『ウチの夫は仕事ができない』第9話-仕事人間つかポン、家庭をとるか仕事をとるか?結末には賛否両論も

感想・評価ウチの夫は仕事ができない

(記事内の各図・グラフの意味はこちら

日本テレビ『ウチの夫は仕事ができない』第9話(2017年9月9日23時10分~)を視聴しました。

今回は、一般的に言えば「仕事をとるか、家庭をとるか」みたいなテーマなんですが、このドラマの場合は最初から答えわかってたよね、っていう。

松岡茉優が家庭にいて、仕事をとる男がいるのか・・・!? と思ったけど、今回の結末にはSNS上で異論もありました。

 


この記事の目次

各キャストの影響度(言及数)

まず、SNSのデータを用いて主要キャストの言及数を比較します。これにより各キャストのドラマへの影響度を測ります。

つかポンこと司役の錦戸亮さんが1位。2位にはサーヤこと沙也加役の松岡茉優さんが入った。この2人がツートップ。今回は久しぶりに(!?)、この二人を中心に話した進んだ。

3位にはよーたんこと田所役の薮宏太さんが入った。

 

ハイライト(名場面)

今回の盛り上がりグラフです。SNSで盛り上がった時間帯が確認できます。

真ん中の方で大きな盛り上がりがあります。後半もかなりもりあがっていて、バランスよしです。以下、各盛り上がりポイント(★マークの時点)について説明します。

以下の節では、あらすじ又はネタバレや、史実・原作に基づく解説などが含まれます。

ダブルつかポン

★14分(盛り上がり度:50)

司はフランスのクライアントから、ある動画の投稿主を探して欲しい、という依頼を受けた。その動画は魚を包丁で見事にさばく動画であり、フランスでこれが受けるだろうというものだった。

いくらさがしても動画の投稿主がわからなかった司だが、意外なところにいたことがわかる。実は投稿主は「吉田」という人物で、マックス(司の会社)の元社員。

 

社報課の宝田(小林隆)の仲介によって、吉田(ドランクドラゴンの塚地武雅)が司の前に現れた。

塚地さんは人気があるようでここでSNSはひと盛り上がりした。

この時点のSNSでの反応:

「塚地かーいww」
「ある意味タブルつかぽん」
「つかぽんとつかちゃんwww」

 

サーヤ、弁当を捨てながら泣き、家出

★27分30秒(盛り上がり度:94。今回最高の盛り上がり)

司は重要なプロジェクトのリーダーに抜擢され、仕事が忙しくなる。司自身も「仕事ができる」自分に満足しているようで、忙しい中でも充実していた。しかし、仕事ができなさそうな人を見下すようなそぶりを見せたり「嫌な奴」にもなりつつあった。

 

家庭では、サーヤが話しかけてもなかなか面と向かって話してくれなくなった。夕食も、家で食べることがなくなった。

決定的だったのは、サーヤが心を込めてつくった弁当を、司が食べなかったこと。さらに司は「最近お昼食べることも少ないし、申し訳ないから作らなくて大丈夫」とサーヤに言った。

 

実はこの弁当に関しては過去のエピソードがある。第6話で、司とサーヤは喧嘩をしたのだが、その仲直りしたあとに以下のような会話があったのだ。

 

サーヤ「つかポンのお弁当を作るのが私の活力」

つかポン「そんなお弁当を食べられる僕は幸せ」

サーヤ「つかポン大好き」

つかポン「僕も」(抱き合う二人)

 

そんなエピソードもあったし、サーヤにとっては司を支える数少ない行為が弁当作りだった。だからサーヤは、弁当を作ることに対して特別の思い入れがあったのだろうと思われる。サーヤは司が食べなかった弁当を捨てながら泣いた。そして翌朝、「しばらくひとりになりたいです」と一言書き置きを残して、家を出た。

 

つかポンに弁当を渡すサーヤ。この弁当食べないって・・・。

https://twitter.com/uchinootto_ntv/status/906291836620124160

この時点のSNSでの反応:

「サーヤかわいそうだよつかポン」
「うーん、これは切ないな」
「こっちも泣けてくる」

 

つかポン、号泣する

★41分30秒(盛り上がり度:64)

つかポンが一時見下していた社報課の宝田が、実は少年野球チームを指導していたことがわかる。宝田は仕事より、チームの指導のほうを大事に思っていた。

 

つかポンは、そんな宝田を見て、激務であるプロジェクトのリーダーを辞退する決心をしたようだ。

 

その夜、つかポンは自宅の台所からサーヤの弁当日記(!?)を発見する。これまでサーヤが作ってきた弁当や、それに込めた思いが綴られていた。サーヤの弁当への思いを知ったつかポンは号泣した。

この時点のSNSでの反応:

「気づいたかつかポン」
「こんないい嫁おらん」
「めっちゃ泣ける」

 

「仕事を辞退する」という賛否両論の結末に

★49分30秒(盛り上がり度:84)

サーヤの思いに気付いたつかポン。土方チームリーダー(佐藤隆太)に、社長賞辞退とプロジェクトリーダー辞退を告げた。これでつかポンの出世の道はなくなったと思われる。

 

つかポンはサーヤに「(仕事での成功が)一番ほしいものなのか。一番大事なものなのかって考えたら違う気がして。僕が一番大事なのはサーヤで、僕が一生かけて守っていきたいものはサーヤと、(サーヤのお腹の)この子だから、家族だから。ごめんね。ほんと。気づくの遅いよね。家族の幸せが僕の幸せだから」と泣きながら伝えた。

サーヤは久しぶりに笑い「ありがとう」と言った。二人は抱き合った。

つかポンは「おかえり、サーヤ」と言った。サーヤも「おかえりつかポン」と言った。

 

サーヤは文字通り、家出から帰ってきたから「おかえり」なのだが、つかポンも「仕事人間つかポン」から元のつかポンに「おかえり」だったのだ。

 

 

簡単にまとめると「つかポンは忙しい仕事を辞退して家庭を省みる」という結末だった。

この結末には、SNSで「感動した」とか「理想の夫婦だ」という意見があったものの、逆に「納得できない」や「共感できない」「綺麗事だ」という意見もあって、意見が分かれた。

 

このドラマは錦戸亮さんが主演だ。錦戸さんは男性か女性かでいうとおそらく女性に人気があると思われる。視聴者も女性が多いと推測される。ということは、女性向けに、女性の共感を得るような結末を迎えるのほうが支持されるはずだ。だから、こういう結末の脚本を書く人の気持ちはよくわかる。

ちなみに脚本は渡辺千穂さん。「名前をなくした女神」「ファーストクラス」などが代表作。羽鳥慎一アナウンサーの奥さんでもある。

 

ところで、ドラマの制作現場や、また錦戸亮さんもそうだが人気アイドルというのはプライベートな時間もとれないぐらい過酷だと聞く。私はどうしても役者やスタッフの仕事ぶりを想像してしまうので、この結末は皮肉に聞こえた。脚本家の羽鳥アナへのメッセージなのかとも邪推する。

一方で、価値観は変わっていかなければならないとも思う。そもそもつかポンが激務に陥ったのはマネジメントの問題だ。

土方チームリーダーは最後に「あいつ(つかポン)、全然変わってなかった」と黒川(壇蜜)に笑いながら話しかけているが、お前、お前のマネジメント能力が問われているのだぞ!?

 

この時点のSNSでの反応:

「いいなあこういう夫婦」
「なんて理想2人なんだ」
「感動ありがとう」
「全く納得いかない」
「綺麗事じゃん。なんか幻滅した」
「つかポン、それでいいの!?」
「全然共感できない」

 

現実には、0か100かではない。仕事100家庭0でもないし、仕事0家庭100なんて人もありえない。ドラマだからわかりやすくする必要があるのだけど「仕事」という言葉をタイトルに入れたドラマだからこそ、もうちょっと丁寧に描いてもよかったんじゃないかなと思う。

例えば「リーダーを辞退する」じゃなくて、「部下を増やして欲しい」とか「サブリーダーつけて欲しい」とか、そういうことを言ってみるつかポンも見てみたいかなって。だいたいさぁ、リーダー候補が港とか包丁屋とかで自らあてもなく人探ししてるってどんな会社よ、って思った。やっぱ土方チームリーダーのマネジメント能力不足。タイトル「土方チームリーダーは仕事ができない」にしよう。

 

・・・などとごちゃごちゃ言うより、仕事0家庭100だからこそ「感動」の意見も多かったのかなぁ。

次回は最終回。どうやらハッピーエンドっぽいです。

 

ここまであらすじ・ネタバレ・解説部分でした。

数値化された評価と感想

冒頭に掲載したのは、SNSのデータを基にした共起ネットワーク図です。感想の可視化を目的に掲載しています。再掲します。

「錦戸亮 松岡茉優 演技」「松岡茉優 可愛い」「サーヤ 弁当 気持ち 切ない」「今日 泣ける」「奥さん 旦那 素敵」などという感想があった。錦戸さんと松岡さんの演技については、両方好評なようだ。特に今回は泣く演技があったが、二人共よかったと評判だった。

 

最後にSNSのデータを基にした評価を確認します。

まあまあですね。このドラマにしては低めです。

やはり今回の結末には、視聴者の間でも好き嫌いあったようで。

今回の記事は長くなってしまって申し訳なかったです。最後までありがとうございました。