『トットちゃん!』「じんじょっこに国境はねえ」「この時代に生まれたもんは、べこも人間も同じ」-第22話

感想・評価トットちゃん

感想可視化ネットワーク図

(記事内の各図・グラフの意味はこちら

テレビ朝日帯ドラマ劇場『トットちゃん!』第5週・第22話(2017年10月31日12時30分~)を視聴した感想・評価の記事です。

青森に疎開した朝と徹子ですが、ここでも戦争で人々の心はすさんでいますね。このドラマ、印象的なフレーズがいくつもでてきて、はっとさせられることがあります。

 


この記事の目次

各キャストの影響度(言及数)

まず、SNSのデータを用いて主要キャストの言及数を比較します。これにより各キャストのドラマへの影響度分析をします。

役名キャスト言及数グラフ

1位は黒柳徹子役の豊嶋花さん。どうやらそろそろ急成長する予感がする。一気に23歳ぐらいに成長しそうだ。もうすぐ子役時代とはお別れとなる。

 

2位はチョッちゃんこと徹子の母・黒柳朝役の松下奈緒さん。自由奔放な娘をもち、気苦労の多い母。でもそうやって自由にさせたからこそ後の徹子がある。

 

3位は佐々木八重役のいしのようこさん。佐々木家で敵か味方かわからないけど、とりあえず優しいときもある。

4位は佐々木伸夫役の宮川一朗太さん。東京から徹子と朝を受け入れたはいいが、今回の事件をうけて心中いかばかりか。

5位は佐々木トメ役の中村メイコさん。朝と徹子には早く出ていって欲しい派。表面上はそうでもないけども。朝や徹子たちに冷たいときもあるようで、どこか優しさが残っている感じがする。

 

ハイライト・名場面(あらすじ含む)

今回の盛り上がりグラフです。SNSで盛り上がった時間帯の分析をしています。キャスト別の盛り上がりもグラフ化していますので、お気に入りのキャストの出演時間帯をおよそ把握できます。

なお徹子は「清野菜」表記としてある。

キャスト別ハイライト名場面グラフ

以下、各盛り上がりポイント(★マークの時点)について説明します。

以下の節では、あらすじ又はネタバレや、史実・原作に基づく解説などが含まれます。

じんじょっこに国境なし

★2分30秒(盛り上がり度:15)

子供の適応力というのはすごい。

青森・北戸の国民学校に通い始めた徹子は、牛の絵を描いて「べごだ」と青森弁で言って他の生徒に見せていた。

 

女生徒から「じんじょっこ 描いてけろ」と言われた徹子。「じんじょっこ」が何のことかわからない。逆に「おめのじんじょっこ描いてみへれ」と言って、じんじょっこが何であるか把握した。

 

じんじょっこは、青森弁で「人形」の意味があるようだ。青森だけなのか、津軽だけなのか、ここ北戸だけなのか、それとも東北の他の地域でもそういうのかはよくわからない。今でも通じるのかな?

 

徹子は、フランス人形のようなじんじょっこを描いた。

敵国のじんじょっこでねえか?」と言われても、徹子は「じんじょっこはじんじょっこだ。めんこいじんじょっこに国境はねえ」と言った。

 

この時点のSNSでの反応:

トットの順応性
もう方言に馴染んでるw
言語的適応力が見事

 

牛を逃した徹子

★8分(盛り上がり度:15。今回最高の盛り上がり)

徹子が、佐々木家の牛を3匹逃してしまう事件が発生する。徹子は牛と話せるので、牛の「死にたくない」という言葉を聞いたようだ。

 

その後、牛は見つかった。

朝は土下座で謝るが、徹子は謝ることができなかった。

 

トメは「徹子ちゃん、百姓は毎日やらねばなんねえ大事なことがいっぺえあるんだ。つまんねえことでバタバタしている暇はねえ。わかったか? ・・・わかったかッ!!?」と言った。

徹子はうつむいて黙っていた。

 

この時代に生まれたら、べこも人間も同じ

★10分(盛り上がり度:14)

牛を逃した事件は徹子が犯人だったのだが、当初は牛の管理をしている佐々木家の息子・正夫が容疑者扱いされ、伸夫から殴られた。

 

その正夫と徹子の会話。正夫は、牛は食べられるために生まれてきたのであり、どうやっても逃げることはできない、そんなこともわからないお前は「やっぱり大馬鹿者だじゃ!」と言った。

正夫は、「おらだってもうすぐ兵隊さとられんだ。して、お国のために死ぬんだ。おまえのとっちゃもんだべ。この時代に生まれたもんは、べこも人間も同じなんだ」と言って去っていった。

 

この時点のSNSでの反応:

あまりにも悲しすぎる正論
少年が正論すぎて涙
怖い言葉だ

 

その後、徹子はあの片手首のない郵便屋・畑栄と出会った。徹子も朝と同じように、彼に親切にした。

 

今回はベコ事件に加えて、モンペを巡っても事件があった。朝がトメと八重のために仕立てたモンペ、田舎の人にしては派手なものだった。八重とトメが陰で「東京の人がやることはわからねぇ」と言っているのを偶然通りかかった朝が聞いてしまった。

 

そういうこともあってか、朝は佐々木家から独立せねばと考えたのだろう。佐々木家の今は使っていないボロ小屋を借り、そこに徹子と住むことにした。

朝はそのボロ小屋を「ここがお母様と徹子さんのアンクル・トムの小屋」と言った。

 

ここまであらすじ・ネタバレ・解説部分でした。

数値化された評価と感想

冒頭に掲載したのは、SNSのデータを基にした共起ネットワーク図です。感想の可視化・分析を目的に掲載しています。再掲します。

感想可視化ネットワーク図

人間 時代」「大人 子供 気持ち」「牛 逃がす」「アンクル・トムの小屋」などの言葉が多く投稿された。

明日 アザミ」は、次回予告で清野菜名さんが登場したため。この枠で前期に放送されていた「やすらぎの郷」で、清野菜名さんは榊原アザミ役で出演していた。

 

最後にSNSのデータを基にした評価を確認します。

評価グラフ

総合的には、平均よりやや高め。「面白い」に限ればさらに高めとなっている。

 

印象的な言葉がいくつもでてきた。

じんじょっこに国境はない」「この時代に生まれたもんは、べこも人間も同じ」「お母様と徹子のアンクル・トムの小屋」。

悲しくもあるのだが、印象的な言葉でその時代や状況を適切かつ簡潔に切り取っていて、素直にすごいと思った。

 

さて次回はいよいよ徹子、大きく成長へ。