『わろてんか』風太、キース・アサリを解散させる。史実のエンタツ・アチャコのケースとは逆-第111回

感想・評価わろてんか

感想可視化ネットワーク図

(記事内の各データ・グラフの意味はこちら

連続テレビ小説(朝ドラ)『わろてんか』第20週・第111回(2018年2月13日8時0分~)の感想・評価の分析記事です。

今回は、キースとアサリのコンビ解散が描かれました。ドラマの中では「コンビ別れ」と表現されていました。ちょっと史実に似せたのでしょうかね。史実については後述のネタバレ解説のところに書いておきます。


この記事の目次

キャスト影響度

まず、SNSのデータを用いて主要キャストの言及数を比較します。これにより各キャストのドラマへの影響度分析をします。

役名キャスト言及数グラフ

各キャスト言及数・関連語分析

SNSの投稿データから、各キャストに言及している投稿数、言及しているユーザー数、および主な関連語(括弧内はの数字は出現度)を示します。

舶来屋キース 役 大野拓朗

投稿数:153(1位), ユーザ数:96(1ユーザあたり1.59回)
関連語:舶来屋(0), キース(153), 大野(3), 拓朗(2), キーちゃん(0), コンビ(29), 解散(27), 漫才(19), 別れ(18), 東京(11), 師匠(11), 相方(7), 新しい(6), やっぱり(4)

1位は舶来屋キース役の大野拓朗さん。
風太から「コンビ別れ」を提案される。
ラストではアサリと最後の漫才をする。

潮アサリ 役 前野朋哉

投稿数:138(2位), ユーザ数:92(1ユーザあたり1.50回)
関連語:潮(1), アサリ(136), 前野(2), 朋哉(2), コンビ(31), 解散(25), 別れ(18), 風太(17), 漫才(17), 師匠(12)

2位は潮アサリ役の前野朋哉さん。
風太から「コンビ別れ」を提案される。アサリは猛反発したが、キースに説得される形で最終的には受け入れた。
キースは東京、アサリは大阪で活動していくことになる。

伊能栞 役 高橋一生

投稿数:58(3位), ユーザ数:51(1ユーザあたり1.14回)
関連語:伊能(14), 栞(40), 高橋(6), 一生(10), キース(7), アサリ(7), 風太(7), 宛名(5), 隼也(19)

3位は伊能栞役の高橋一生さん。
伊能商会に隼也を受け入れた栞。
キース・アサリのコンビ別れに賛成を表明する。

てん 役 葵わかな

投稿数:56(4位), ユーザ数:50(1ユーザあたり1.12回)
関連語:てん(52), 葵(4), わかな(4), キース(15), アサリ(13), 風太(7), 藤吉(7), 解散(7), 伊能(6), 隼也(6), 漫才(5)

4位はてん役の葵わかなさん。
キース・アサリのコンビ別れに当初は反対するが、伊能栞が賛成に回ると考え直し、解散に賛同するようになる。

武井風太 役 濱田岳

投稿数:53(5位), ユーザ数:43(1ユーザあたり1.23回)
関連語:武井(0), 風太(52), 濱田(2), 岳(2), キース(14), アサリ(13), コンビ(16), 別れ(10), 漫才(6), 解散(6), 専務(3)

5位は武井風太役の濱田岳さん。
風太の戦略は、キース・アサリを解散させ、それぞれ別の相方と組ませて、東京と大阪に置くというもの。東京ではレビューに押されて漫才が苦戦しているので、そこにキースを持っていこうという戦略だ。

北村藤吉 役 松坂桃李

投稿数:39(6位), ユーザ数:35(1ユーザあたり1.11回)
関連語:藤吉(39), 松坂(0), 桃李(0)

6位は北村藤吉役の松坂桃李さん。
回想シーンで登場した。
みんなことあるごとに「藤吉ならどうするか」を考えるようになっている。

北村隼也 役 成田凌

投稿数:34(7位), ユーザ数:32(1ユーザあたり1.06回)
関連語:隼也(34), 成田(1), 凌(1), 栞(8), 会社(4), 宛名(4), 同じ(3), 下働き(3)

7位は北村隼也役の成田凌さん。
伊能商会で働き始めたが、まずは膨大な量の宛名書きをさせられる。栞から、これで全部の名前を覚えろと指令される。人脈が大事だと。
またしても下働き。これはご乱心に繋がりそう。

他の関連語

SNSに投稿されたこのドラマに関する関連語です。各単語の共起関係については冒頭に掲載した共起ネットワーク図もごらんください。

関連語:キース アサリ(133), コンビ 別れ(91), 北村 笑店(25), コンビ 解消(22), コンビ 解散(20), 最初 ネタ(11), ボン 乱心(10), それぞれ 相方(8), おわかれ 漫才(7), 新しい 時代(7), 風太 専務(5)

 

ハイライト・名場面(あらすじ含)

今回の盛り上がりグラフです。SNSで盛り上がった時間帯の分析をしています。キャスト別の盛り上がりもグラフ化していますので、お気に入りのキャストの出演時間帯を把握できます。

キャスト別ハイライト名場面グラフ

各盛り上がりポイント(★マークの時点)について説明します。

栞社長、自らお茶淹れる

★6分:盛り上がり度:26
この時点の関連語:隼也(4), 風太(4), 栞様(3), お茶(2)

隼也は、栞の下で勤務を始めた。

心配したのか、てんが伊能商会を訪れた。社長室(?)にて。

栞「やあ、おまたせしたね

栞自らティーポットとカップを持ってきた。自ら淹れる。合理主義なのか。

この時点のSNSでの反応:

社長自らお茶持って来てくれるんやね
ママが心配して見に来たw
栞様自ら入れてくださるお茶…(気絶

 

キース、解散に賛意

★8分30秒:盛り上がり度:22
この時点の関連語:キース(9), アサリ(6)

風太からコンビ別れを提案され、頑なに反対するアサリと、賛同を表明するキース。

アサリは、キースと別れるのが怖いという。

キースはそんなアサリに「アホ。お前は芸達者や。女形もできる。百面相もできる。俺なんかと離れたほうがおもろいことできるんとちゃうか」と言った。

キースはさらに「漫才と北村のために、俺はやったろう思うんや」とも言った。

この時点のSNSでの反応:

キースさん、男らしいです
二人いつの間にかこんなに信頼関係できてたのねぇ
アサリは前に一回キースに捨てられてるからな…

 

あっさり解散決定

★13分:盛り上がり度:25
この時点の関連語:キース(6), アサリ(5), 新しい(4), 解散(3)

キースとアサリがコンビ別れを受け入れ、このコンビとしては最後の高座へ向かう。

二人は解散を受け入れたのだが、なんかあっさりしすぎてたような気もした。

この時点のSNSでの反応:

ボンのご乱心の前に『風太のご乱心』が出た
誰かファンのこと考えたげて…
次の相方もまるで考えずにコンビ解散させる杜撰さがなんかな

 

最後の漫才

★15分:盛り上がり度:29(今回最高の盛り上がり)
この時点の関連語:キース(10), アサリ(7), 漫才(4), ネタ(4), コンビ(3), 最初(2)

キース・アサリの最後の漫才の場面。

初期にやってたネタをまた披露した。

この時点のSNSでの反応:

キースは まぁなんとかなりそうだけど アサリは……(不安)
寂しくなるわキース、アサリ
おもしろない、おもしろないけど泣ける(泣)

 

以下の節では、あらすじ又はネタバレや、史実・原作に基づく解説などが含まれます。

その他ネタバレ、あらすじ、解説等

史実上、「しゃべくり漫才」を確立したのはエンタツ・アチャコのコンビだ。

彼らのコンビ結成には、風太のモデルだと思われる林正之助(吉本興業創業者・吉本せいの実弟)が深く関わってる。

 

花菱アチャコは、横山エンタツとのコンビ結成前、千歳家今男という別の芸人とコンビを組んでいた。

 

エンタツは体が細く、ネタはインテリ(だからキースのモデル的存在だ)。林正之助は彼を誰かとコンビを組ませて売り出したいと考えていた。

そこに白羽の矢が立ったのがアチャコだった。細身のエンタツと大きめのアチャコということで、見栄えが良かった。エンタツがインテリなのに対して、アチャコはおおらかに見えた(だからアサリのモデルなんですね)。

 

林正之助は、アチャコと千歳家今男を強引に解散させた。そして有無を言わさず、エンタツ・アチャコを結成させた。当時の林正之助は、吉本興業において「漫才(萬歳)」を仕切る強力な立場にあった。萬歳の分野においては社長(吉本せい)をしのいでいたと思われる。

 

ドラマでは、キースとアサリはどつき漫才から始まって、やがてしゃべくり漫才に発展していくという自然な流れだったが、史実では上記のような強引な結成だった。

 

逆に、ドラマにおける解散では、風太によって半ば強引に解散に至った。

史実では、エンタツ・アチャコは、アチャコの病気(中耳炎がきっかけ)により公演ができなくなり消滅。エンタツは杉浦エノスケという別の芸人と組むことになり、またそれぞれ劇団を立ち上げるなどして活動した。

 

なおドラマでは、キース、アサリの新たな活動について描かれることは(少なくとも主役級で描かれることは)ほとんどないと思われる。

ここまであらすじ・ネタバレ・解説部分でした。

視聴者の概況

SNSの投稿数やユーザー数の集計です。これによりこのドラマのSNSにおける影響度や視聴者の動向を分析します。SNS版の視聴率のようなものだと思います。

投稿数とユーザ数の括弧内は、放送時間帯の第1,第2,第3,第4四半期,放送後3分間の各値。

・投稿数:585(Q1:105, Q2:139, Q3:120, Q4:149, 放送後3分間:72)
・ユーザ数:217(Q1:69, Q2:92, Q3:87, Q4:102, 放送後3分間:68)
・SNSでの影響度数(独自指標):592

 

前回の記事はこちら

数値化された評価と感想

最後にSNSのデータを基にした評価を確認します。

評価グラフ

今週は隼也の乱心が描かれるはずだが、今回はキース・アサリのコンビ解散が描かれた。

これはかなり重大な出来事だと思うのだが、1日にして完了した。とてもあっさりしていた。やや寂しいがしょうがないか。

二人は、このドラマの最終盤の大事な時期に再結成して、視聴者に感動を与えるのかなー、という見え透いた伏線が見えなくもない。

感想・評価わろてんか

Posted by tomo