『トットちゃん!』第1話-まるで「朝ドラ」のような雰囲気。古村比呂はチョッちゃんの母役で出演
テレビ朝日帯ドラマ劇場『トットちゃん!』第1話(2017年10月2日12時30分~)を視聴しました。
前期「やすらぎの郷」が好調だった「帯ドラマ劇場」の第2弾ですね。黒柳徹子さんの物語なのですが、第1話では徹子さんは出てきませんでした。両親の出会いが描かれました。
徹子さんの著書などを見ていると、ご両親の子供の育て方というのは、徹子さんの人格を作る上で相当影響したと思いますので、ここからか! という感じですね。
各キャストの影響度(言及数)
まず、SNSのデータを用いて主要キャストの言及数を比較します。これにより各キャストのドラマへの影響度を測ります。
1位は徹子の母・チョッちゃんこと朝役の松下奈緒さん。第1話では音大の声楽科に在籍、という設定。とにかく大きな声で歌ってます。
2位はに「徹子」が入っているのですが、今回、徹子さんは出てきません。まあ徹子さんの物語なので入ってくるのは当然ですが。清野菜名さんと豊嶋花さんが演じます。
3位は徹子の父・黒柳守綱役の山本耕史さん。バイオリニスト。今回は朝との出会いがありました。
4位は朝の母・門山三好役の古村比呂さん。1987年のNHK連続テレビ小説『チョッちゃん』では朝を演じましたが、今回は朝の母親を演じるという因縁と言うべきか、粋というべきか。
5位は井上宏役の高田純次さん。朝の叔父ですね。6位は井上えつ役の八木亜希子さん。こちらは朝の叔母にあたります。
ハイライト(名場面)
今回の盛り上がりグラフです。SNSで盛り上がった時間帯が確認できます。
まあ、放送時間が放送時間だけに、やや言及数は少ないのですが。以下、各盛り上がりポイント(★マークの時点)について説明します。
ナレーションは大下容子アナ
★1分(盛り上がり度:21。今回最高の盛り上がり)
第1話冒頭でいろんな情報が。
まず、ナレーションは大下容子アナ。テレ朝見てたら大下さんしょっちゅう見るんですけど。すっごい忙しいんじゃないですか。さっきまでニュース読んでましたよね!?
主題歌は福山雅治さんの「トモエ学園」。トモエ学園というのは、後に黒柳徹子さんが入学することになる学校の名前。「窓ぎわのトットちゃん」など多くの著書で出てきます。普通の小学校を退学させられた徹子さんは、トモエ学園に入学。そこで彼女の人格がつくられます。
さらに、メインテーマを演奏しているのは松下奈緒さんとなっています。松下奈緒さんは女優でもありますが、ピアニストや作曲家としても活動。徹子さんの母が、テーマ演奏とはすごい。
朝ドラっぽい雰囲気
★3分(盛り上がり度:20)
時は昭和4年11月。黒柳徹子さんが生まれる4年前の話から始まりました。
ラジオ体操。
チョッちゃんの歌。
松下奈緒さんの出演。
古村比呂さんの出演。
福山雅治さんの主題歌。
なんとなくNHK連続テレビ小説(朝ドラ)っぽい雰囲気を醸し出している要素が色々あるなと思ったら、やっぱりSNSでもそういう意見が多数あってほっとした。
朝、守綱に一目惚れ!?
★12分(盛り上がり度:16)
黒柳守綱は、仲間とともに年末に第九の演奏会をすることに。合唱は学生らでまかなうことになり、そこに朝も参加した。
守綱が学生の前に現れると「あの方よ! コンサートマスターの黒柳先生!」という学生もいて、この時点で既に守綱が有名人だとわかる。
朝は、守綱をじっとみつめて、彼から放たれる光をぼんやりと見つめた。一目惚れ・・・に違いない。
朝、守綱に怒られる
★15分(盛り上がり度:17)
第九の練習で、朝は張り切って大声で歌ったのだが、練習終了後に守綱に怒られる。
守綱「君、背の高い君!」
朝「はい!」
守綱「君は音楽学校で何を学んでいるのかね?」
朝「声楽です!」
(周りの人の嘲笑)
守綱「応援団ではないのだから、大声を出せばいいというものではないよ。第4楽章の意味を考えなさい。そしてもっと、みんなの音を聞きなさい。君の無神経な大声で、オーケストラが台無しだ」
朝、ガーン!
この時点のSNSでの反応:
「ベッタベタな最悪の出会い」
「やはり出会いは最悪のパターン」
「最悪の出会いキター!」
次回予告では、守綱の「結局君は、僕だけを見ていたね。僕も君が気になって仕方がなかったよ」というセリフがあった。今回アレだけ怒っておいて守綱、手が早いぞ・・・!
数値化された評価と感想
冒頭に掲載したのは、SNSのデータを基にした共起ネットワーク図です。感想の可視化を目的に掲載しています。再掲します。
「松下奈緒 歌う」「古村比呂 チョッちゃん ヒロイン 演じる」「出会い 最悪」などの感想があった。ひときわ大きな「朝ドラ」の文字。やっぱりみんな「朝ドラっぽい」と感じている様子。
「ゲゲゲの女房」とあるのは松下奈緒さんが主演した朝ドラですね。
全体的に確かに朝ドラっぽい雰囲気だと思います。
最後にSNSのデータを基にした評価を確認します。
結構高いですね。
黒柳徹子さんの半生という鉄板の素材ですし、主題歌なども含めて役者が揃った感があった第1回だった。
朝と守綱の出会いは、最悪のものだったが、どこかほのぼのしてしまう。「徹子の部屋」からの流れも抜群だし。実質15分ちょっとの番組だから昼ドラ(NHK)への移行もやろうと思えばできるっていう。
多くの人が「朝ドラ」っぽいと感じたように、今期は朝ドラを毎日2本観る気分になるかもしれない。
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