼介さん。
今回は、一度は里子にフラれてしまった。
同じく失望の中にいる兄・博文と傷を舐め合う展開に。
北沢ブラザーズはどこへ向かう・・・?
北沢博文 役 小澤征悦
2位は北沢博文役の小澤征悦さん。
今回の主役級である。
前回のラスト、善財が倒れた件で犯人扱いされてしまい、副院長の座が遠のく。その上人望もない。
副院長の座が絶望的になり、秀作と傷を舐め合う。
尾関光希 役 小瀧望
3位は尾関光希役の小瀧望さん。
今回は、例え話ではなく、北沢家に呼ばれて直接相談された。
ラスト付近では憧れの知晶にキス(!?)。
北沢家も異常だが、彼もなんかちょっと異常(!?)。
北沢知晶 役 波瑠
4位は北沢知晶役の波瑠さん。
北沢家で最もストレートに無茶な要求をするのは知晶。
ラストでは尾関にキスされた(!?)。
小岩井凛治 役 浅野和之
5位は小岩井凛治役の浅野和之さん。
クリーニング屋の手毛綱美鎖夫(児嶋一哉)のことを極度に嫌っている小岩井。
冷蔵庫を開けて中に絶叫してストレスを発散させている。
池江里子 役 恒松祐里
6位は池江里子役の恒松祐里さん。
来週、里子と秀作の恋が新しい段階を迎えるようだ。
なお彼女の部屋はドラマ「きょうは会社休みます。」の田之倉悠斗(福士蒼汰)の部屋と同じようだ。
また、部屋番号は401で、これはHey! Say! JUMPのメンバー、岡本圭人さんの誕生日だと、ファンの間では話題になったようだ。
北沢泰蔵 役 中村梅雀
7位は北沢泰蔵役の中村梅雀さん。
人格者のようでまったく人格者ではない父である。
善財一郎 役 竹森千人
8位は善財一郎役の竹森千人さん。
前回、ハンドベルで殴られて倒れていたが、生きてた!
博文のライバルであり、ともに副院長の座を争う存在。
「善財さん」と言われると「全財産」に聞こえると話題に。
楠木松也 役 千葉雄大
9位は楠木松也役の千葉雄大さん。
今回は再び広島カープネタ(永川のストレート)が出た。キスの様子を表現する形容詞である。
他の関連語
SNSに投稿されたこのドラマに関する関連語です。各単語の共起関係については冒頭に掲載した共起ネットワーク図もごらんください。
裏では平昌冬季五輪のカーリング女子が3位決定戦を戦っていた。ドラマ放送中に結果の速報が流れた。銅メダル獲得おめでとうございます。
ハイライト・名場面(あらすじ含)
今回の盛り上がりグラフです。SNSで盛り上がった時間帯の分析をしています。キャスト別の盛り上がりもグラフ化していますので、お気に入りのキャストの出演時間帯を把握できます。
各盛り上がりポイント(★マークの時点)について説明します。
北沢兄弟、一緒の毛布に入る
北沢家の庭にて。
秀作と博文は、お互い失意のどん底にあった。理由は前述のキャスト影響度の説明のところで書いたとおり。
二人は芝生に、それぞれ寝転がっていた。
兄は、里子に振られたばかりの弟に、自分が使っていた毛布を掛けてあげた。
弟は、その毛布を兄に掛け返す。
秀作「いいよ、兄さん使って」
博文「いいよ、お前のほうが寒いだろう」
秀作「ううん、僕、寒さには慣れっこだから」
博文「じゃあこっち来い。一緒に入ろう」
秀作「いいの?」
博文「うん」
一緒に毛布に入る兄と弟。
姉・知晶がその様子を見つめる。そして知晶がナレーション。
「この物語は、初めて組織のどん底に落ちた兄と、もともと家族のどん底にいる弟が、副院長を目指し、病院組織の権力に立ち向かう、兄弟の絆の物語である」
この時点のSNSでの反応:
「一緒に同じ布に入る仲良し兄弟wwww」
「波留のナレーションwww」
「ねえ、この兄弟庭でなにしてんのwww」
北沢兄弟、ハグする
お互いに傷を舐め合う兄と弟。
思えば前々回は、女性関係をめぐってお互いに争い、罠に嵌めあった。二人は罪を告白し、反省した。
秀作は、兄の人望のなさは自分のせいなのではないかと嘆き、自分を責めた。
そんな秀作に、博文は突然大声を出して「立て!」と言った
博文「いいから一回立て!」
秀作、立つ。
博文「ハグしよう」
秀作「どうして?」
博文「これまでのことは、お互い水に流そう」
秀作「うん!」
二人、ハグ。
博文「俺達は今日から二人で一人だ」
秀作「うん! 兄弟二人で力を合わせて頑張っていこうね!」
博文「秀作!」
秀作「兄さん!」
「あったかい」と言いながら抱き合う二人だった。
この時点のSNSでの反応:
「意味わからんがなこの兄弟wwww」
「何この兄弟wwwwwww」
「立て!!ハグしよう!!は笑うwwwwww」
「可愛い可愛いぞwwwwwwww」
尾関が知晶にキス!?
事件解決後。
尾関が知晶に突然キス!!
知晶は尾関をビンタして「何すんのよ! マイナス100ポイント」と言った。
しかし尾関は、再び知晶に顔を近づけた。キスしたのか、それとも彼女の耳元に何かを(知ってしまった兄の秘密を?)つぶやいたのか。
尾関「今のは何ポイントですか?」
知晶「200ポイント」
尾関「これでちょうど100ポイント。おやすみなさい」
尾関去る。
その様子を見ていた楠木は「永川のようなストレートじゃ」と言った。第4話では、顎へのキスを「永川のフォーク」にたとえていたが、今回はストレート。口と口ってことですね。
この時点のSNSでの反応:
「きゃー、チュウしたー!!!!!!」
「おぜきくん200ポイントGET」
「いや、これはキスしてないよ、角度的にそう見えるだけだからぁ!」
「姉さんがデレた!!かわいいなー」
次回も金田一少年!?
次回予告の場面。
今回のラストで、秀作は里子の部屋に入ることに成功。そこには眠る里子がいた!
そして次回は、秀作と里子が交際。秀作は里子を家に招き、父に紹介する。しかしそこで里子の靴がなくなるという事件が発生。
犯人探しが始まる。先週に続き、サスペンスの予感だ!
この時点のSNSでの反応:
「金田一少年みたいな次回予告やめろwwwww」
「もはやもう、金田一化してるやん」
「里子何故ベッドで眠りながら待つ」
その他ネタバレ、あらすじ、解説等
ストーリーは公式サイトも参考に。
今回は、博文と善財の副院長の座をめぐる対決だった。院長は、副院長候補たちにポイントを付けて査定していた(議員のオペ成功で10ポイントなど)。
秀作は院長に愛人がいることをつかみ、その秘密をつかもうと彼の別荘に侵入した。だがそこで発見したのは、院長と愛人、それに博文と、彼が性別に気づかず一緒にベッドに入ってしまった男性(*)の4人が写っている写真だった。
*このエピソードは第2話で、博文が「俺も昔、ベッドに入るまで相手の性別に気づかなかったことがある」とカミングアウトしたシーンを参照(第2話の記事)。
秀作は、その写真の発見を、博文には伝えなかった。
結局、博文は副院長昇進レースでは遅れをとることになったが、兄弟愛は深まった。
視聴者の概況
SNSの投稿数やユーザー数の集計です。これによりこのドラマのSNSにおける影響度や視聴者の動向を分析します。SNS版の視聴率のようなものだと思います。
投稿数とユーザ数の括弧内は、放送時間帯の第1,第2,第3,第4四半期,放送後6分間の各値。
初回からの推移図を示します。
今回は前回よりやや回復した。平昌五輪の銅メダル獲得の裏としては、よくやってる方だろうか。
数値化された評価と感想
最後にSNSのデータを基にした評価を確認します。
初回からの推移図です。
高い評価を維持している。
五輪よりこっちを見ていた視聴者にとっては、高く評価されたようだ。
今回は、兄弟愛のくだりが笑えて面白かった。前掲の盛り上がりグラフを見ても分かる通り、最初っから飛ばしていた。中盤から後半はやや失速しただろうか。まさに平昌五輪のカーリング女子が銅メダルを獲得している時であり、ちょっと運がなかった。
今回は兄弟愛のコメディもこなし、山田涼介さんはコメディ俳優の道を確立しつつある(!?)。ファンの方は複雑かもしれないが、他のジャニーズの俳優との差別化という意味でもとてもいいと思う。以前某番組で、山田さんはグループ(Hey! Say! JUMP)で王子様のような存在だと聞いたことがあるのだが、このドラマを見たらコメディ路線も捨てがたいのでは。
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