『トットちゃん!』久松勇(三宅健)と河毛博(ディーン・フジオカ)のモデルの紹介及び第38話感想・評価

感想・評価トットちゃん

感想可視化ネットワーク図

(記事内の各図・グラフの意味はこちら

テレビ朝日帯ドラマ劇場『トットちゃん!』第8週・第38話(2017年11月22日12時30分~)を視聴した感想・評価の記事です。

前回は、NHK職員でフロアディレクター・久松勇を演じる三宅健さんが初登場。

そして今回は、アメリカ帰りのNHKの講師・河毛博を演じるディーン・フジオカさんが登場しました。

 

本記事ではこの第38話の感想・評価とともに、二人のモデルだと思われる人物も紹介します。

 


この記事の目次

各キャストの影響度(言及数)

まず、SNSのデータを用いて主要キャストの言及数を比較します。これにより各キャストのドラマへの影響度分析をします。

役名キャスト言及数グラフ

1位は河毛博役のディーン・フジオカさん。NHKで徹子らを教えるアメリカ帰りの講師。ドラマオリジナルキャラクターとのことだが、モデルとされる人物がいる。後述する。

 

2位は久松勇役の三宅健さん。NHK職員でフロアディレクター。前回初登場した。こちらも一応、モデルと思われる人物やエピソードがあるのでご紹介したい。後述する。

 

3位は黒柳徹子役の清野菜名さん。前回は金剛丸五郎から「蹴落とさねえやつは蹴落とされる」と言われショックを受けたが、この言葉を否定する人(大岡龍男)もいて、彼女なりのプロフェッショナル像をさぐっていく。

 

4位はエミー市川こと有澤恵美子役の凰稀かなめさん。シイナさんのカレー屋で踊りながらウエイトレスをしている。ダニー(新納慎也)のことは吹っ切れたっぽい。シイナさんに冷たいアイスチャイの販売を提案する。

 

5位はチョッちゃんこと徹子の母・黒柳朝役の松下奈緒さん。守綱のプロフェッショナル論を聞いて「素敵。やっぱりパパはすばらしいわ」と言った。

6位はシイナこと椎名昭造役の小澤征悦さん。エミーをめっちゃ意識しているいっぽい。時は来たか。

 

7位は徹子の父・黒柳守綱役の山本耕史さん。シベリア抑留中、彼のバイオリンを聞いて生きる希望を見出した人を例に出し、「プロフェッショナルの仕事は、人の命を息づかせる力がある」とプロフェッショナル論を語った。

 

8位は井上えつ役の八木亜希子さん。同棲している木島吉秋(田野倉雄太)に結婚を申し込まれたが、断った。えつは、年下で将来ある彼を自分が拘束してはいけない、と考えているようだ。

 

ハイライト・名場面(あらすじ含)

今回の盛り上がりグラフです。SNSで盛り上がった時間帯の分析をしています。キャスト別の盛り上がりもグラフ化していますので、お気に入りのキャストの出演時間帯をおよそ把握できます。

キャスト別ハイライト名場面グラフ

以下、各盛り上がりポイント(★マークの時点)について説明します。

 

徹子、久松(三宅健)に怒られる

★13分(盛り上がり度:19)

徹子が大勢のガヤ役の一人として、ラジオ番組のリハーサルに臨んだ場面。

徹子はガヤという立場をわきまえず、劇中で人が倒れるのを見て、倒れている人に猛然と近づき「もしもし、どうなさったんです? 死んじゃったのかしら? もしもーし!!」と叫んだ。

 

フロアディレクターの久松はすぐさま、「止めまーす!!」といってリハーサルを中断。徹子に「そこまで出てこないでください」と注意した。

 

しかし、やり直しとなったリハーサルでも徹子は、ガヤの役割をわきまえず、遠くから「とどうしたんですかーー!!」と全力で叫んだ。久松は、徹子に「もっと後ろに下がって!!」と言ってマイクから遠ざけた。そして「お願いですから黙っていてください」と。

徹子が「黙っていたら、いても仕方ないんですけど」と言うと、久松は「仕方ないのならお帰りになっても結構ですけど」と言った。

 

このシーンにはモデルがある。久松のモデルの件とあわせて、少々ネタバレが含まれるため、後述のネタバレの箇所で記述します。

 

河毛博(ディーン・フジオカ)のモデル

★14分(盛り上がり度:35。今回最高の盛り上がり)

今回最大の盛り上がりは、講師の河毛博が登場したシーン。

 

彼は「テレビジョンの未来について」と題して、新人俳優らに講義をした。

河毛は「我々の文化が向上するか堕落するかは、テレビジョンにかかっています」などと言い、テレビジョンによって他国との相互理解が進み、永遠の平和が実現できるかもしれないと説いた。これこそがテレビジョンの本当の力であり、価値だと。

 

河毛先生はアメリカ帰り。テレビジョン先進国であったアメリカの手法を日本に持ち込んだ。

 

この河毛博という人物は、オリジナルキャラクターではあるが、実在の人物のモデルがいるとされている。

そのモデルとは「永山弘」という実在の人物だと思われる。彼も黒柳徹子さんの著書「トットチャンネル」に書かれている人物だ。

 

永山弘は、NHKがテレビ放送を始めるにあたりアメリカに特派員として送られ、放送のことを学んできた人物。徹子さんは著書に、永山弘について、30代で、とってもハンサムで、スポーツマンタイプの魅力的な人、名プロデューサーであり演技力もあり、感覚に優れ、英語ができる、などと書いている。

 

永山弘は、今となっては当たり前の、撮影現場はおろか普段の生活にまでに浸透し使われている言葉、例えば「リハーサル」「ディレクター」「スケジュール」「アップ(顔を大きく映すこと)」などを持ち込んでいる。

当時はカメラの性能や台数の問題で、アップにする時はカメラマンが全力で走って俳優に近づくこともあった。それができない時は、逆に俳優が全力で走ってカメラに近づくことで対処した、なんていうテクニックも、永山から教わったことの思い出として黒柳徹子さんの著書に書かれている。

 

なおディーン・フジオカさんの出演については、徹子さんが熱望して実現したとのことだ。

この時点のSNSでの反応:

おディーン様キタ━━━
突然のおディーン様!www
今日のトットちゃんは豪華だね~

 

徹子の誇りと使命

★15分30秒(盛り上がり度:22)

河毛先生の話は、徹子の胸に「テレビの俳優として立つことの誇りと、熱き使命を教えてくれた」・・・というところで今回は終了。

 

実際、黒柳徹子さんは河毛先生のモデルとなった永山弘の講義を、熱心に聞いていたらしい。

人物としても信頼し、「素敵」と感じていたようだ。永山は2年後に、テレビ史上初の芸術祭賞を受賞する。

 

以下の節では、あらすじ又はネタバレや、史実・原作に基づく解説などが含まれます。

その他あらすじ、ネタバレ等

まず久松のモデルの件。

徹子が久松に怒られたシーンは、黒柳徹子さんの著書「トットチャンネル」にも書かれているエピソード。

また昨年のNHKのドラマ「トットてれび」でも映像化されている。久松の役割は、濱田岳さんが演じた「伊集院ディレクター」というキャラがした。伊集院は架空の人物とされている。

 

トットチャンネルには、このエピソードの久松や伊集院にあたる人物として、具体的な名前は書かれていない。ただ「演出家」と書いてある。

徹子は複数の演出家から同じようなことを言われ、ついには徹子の顔を見るだけで「帰っていいよ。伝票(出演料が出る書類)はつけとくから」と言われるようになっていまう。

 

徹子さんが著書で、NHK時代に特にお世話になったディレクターとして特に名前をあげているのは末盛憲彦という人物。末盛憲彦は「午後のおしゃべり」「夢であいましょう」「ステージ101」といった黒柳徹子さんが出演した番組に携わっている。

 

ただ、三宅健さんの久松は、この後、テレビ朝日(当時のNET)に転職して「13時ショー」や「徹子の部屋」の立ち上げに携わるという。この役割をした実在の人物は「中島力」という人だと思われる。

久松は、もしかするとこの「末盛憲彦」と「中島力」という二人の人物を合わせたようなキャラクターなのかもしれない。

 

なおディーン・フジオカさんですが、今回だけの出演のようです。

ここまであらすじ・ネタバレ・解説部分でした。

前回の記事はこちら

数値化された評価と感想

冒頭に掲載したのは、SNSのデータを基にした共起ネットワーク図です。感想の可視化・分析を目的に掲載しています。再掲します。

感想可視化ネットワーク図

無色透明」とあるのは、徹子が大岡から「無色透明なのがトットさまのいいところ」と言われたことから。これも実話。

また、次回は劇作家の飯沢匡(こちらは実在の人物で、実名)役で高橋克典さんが出演する。

最後にSNSのデータを基にした評価を確認します。

評価グラフ

安定して高い評価となっている。

今回も黒柳徹子さんの実話をベースとした面白いストーリー。展開のスピード感。それに三宅健さん、ディーン・フジオカさんといった豪華な出演者が華を添えた。SNS投稿数も前回ほどではないが、普段より多めで推移した。

シイナさんとエミーのくだり、えつと木島のくだりなど、このドラマは恋愛パートが独特だ。いつでもドロドロの昼ドラに脱線できそうではあるが、いまのところ軌道を外れてはいない。