『トットちゃん!』幻の人達が徹子に話しかけてくる演出が怖かった。そしてダニーと再会-第50話
テレビ朝日帯ドラマ劇場『トットちゃん!』第10週・第50話(2017年12月8日12時30分~)を視聴した感想・評価の記事です。
徹子はニューヨーク留学中。ケルナーとの関係は、今回一応の決着を見ます。
懐かしのあの人とも再会。
そして今回はまたすごい演出がありました。だからこのドラマは面白い。
各キャストの影響度(言及数)
まず、SNSのデータを用いて主要キャストの言及数を比較します。これにより各キャストのドラマへの影響度分析をします。
1位はダニー市川役の新納慎也さん。生きてた! ダニー再登場。今は何をやってるのな? 後述します。
2位は黒柳徹子役の清野菜名さん。ニューヨーク留学中である。前回の記事でも書いたが、この時徹子は38歳となっている。
3位はカール・祐介・ケルナー役の城田優さん。徹子をパリに連れて行こうとするが・・・。
ハイライト・名場面(あらすじ含)
今回の盛り上がりグラフです。SNSで盛り上がった時間帯の分析をしています。キャスト別の盛り上がりもグラフ化していますので、お気に入りのキャストの出演時間帯をおよそ把握できます。
以下、各盛り上がりポイント(★マークの時点)について説明します。
徹子のためだけのコンサート
★8分(盛り上がり度:23)
ケルナーは、前回の予告通り、徹子のためだけのピアノ演奏(ドビュッシーのアラベスク第一番)をして、アカペラで歌も歌った。
エコーのかかったスタジオ。
徹子は二人の出合い、再会を思い出した。
ケルナーが歌い終わると、徹子は彼に抱きついた。そして二人はキスをした。
この時点のSNSでの反応:
「さすがミュージカル俳優」
「歌ってるホントに歌ってるww」
「カレーのナンから始まった恋だとは思えない」
瞬間移動した人達
★13分(盛り上がり度:30)
結局、徹子はケルナーについていかなかった。
ケルナーは徹子に「いつかまた、どこかで会おう」と言い、去っていった。
徹子がセントラルパークの近くに借りた自分の部屋に戻ると、奇妙なことが起こった。
部屋には日本にいるはずの朝(松下奈緒)が椅子に座っていて「まだ間に合うでしょ?」と語りかけてきた。
キッチンには亡くなったはずの向田邦子(山田真歩)がいて「ピリッと辛いラーメンでも食べようか」と、徹子を慰めた。
夜が明けると、窓辺に渥美清(山崎樹範)がいて「お嬢さんは、本当にバカですね」と言った。
ベッドの上にはシャープさん(趣里)がいて「あなたは私を蹴落として女優になったのよ。男のために簡単にやめたりしたら、許さないから」と言ってきた。
・・・そんな演出だった。
この時点のSNSでの反応:
「ちょっと怖いんだがw」
「どこでもドアがある」
「パパは出てこないwwww」
ダニーとの再会
★14分30秒(盛り上がり度:41。今回最高の盛り上がり)
徹子がダニーと再会した。このダニーは幻じゃないようだ。
セントラルパークのベンチに座ってぼんやりしている徹子に、「トットちゃん? トットちゃんだろ?」と話しかけてきたダニー。
徹子は「あ! ダニーさん! ニューヨークにいたの!?」と驚いた。
徹子は自分の今の状況を説明した。
徹子は、ダニーの元カノのエミー(凰稀かなめ)について「(乃木坂上倶楽部で)みんなのお手伝いしてるの。とっても幸せそうだし、とっても元気」と説明した。さすがにシイナさん(小澤征悦)と結婚したとは言えなかった。
ダニーは「今はミュージカルに出ている」と言ったが、徹子が「観に行きたい」と言ったところ「あ、明日からツアーだから」と言葉を濁し去った。ダニーは本当は何をしているのだろうか。
この時点のSNSでの反応:
「生きてたかーーーーーーーー」
「あーーー!ダニーぃぃぃ!」
「ダニーーーーーーー」
ダニーは、第33話で海に向かって歩いていって、それ以降消息不明になっていた。
その他あらすじ、ネタバレ等
来週の予告によると、ついに「徹子の部屋」「玉ねぎ頭」というキーワードが出てくるようだ。
シイナさんとエミーさんがいなくなってしまうという事件も発生する。
徹子にセクハラしてたのは、森繁久彌(近藤真彦)だろう。森繁は徹子にもセクハラまがいのことをしていたというエピソードが残っているし、記念すべき「徹子の部屋」の第一回ゲストである。
守綱(山本耕史)にも何らかの出来事が発生。
ダニーは何らかの形で物語に関与する。
そして久松(三宅健)とシャープさんはめでたくご結婚となる。
数値化された評価と感想
冒頭に掲載したのは、SNSのデータを基にした共起ネットワーク図です。感想の可視化・分析を目的に掲載しています。再掲します。
最後にSNSのデータを基にした評価を確認します。
評価はまためちゃくちゃな値になってしまった(SNS投稿数が少ないため)。
盛り上がりグラフは、ダニー効果で後半ガツンと伸びた。
ダニーもそうだが、ドラマとしてのハイライトはやっぱりケルナーと別れたあとのあのニューヨークの自室での幻のみなさんだろうと思う。
このドラマでは、あからさまなミニチュアセット、あからさまなCGなどもあったが、あんなあからさまな幻が現れるとは思わなかった。一人で見ていたら、ちょっと、いや、かなり怖かった。
最初、朝が出てきたシーンはドキッとして、あれ、何かの間違いかなと思った。向田邦子が出てきて、これは幻なんだと確信した。
一番怖かったのはシャープさん。だって、振り返るとベッドに白い服着て正座してるんだぜ!!?
ディスカッション
コメント一覧
本当に、ニューヨークまで行って、撮影?
日本で、撮影している?
tomoさんこんにちは。
シャープさん、座敷わらしみたいでしたね。なんで正座?
ダニー、再登場、かっこいいニューヨーカーになっていた。のちには徹子の部屋に出る有名演出家になるんですね。ちなみにあのセントラルパークっぽくみえる公園ですが、予算の関係で都内で撮影したらしいですね。
高岡早紀さんはもう帰ってこないのでしょうか、寂しいです。余談ですが、「まかない荘2」という深夜ドラマに高岡早紀さんが出ているんですが、これには豊嶋花ちゃんと(しかもあのおかっぱの髪形のまま出ています)向田邦子さん役の女優さんも共演していてトットちゃん状態です。
シナシナさんこんにちは。
シャープさんのシーンかなりホラーでしたね。
なるほどダニーさんってそういう感じですか。楽しみです。
劇中のセントラルパークは絶対国内だと思いましたが、上のコメントの方が疑問に思ってたようなので回答ありがとうございます。
まかない荘はチェックしてなかったです(ローカル放送ですかね)。
調べたら前期の主演が清野菜名さんだったとか。向田邦子役は山田真歩さんですね。
豊嶋花さん時代、すでに懐かしいです。また観たいな。