『この声をきみに』最終回の感想・評価。素晴らしい作品、超高評価に

感想・評価この声をきみに

感想可視化ネットワーク図

(記事内の各図・グラフの意味はこちら

NHKドラマ10枠『この声をきみに』第8話=最終回(2017年11月17日22時0分~)を視聴した感想・評価の記事です。

前回の記事はこちら

素敵なストーリーもいよいよ最終回。正直言ってめちゃくちゃよかったですね。SNSデータによる評価も、ものすごく高い値になりました。

 


この記事の目次

各キャストの影響度(言及数)

まず、SNSのデータを用いて主要キャストの言及数を比較します。これにより各キャストのドラマへの影響度分析をします。

役名キャスト言及数グラフ

1位は河合雄一役の戸塚祥太さん。トランスジェンダー。一部視聴者の間では、初回から彼の服装、特にカーディガンに注目が集まってきた。今回は真っ赤なカーディガンと、長方形がおしゃれに配置されたワイシャツ、そしてグレーで幾何学模様の入ったカーディガンを着用。

今回は、自分の進路や将来について語る場面もあった。

 

2位は穂波孝役の竹野内豊さん。初回から観ている人にとっては、彼の変貌ぶりは驚きというほかないと思う。朗読が良い効果をもたらしている。前回は、京子先生に「好きだあああああ!!」と叫んだ。

 

3位は江崎京子役の麻生久美子さん。前回、彼女の過去が明らかになった。モデルやタレントとして活動していたが、男に騙され、いわゆる人間不信のような状態になり生きてきた。京子の声は穂波を変えたが、彼女の心は頑なのまま。

 

4位は佐久良宗親役の柴田恭兵さん。朗読教室「灯火親」主宰。いつも優しい佐久良先生。

今期のドラマ、「さくら」っていう名前の主要な登場人物が多いなぁ。さくらの親子丼(主人公さくら)、コウノドリ(主人公サクラ)、オトナ高校(松井愛莉=姫谷さくら)他にもいるかも。

 

5位は磯崎泰代役の片桐はいりさん。朗読教室においてはプライベートは不可侵なはずだったが・・・最後は思いっきり恋愛していた。最後の発表会に来ていた(彼氏?)のは、まさかのパックン(パックンマックン)だった。恋は成就した模様。

 

6位は稲葉実鈴役の大原櫻子さん。声優志望。河合のことが好きだったが、失恋。だが今回は意を決して再アタックを・・・。

 

7位は奈緒役のミムラさん。穂波と離婚調停中の妻。穂波の変化に最も驚いている。

8位は福島邦夫役の杉本哲太さん。クニー。また船の生活が始まる。

 

ハイライト・名場面(あらすじ含む)

今回の盛り上がりグラフです。SNSで盛り上がった時間帯の分析をしています。キャスト別の盛り上がりもグラフ化していますので、お気に入りのキャストの出演時間帯をおよそ把握できます。

キャスト別ハイライト名場面グラフ

以下、各盛り上がりポイント(★マークの時点)について説明します。

 

河合雄一、コンビニを継ぐ

★19分(盛り上がり度:37)

河合が、京子に「僕、家の仕事を継ぐことに決めました」と報告する場面。

 

河合の実家は酒屋で、現在はコンビニになっている。父親にはずっと継げと言われていたが、フラフラしていた。実鈴や穂波を見て、いつまでもこのままじゃいけないと思ったようだ。

そして「いつかコンビニの店長しながら、僕も、こんな朗読教室の先生になりたい」と言った。

 

磯崎は「そう。とても素敵な夢だわ」と言い、絵里(趣里)も「河合くんに合ってる」と言った。河合は「ありがとう」と返した。

 

この時点のSNSでの反応:

こんなイケメンなコンビニ店長がいる店に通いたい
雄一くん立派になって…
戸塚くんの朗読教室開くならぜってぇ休まずに行く

 

実鈴、河合にデートを申し込む

★40分30秒(盛り上がり度:43)

実鈴が、またオーディションに落ちたことを河合に報告する場面。

ちょっと落ち込んでいる実鈴に、河合は「実鈴ちゃんの声は、どこか特別だよ」と言って慰めた。

 

河合は、(これまで何回か披露したことがある)胸の前で両手グーにして上下させるジェスチャーで「懲りずに頑張ろう」と実鈴を励ました。

 

実鈴は「はい!」と喜び、続けて「あの・・・あの、いつか、いつか、私が声優になって、その声が、声が電波に乗ったら、い・・・い・・・一回でいいから、デートしてくれませんか!」と、デートを申し込んだ。

河合は「いいよ。もちろん」と承諾。実鈴は「やったぁ!」とその場で一回転して喜んだ。

 

河合「でも僕、スイーツの味にはうるさいけど、ウザくない?

実鈴「全然、ウザくないです

河合「じゃあパンケーキ食べに行こう

 

この時点のSNSでの反応:

デートしてくれませんか?キャー
よかったね〜美鈴ちゃん
ンガアアアア実鈴ちゃんと雄一くん

 

この声をきみに

★46分(盛り上がり度:54)

京子と穂波は、いつかの教会に来た。12年前に一度、出会った教会。

 

穂波は「あの、本名を教えてくれとは言わない。せめて年齢ぐらいは聞けないものか?」と質問したが、京子は「聞けないものです」と回答を拒否した。

穂波は「素数かどうか知りたかっただけだ」とまた数学ジョークを放った。京子は「じゃあ、一つだけヒントを。今日が誕生日なの」と言った。

 

穂波「それは困るな。今日は僕何も持っていない

京子「何も要りません笑

穂波「いやいや、僕は先生から本当にたくさんのものをもらったんだ。朗読をしていると、動物や虫や、いや、宇宙とまで交差している感覚がある

 

穂波は、数学と朗読の共通点を語った。そして。

 

穂波「なら、仕方がない。その、(小声で)僕の声を・・・

京子「はい? 何? 聞こえない

穂波の口に耳を近づける京子。穂波はその耳に言った。

穂波「この声をきみに

 

京子の耳から口を離し、笑う穂波。「バカか!」と言って自分のおでこを叩いた。京子も笑った。

 

この時点のSNSでの反応:

タイトル回収 www
キャ━━━
そういうことだったのかああああああ

 

エンディング

★49分(盛り上がり度:70。今回最高の盛り上がり)

最後は、笑顔で教会を出て行く穂波と京子の図でエンド。

 

パジャマ姿の穂波が出てきてこう言った。

子供の頃の自分に言ってやりたい。心のぽっかりがなくなることは永遠にない。でも、ふいに心が熱くなる瞬間がある。

人生は悪くないよって。そう思えるよって。むしろぽっかりがあるからこそ、そういう瞬間が訪れるのかもしれない。

いずれにせよ。僕らの物語は始まったばかりだ

 

この時点のSNSでの反応:

本当いいドラマだった
なんて素敵な大人のドラマだったのだろう
最高だったありがとう!!!

 

以下の節では、あらすじ又はネタバレや、史実・原作に基づく解説などが含まれます。

その他あらすじ、ネタバレ等

最終回は、「京子先生引き止め大作戦G」と銘打った金曜メンバーによる作戦が描かれた。京子先生が朗読教室を辞めてしまう・・・それを引き止めるという作戦だった。

 

 

朗読の発表会に、京子先生は出演しない予定だったが、「おおきなかぶ」を朗読した金曜メンバーたちに促され舞台に上がった。そして一緒にかぶを引っ張った。

佐久良先生も、京子先生を指名して一緒に朗読した。

 

作戦Gは遂行された。だが、京子先生の心が変わったのかはわからない。

結局、京子先生は一度実家に戻り、疎遠だった家族と一緒に暮らすことになった。

 

金曜メンバーは、京子先生のいない灯火親で「あいたくて」を群読しながら、京子先生が戻ってくるのを待っている。

 

ストーリーは公式サイトのあらすじも参考に。

 

ここまであらすじ・ネタバレ・解説部分でした。

数値化された評価と感想

冒頭に掲載したのは、SNSのデータを基にした共起ネットワーク図です。感想の可視化・分析を目的に掲載しています。再掲します。

感想可視化ネットワーク図

河合雄一 可愛い コンビニ 教室」「穂波 変わる」「ドラマ 素敵 ありがとう」「終わる 寂しい」「素晴らしい 続編 (期待する、見たい)」「毎週 楽しかった」「幸せ 気持ち」「麻生久美子 竹野内豊 好き」「朗読 声 良い」など多くのポジティブな感想が投稿された。

 

自分 文集 読む」とあるのは、発表会で穂波が、予定していた「おじさんのかさ」を取りやめ突然自分の子供の頃の文集を読み始めたことから。当時の夢が語られていた。

 

最後にSNSのデータを基にした評価を確認します。

評価グラフ

最終回も無茶苦茶に高い評価となった。いずれの項目も異常なほど高い数字になっている。

このブログで採用しているSNSデータを利用した評価方法においては、今期最も評価の高い部類に入るドラマだったと言える。

(もちろん、ドラマには別の評価方法もある。視聴率や、視聴者アンケートなど。本来それらも総合的に判断すべきだが、少なくともこのブログで採用しているSNSデータを利用した方法では、上記のような評価をすることができる)

 

高い評価となった理由を考察する。

まず登場人物に、本当の意味で嫌な奴が一人もいない。穂波が最も詳しく描かれたが、他の人達にも一人ひとりの人生があって、いろんな事情を抱える人達が朗読教室に集っている、という感じがとてもよく表現されていた。金曜メンバーすべて好きになれる。キャストや役の魅力というのがある。

 

次に、朗読という題材そのものの良さ。一見地味だが、丁寧に楽しく描かれることによって、エンターテイメント的に観ても面白い。朗読したくなる、本を読みたくなる、声に出して読みたくなる、そしたら自分が何か変わるのだろうか、という前向きな気持ちにもさせてくれる。

 

そして新鮮さがあった。

悪人が出てきてそいつが倒される(または改心する)わけでもなく、困難があってそれを乗り越えるわけでもなく、謎を解くわけでもなく、刑事モノ医療モノでもなく、ホームドラマでもなく、かといってコメディでもない。そういう連続ドラマって本当に少ない。新鮮さを感じた。

 

本当はまだまだ書きたいことがあるが、長くなりすぎるのでこれぐらいで。

個人的にも好きなタイプのドラマでした。落ち着いて観れるし、癒されるし、煽られないし。

ありがとうございました。

感想・評価この声をきみに

Posted by tomo