『トットちゃん!』森繁久彌(近藤真彦)の演技に違和感を感じた第43話感想・評価

感想・評価トットちゃん

感想可視化ネットワーク図

(記事内の各図・グラフの意味はこちら

テレビ朝日帯ドラマ劇場『トットちゃん!』第9週・第43話(2017年11月29日12時30分~)を視聴した感想・評価の記事です。

今回もいろんな出来事がありましたが、視聴者の印象に最も残ったのは森繁久彌を演じている近藤真彦さんの演技ではないでしょうか。詳しくは後述します。


この記事の目次

各キャストの影響度(言及数)

まず、SNSのデータを用いて主要キャストの言及数を比較します。これにより各キャストのドラマへの影響度分析をします。

役名キャスト言及数グラフ

1位は森繁久彌役の近藤真彦さん。いつも女性たちを引き連れて歩く大物。今回は乃木坂上倶楽部にカレーを食べに来た。今回初登場ではないが、長いセリフが初めてあった。視聴者からはその演技が注目された。詳しくはハイライト及びこの記事の最後に書く。

 

2位は久松勇役の三宅健さん。徹子の結婚に猛反対する。もちろん徹子が女優として売れているという仕事上の事情もあるようだが、私情も混じっているのでは・・・。

3位は向田邦子役の山田真歩さん。もちろん実在の人物。山田真歩さんは「花子とアン」の宇田川や、今期のドラマでは「オトナ高校」で引きこもりのヒミコを演じている。完成度の高い向田邦子に仕上げてきた。

 

4位は黒柳徹子役の清野菜名さん。

5位は井川咲子役の趣里さん。メイクさんになったシャープさん。NHKに落ちた後、一度は受かったが蹴ってしまった藤原歌劇団に再度入団を願い出た。だが、相手にされなかった。シャープさんはそれでもテレビの世界が諦めきれず、メイクさんになって戻ってきたのだ。

 

6位は渥美清役の山崎樹範さん。

7位はチョッちゃんこと徹子の母・黒柳朝役の松下奈緒さんでした。

 

ハイライト・名場面(あらすじ含)

今回の盛り上がりグラフです。SNSで盛り上がった時間帯の分析をしています。キャスト別の盛り上がりもグラフ化していますので、お気に入りのキャストの出演時間帯をおよそ把握できます。

キャスト別ハイライト名場面グラフ

今回はハイライトが多いため、特別にハイライト5つバージョンとしました。その分、一つ一つの盛り上がりポイントの説明は簡潔にしています。

以下、各盛り上がりポイント(★マークの時点)について説明します。

 

選ばれなかった者

★7分30秒(盛り上がり度:16)

久松は、徹子が結婚することに反対する。

久松「黒柳さんはみんなの黒柳さんなんだよ。誰か一人の男のものになってしまったら、視聴者も僕もガッカリだよ! これから女優として輝こうっていうときなのに。僕は反対します。以上!

 

視聴者も、僕も・・・?

 

シャープさんも「選ばれた者は、選ばれなかった者の思いも背負っていってほしいですから」と言った。

 

向田邦子が登場

★12分30秒(盛り上がり度:22)

徹子、渥美、久松らが乃木坂上倶楽部でカレーを食べているところに、森繁久彌もやってきた。

森繁にみんながそれぞれ挨拶する。

 

森繁は「この子ね、雑誌に文章なんて書いてるんだけど、今度私のラジオの台本なんて書いてもらおうと思ってるんですよ。それからね、必ず世に出てきますからね。覚えておいてくださいよ。向田邦子っていうの」と言って、連れていた後の大脚本家を紹介した。

 

SNS上では、向田邦子の登場で盛り上がると同時に、近藤真彦さんの演技が話題になった。

この時点のSNSでの反応:

マッチパイセンの演技どうよwwwww
似てる似てない以前にお芝居がどいひ
マッチはマッチだな~

 

マッチの演技については最後の感想の箇所でも触れる。

 

あなたって子供ね

★14分(盛り上がり度:20)

向田邦子が徹子に「あなたって子供ね、あの色気がわからないの?」と言った場面。

その視線の先には、女の子にちょっかいをかける森繁久彌の姿。

 

カンペを使う森繁久彌

★15分30秒(盛り上がり度:23。今回最高の盛り上がり)

当時テレビドラマは生放送だった。だから色んなトラブルが起きた。

 

ラジオドラマ時代、俳優たちはセリフを覚える必要がなかった。テレビドラマになるとセリフを覚える必要がある。映画のように取り直しもできない。

だからテレビに慣れていない俳優たちは、スタジオのいろんなところにカンペを配置した。

 

本番中にいかにしてカンペを見るか、俳優たちは苦労する。今回描かれたことと同じような話だが、前回の記事のネタバレ箇所に書いたような事件も実際に発生している。

 

このシーンでもやっぱり近藤真彦さんの演技が話題になった。

この時点のSNSでの反応:

マッチ、、、ひっこめ!
マッチそれはモノマネですかwww
それにしてもマッチの演技」

 

徹子、倒れる

★18分(盛り上がり度:20)

テレビ6本、ラジオ3本のレギュラーを抱える超売れっ子になった徹子。

ある日、スタジオで倒れてしまう。過労だろうと思われる。

 

次回予告では、徹子に「好きな人がいない」とわかった久松が「いないんだ」と言ってニヤニヤする場面があった。

 

以下の節では、あらすじ又はネタバレや、史実・原作に基づく解説などが含まれます。

その他あらすじ、ネタバレ等

結局、徹子は結婚を撤回した。朝から3着もオーバーをもらい、ウエディングドレスも製作してもらっている途中だったのに。朝からは「結婚詐欺」と言われてしまった。

 

今回のラストで徹子は倒れた。過労で入院することになる。

自分がいないと現場はさぞ大変だろうなと思う徹子だったが、実際は彼女がいなくてもそれほど問題にはならなかった。

 

これは黒柳徹子さんの著書「トットチャンネル」のラストに書かれているエピソードだ。

 

当時はテレビドラマも生放送だった。徹子が渥美清と夫婦役で共演しているドラマももちろん生放送。しかし徹子は入院中。どうするのかと思ったら、劇中に以下のようなセリフが加えられた。

 

近所の人「奥さんどうしました?

渥美「実家に帰っています

 

徹子は、実家に帰ったことにされた。

 

テレビの世界は「使い捨て」だと、徹子は気付いたのだった。

ここまであらすじ・ネタバレ・解説部分でした。

前回の記事はこちら

数値化された評価と感想

冒頭に掲載したのは、SNSのデータを基にした共起ネットワーク図です。感想の可視化・分析を目的に掲載しています。再掲します。

感想可視化ネットワーク図

最後にSNSのデータを基にした評価を確認します。

評価グラフ

相変わらず、安定して高い。

 

今回最も話題だったのが、森繁久彌を演じている近藤真彦さんの演技だ。

 

SNS上では、彼の演技に肯定的な意見は少数派だ。

違和感がある」「色気を感じない」「話し方が変」「下手」「似てない」「貫禄がない」などと、批判的意見が多くあった。

ただ、「似ている」という意見もあったので、主観の問題なのかもしれない。「面白い」という意見もあった(ただ、乃木坂上倶楽部でのシーンで「面白い」は褒め言葉なのかはわからない)。

 

私も違和感を感じたが、まあそれを含めて楽しむのがこの枠のドラマだとは思っている。

思い出してほしい。第10話で衝撃的な棒読みをした人がいた。丸出しのCG合成が幾度もあった。

とは言っても、シリアスなシーンでもあの調子だとやっぱり違和感あるかも。でも観てみたい気はする。