『わろてんか』「漫才」という当て字に関する史実とドラマとの違い紹介および第103回感想

感想・評価わろてんか

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感想可視化ネットワーク図

(記事内の各データ・グラフの意味はこちら

連続テレビ小説(朝ドラ)『わろてんか』第18週・第103回(2018年2月3日8時0分~)の感想・評価の分析記事です。

今回は「漫才」の誕生が描かれました。これまで万歳(萬歳)と称していたものが「漫才」に改称。この件の史実との違いは、後述のネタバレ解説の箇所で詳しく書いておきます。


この記事の目次

キャスト影響度

まず、SNSのデータを用いて主要キャストの言及数を比較します。これにより各キャストのドラマへの影響度分析をします。

役名キャスト言及数グラフ

各キャスト言及数・関連語分析

SNSの投稿データから、各キャストに言及している投稿数、言及しているユーザー数、および主な関連語(括弧内はの数字は出現度)を示します。

秦野リリコ 役 広瀬アリス

投稿数:170(1位), ユーザ数:121(1ユーザあたり1.40回)
関連語:秦野(2), リリコ(161), 広瀬(12), アリス(14), 漫才(15), アドリブ(9), 緊張(7), デビュー(6), 見下ろす(4), ツッコミ(3), 才能(3), 機転(5), 大助(5), 花子(7)

1位は秦野リリコ役の広瀬アリスさん。
今回は漫才師としていよいよデビューする。
女優から転じたが、漫才師としての才能もあるようだ。
緊張していた相方を尻目に、機転をきかせてやってのける。

川上四郎 役 松尾諭

投稿数:121(2位), ユーザ数:83(1ユーザあたり1.46回)
関連語:川上(0), 四郎(33), 松尾(7), 諭(6), シロ(83), 漫才(14), 緊張(10), デビュー(6), 大助(4), アコーディオン(4), 初舞台(3)

2位は川上四郎役の松尾諭さん。
初舞台で緊張して、セリフが言えない。
リリコが機転をきかせて助けてくれた。

二人の漫才、SNS上ではまるで宮川大助・花子のようだと言われていた。

てん 役 葵わかな

投稿数:116(3位), ユーザ数:86(1ユーザあたり1.35回)
関連語:てん(114), 葵(4), わかな(4), 藤吉(23), 幽霊(7), キレ(3)

3位はてん役の葵わかなさん。
藤吉の幽霊を見たおてんちゃん。

幽霊藤吉の助言にしたがい、リリコと四郎を叱って、やる気にさせた。

北村藤吉 役 松坂桃李

投稿数:103(4位), ユーザ数:80(1ユーザあたり1.29回)
関連語:藤吉(98), 松坂(7), 桃李(7), 幽霊(24), 夢(4), アドバイス(3), お化け(3)

4位は北村藤吉役の松坂桃李さん。
幽霊として登場。
おてんちゃんを励まし、助言をする。

舶来屋キース 役 大野拓朗

投稿数:61(5位), ユーザ数:53(1ユーザあたり1.15回)
関連語:舶来屋(0), キース(61), 大野(0), 拓朗(0), キーちゃん(0), 優勝(6), 漫才(5)

5位は舶来屋キース役の大野拓朗さん。
キースとアサリのコンビは、漫才大会で優勝を果たした。だが、彼はなぜか納得いってない表情だった。

北村隼也 役 成田凌

投稿数:53(6位), ユーザ数:51(1ユーザあたり1.04回)
関連語:隼也(49), 成田(4), 凌(3), 息子(6), 似てる(3)

6位は北村隼也役の成田凌さん。
栞と隼也、容姿や仕草などが似ていると評判だ。
ま、まさか・・・。

伊能栞 役 高橋一生

投稿数:41(7位), ユーザ数:38(1ユーザあたり1.08回)
関連語:伊能(10), 栞(30), 高橋(4), 一生(4), 藤吉(4)

7位は伊能栞役の高橋一生さん。
日本を代表する巨大企業の社長なのに、相変わらず北村笑店に目をかけてくれている。

潮アサリ 役 前野朋哉

投稿数:30(8位), ユーザ数:25(1ユーザあたり1.20回)
関連語:潮(0), アサリ(30), 前野(0), 朋哉(0), 優勝(5)

8位は潮アサリ役の前野朋哉さん。
キースとのコンビで漫才大会優勝を果たした。

他の関連語

SNSに投稿されたこのドラマに関する関連語です。各単語の共起関係については冒頭に掲載した共起ネットワーク図もごらんください。

関連語:キース アサリ(56), 幽霊(47), 漫才(46), 大助 花子(42), 緊張(17), 隼也 栞様(10), 漫才 大会(10), キース 真顔(7), リリコ フォロー(7), 吉本 興業(4)

 

ハイライト・名場面(あらすじ含)

今回の盛り上がりグラフです。SNSで盛り上がった時間帯の分析をしています。キャスト別の盛り上がりもグラフ化していますので、お気に入りのキャストの出演時間帯を把握できます。

キャスト別ハイライト名場面グラフ

各盛り上がりポイント(★マークの時点)について説明します。

幽霊藤吉、てんに助言

★2分:盛り上がり度:25
この時点の関連語:藤吉(7), 幽霊(5), 普通(2), 会話(2), 演技(2)

幽霊藤吉とてんの会話。

幽霊藤吉は北村笑店がここまで大きくなったのは「お前の力や」と褒めた。

そしてリリコと四郎のコンビを諦めたらあかん、と言った。

この時点のSNSでの反応:

藤吉郎成仏してくれ
普通に会話してる w
とうとうお化け出しちゃったよw

 

藤吉っつあん、夢だった

★4分30秒:盛り上がり度:23
この時点の関連語:藤吉(6), 夢オチ(3), として(2)

てんが目を覚ました場面。

やっぱり幽霊藤吉は夢だったのだ。

この時点のSNSでの反応:

夢オチwwwwww
夢枕に立つ、というやつ
ろうそくつけっぱなしで寝たらアカン!

 

漫才の誕生

★9分:盛り上がり度:37(今回最高の盛り上がり)
この時点の関連語:漫才(12), 風太(4), 万歳(3), 当て(3), 字(3)

風太が、「萬歳(万歳)」を「漫才」と改称した場面。

天下一決定戦 大漫才大会」が開催される。

風太「今日から万歳は、浪漫の漫に、才能の才で『漫才』や。ええ当て字やろ。しゃべくりの才能一つで日本中を笑わしたるっていう芸人の浪漫や

この時点のSNSでの反応:

おお、ついに万歳→漫才か
漫才誕生かぁ…
ロマンあふれる漫才

 

ミスリリコ・アンドシローの初舞台

★13分30秒:盛り上がり度:37
この時点の関連語:リリコ(12), 花子(6), 大助(5), シロー(6)

ミスリリコ・アンドシローのデビューの舞台の場面。

しかし四郎は緊張して言葉が出てこない。

リリコが四郎の分のセリフも言いつつ、緊張している四郎にツッコミを入れるという芸風で、観客にはウケた。最後は四郎がアコーディオン、リリコが歌ったが、二人は納得はしてなかったみたいだ。

結局優勝はキース・アサリのコンビだった。しかしキースは、なぜか真顔。こちらも納得がいってない表情だった。

この時点のSNSでの反応:

シロー緊張しちゃってやばいw
番組内の漫才で初めて笑った いいよ ミスリリコアンドシロー
リリコ、めっちゃ怒ってるww

 

以下の節では、あらすじ又はネタバレや、史実・原作に基づく解説などが含まれます。

その他ネタバレ、あらすじ、解説等

 

史実によれば、萬歳(万歳)が「漫才」と改称されたのは、1932年(昭和7年)のことだとされる。それはエンタツ・アチャコが結成されて、1~2年してからのこと。(ドラマの中では1934年の出来事として描かれた)

 

ドラマの中でも描かれたように、キースとアサリのしゃべくり芸は、それまでの万歳とはまったく違うものだった。エンタツ・アチャコも同じように、当時としては全く新しいタイプの万歳だった。当時は批判もされたが、若者たちの間では支持され、彼らのようなタイプの芸が流行していく。

 

なお、「漫才」の当て字を考えたのは、吉本興業の第5代社長となる橋本鐵彦であるとされる。

風太のモデルである林正之助(第2、4、7代社長)だという見方もある(橋本鐵彦は、林正之助の弟の林弘高=第3代社長の紹介で吉本に入社した)が、橋本説が有力だと思われる。

エンタツ・アチャコによる新しい芸は、従来の「万歳」のイメージとはかけ離れたものだった。そこで従来の万歳と一緒くたにされないように、また、プロモーションの意味もあって改称したようだ。吉本興業という一企業が、芸の名前を改称するというのは反発もあったが、それだけ吉本の力が強かったのだとも言える。

 

ドラマの中では「浪漫」の「」をとったとされたが、当時流行していた「漫談」からとったとされる説が有力である。あるいは「ポンチ絵」が「漫画」と言われ始めたのもこの頃であり、とにかく当時「」の字がモダンで、「新しい」ことを示すのに有効だったのだと思われる。

 

吉本興業は1932年、「漫才」に改称する旨の文書を各方面に配布。伝統を重んじる勢力などからは反発もあったが、次第に浸透していく。

ここまであらすじ・ネタバレ・解説部分でした。

視聴者の概況

SNSの投稿数やユーザー数の集計です。これによりこのドラマのSNSにおける影響度や視聴者の動向を分析します。SNS版の視聴率のようなものだと思います。

投稿数とユーザ数の括弧内は、放送時間帯の第1,第2,第3,第4四半期,放送後3分間の各値。

・投稿数:787(Q1:135, Q2:141, Q3:202, Q4:215, 放送後3分間:94)
・ユーザ数:278(Q1:95, Q2:90, Q3:117, Q4:137, 放送後3分間:91)
・SNSでの影響度数(独自指標):724

 

前回の記事はこちら

数値化された評価と感想

最後にSNSのデータを基にした評価を確認します。

評価グラフ

今回はまさに「漫才」の誕生が描かれた。さらっと描かれすぎたかなとは思ったけど、まあいいか。史実とはやや異なると思うので、あまりそこを重視していないのかもしれない。

さて来週は、今週もちょっと伏線があったが、万丈目吉蔵(藤井隆)と歌子(枝元萌)の夫婦喧嘩があるようだ。これがヒントになって・・・。