『トットちゃん!』向田邦子の留守電、篠山紀信が撮った黒柳徹子のグラビアが雑誌に掲載など第48話
テレビ朝日帯ドラマ劇場『トットちゃん!』第10週・第48話(2017年12月6日12時30分~)を視聴した感想・評価の記事です。
今回は、また時計の針が行ったり来たりして、向田邦子の生涯も描かれました。
各キャストの影響度(言及数)
まず、SNSのデータを用いて主要キャストの言及数を比較します。これにより各キャストのドラマへの影響度分析をします。
1位は向田邦子役の山田真歩さん。前半では向田邦子の生涯が描かれた。沢村貞子さんの時にあったパターンだ。これで向田邦子の出番は最後かもしれない。
2位は黒柳徹子役の清野菜名さん。向田邦子が亡くなったことが衝撃すぎて、しばらく涙も出なかったという。
3位は渥美清役の山崎樹範さん。虎の顔がでかでかとプリントされた服を着ていた。まさに寅さん。
ハイライト・名場面(あらすじ含)
今回の盛り上がりグラフです。SNSで盛り上がった時間帯の分析をしています。キャスト別の盛り上がりもグラフ化していますので、お気に入りのキャストの出演時間帯をおよそ把握できます。
以下、各盛り上がりポイント(★マークの時点)について説明します。
向田邦子の留守番電話
★10分(盛り上がり度:17)
徹子が公衆電話から向田邦子に電話をかけたシーン。
向田邦子は、当時はまだ珍しかった留守番電話を導入していた。
徹子は留守電に戸惑い「こんな機械を入れたの? えー、どうしよ」「なんか機械に話すの恥ずかしい」「他の人ってこんな短い時間に要件まとめて話すのね」などと意味のない話を連発。最後には「もういいわ。会った時に話すから」と言った。
徹子は結局9回も留守電に意味のない話を吹き込んだ。
これが後の有名な笑い話のエピソードとなった。
当時の留守番電話は、おそらく1回の通話で1分話せる仕様だったと思う。「只今留守にしております」という相手の音声も含めて1分だったかな。
黒柳徹子のグラビア
★16分30秒(盛り上がり度:20。今回最高の盛り上がり)
週刊ポンチに黒柳徹子のグラビアが掲載された。撮ったのは篠山紀信。
エミー(凰稀かなめ)は「大人になったわねえ」と感心し、華子(高岡早紀)も「篠山紀信、さすがだわ」と言った。
純粋なシイナさんは「これ、なんかやだな。僕。トットちゃんがこんな。守綱くんは怒らないのかな、その写真見て」と、まるで父親がわりみたいな態度。
華子は「あの人は芸術家だから、美しいものは美しいって思うんじゃないかな」と言った。
その他あらすじ、ネタバレ等
前述の通り、今回の前半では向田邦子の生涯が描かれた。
浮き沈みの激しい人生。まさに「禍福は糾える縄の如し」。
脚本家としての絶頂期に病気になり、復活して直木賞、最後は飛行機の墜落。
徹子は「夢であいましょう」の終了をきっかけにNHKを辞めた。
次回は、徹子とピアニストのケルナー(城田優)が、再会するようだ。ケルナーが「これをどうぞ」とホットドッグを徹子に差し出すシーンがあった。
数値化された評価と感想
冒頭に掲載したのは、SNSのデータを基にした共起ネットワーク図です。感想の可視化・分析を目的に掲載しています。再掲します。
最後にSNSのデータを基にした評価を確認します。
安定して高いのだが、さすがに今回は異常な値だ。SNSの投稿が少なく、測定が難しい。
向田邦子の生涯を、このドラマで緻密に描くにはちょっと時間が少なすぎた。「案外でしょ」というセリフも含めて、演じている山田真歩さんが妙に似合っているから、スピンオフかなにかでやってほしいぐらい。オトナ高校のヒミコから向田邦子まで、いい女優さんだ。
たまに出てくる乃木坂上倶楽部のメンバーは、癒やされる。トットちゃんを心配するシイナさん好きだ。徹子が生まれた時からの付き合いだから。でもそれを芸術だと割り切っている華子も好き。
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