『トットちゃん!』第16話-「ロッキーは兵隊に連れて行かれた」と言う朝。察する徹子

感想・評価トットちゃん

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感想可視化ネットワーク図

(記事内の各図・グラフの意味はこちら

テレビ朝日帯ドラマ劇場『トットちゃん!』第4週・第16話(2017年10月23日12時30分~)を視聴した感想・評価の記事です。

前回は、福元郁夫くんが亡くなったこと、そして太平洋戦争に突入したところまでが描かれました。

今回はいよいよ戦争の描写が本格的になっていきます。時は昭和19年4月。

 

今回は徹子の愛犬・ロッキーについての話もありましたが、原作ってこんなんだったかな? と思って読み直したらちょっと違いました。後述しますね。

 


この記事の目次

各キャストの影響度(言及数)

まず、SNSのデータを用いて主要キャストの言及数を比較します。これにより各キャストのドラマへの影響度分析をします。

役名キャスト言及数グラフ

1位は黒柳家の犬ロッキー。今回は衝撃的な出来事があり、圧倒的な1位となりました。詳しいことはハイライトの箇所に書いてあります。

2位は黒柳徹子役の豊嶋花さん。一般的な子どもたちとは違う教育をするトモエ学園で育ったので、戦争に対する捉え方も他の子達とは異なっていると思う。両親の影響も大きい。

 

3位はチョッちゃんこと徹子の母・黒柳朝役の松下奈緒さん。苦労の多い、悩む母です。

 

4位はトモエ学園校長・小林宗作役の竹中直人さん。優しい校長。生徒たちだけではなく、生徒の母であるチョッちゃんにもアドバイスする。

 

5位は伊藤華子役の高岡早紀さん。エミーを慰める。

6位はダニー市川役の新納慎也さん。徴用され台湾へ行っている。今回、久しぶりにエミーに手紙をよこした。

7位はエミー市川こと有澤恵美子役の凰稀かなめさん。元々は伯爵家のご令嬢だが全てをすててダニーと駆け落ちした。にもかかわらず、ダニーは徴用されてしまった。完全に精神が崩壊している状態。ダニーから久しぶりに手紙が来たが、喜びもしない。ひどく落ち込んでいる。

 

ハイライト・名場面(あらすじ含む)

今回の盛り上がりグラフです。SNSで盛り上がった時間帯の分析をします。

ハイライト名場面グラフ

以下、各盛り上がりポイント(★マークの時点)について説明します。

以下の節では、あらすじ又はネタバレや、史実・原作に基づく解説などが含まれます。

 

昭和19年

★2分30秒(盛り上がり度:12)

昭和19年4月。

軍部は、国民には歌舞音曲を禁じつつ、ラジオではクラシックを流していた。

これは敵国に余裕を見せるための作戦だったとのこと。守綱はこの演奏に参加していた。

 

一方朝には、着物をモンペに仕立て直す仕事が殺到してきた。女子にはモンペの着用が義務付けられたからだ。

 

よく噛めよ、食べ物を

★11分30秒(盛り上がり度:13)

大日本婦人会が、近所の子供達を連れて傷病兵の行くとのことで、徹子も参加することになった。

 

傷病兵らの病室で、他の子どもたちは「鯉のぼり」を歌っていたが、徹子はこの歌を知らなかった。

傷病兵のひとりに「君の知っている歌を歌ってほしい」と言われた徹子は、いつもトモエ学園で昼ごはんのときに歌っている「よく噛めよ食べ物を」の歌を歌った。

 

以前の記事でも書いたが、この歌の原曲は「Row Row Row Your Boat(または単にRow Your Boat)」。日本語で「船をこげよ」。替え歌の作詞は小林先生。

原曲は定番のアメリカ歌謡曲とのことなので、敵国の歌だが徹子は気にしない。

 

傷病兵たちはその徹子の歌を聞いて、泣いたのだった。

 

泣いた理由は詳しくはわからない。

この時点のSNSでの反応:

兵隊さんたち泣いちゃった
子供が子供らしかったからかな?
心に深く染みたみたい

 

ロッキー、兵隊に行く

★14分(盛り上がり度:18。今回最高の盛り上がり)

徹子が家に帰ると、不思議なことにロッキーがいない。いつもはお迎えしてくれるのに。

 

朝は徹子に「ロッキーは兵隊に行ったの」と言った。「さっき突然、軍のお迎えが来て」「ロッキーのことはもう忘れましょう」と。

 

ソファに残された、ロッキーの毛が切ない。

 

 

もちろん、ロッキーが兵隊に行くというのは朝の優しい嘘であって、本当はロッキーは死んだということだろう。

原作「窓ぎわのトットちゃん」では、「兵隊に行く」ではなく「いなくなったの」と表現されている。朝は徹子に、遠くまで探しに行ったり、みんなに聞いてみたりしたけど、見つからなかった、などと言う。

 

徹子が、朝の言葉でロッキーの死を察するのは原作と同じだが、原作では徹子が朝に心配をかけまいと「(ロッキーは)どこへいったのかなー」と、騙されたふりをする描写もあって切ない。

ロッキーの毛を見て泣く描写は、原作と同じだった。

 

守綱に召集令状

★18分30秒(盛り上がり度:13)

次回予告では、守綱に召集令状が渡される場面があった。

戦争の陰がどんどん黒柳家を侵食していく。

 

ここまであらすじ・ネタバレ・解説部分でした。

数値化された評価と感想

冒頭に掲載したのは、SNSのデータを基にした共起ネットワーク図です。感想の可視化・分析を目的に掲載しています。再掲します。

感想可視化ネットワーク図

戦争 酷い 悲しい 供出」「教育勅語」「子供 辛い」「徹子 泣ける」などの言葉が並んだ。左上にひときわ大きい「ロッキー」の文字もある。

下に「三宅健 出演 決定おめでとう」という箇所があるが、これはV6の三宅健さんがこのドラマに出演することが発表されたため。NHKのフロアディレクター・久松役。

11月21日の第37話からだそうです。

 

最後にSNSのデータを基にした評価を確認します。

評価グラフ

総合的にはほぼ平均的となっているが、「好き」などが低く、「面白い」や「期待」の数値が高い。

今回は悲しい話が多かった。だが後味が悪いわけでもなかったし、時間の使い方も悪くなかったと思う。郁夫くんに続くロッキーとの別れ。

 

今週は暗い話が続きそうですが、そのなかで黒柳家がどう振る舞うのか注目です。