『わろてんか』新世紀芸能がリリコ・シローを引き抜き。モデルは松竹芸能系の新興キネマ-第122回

感想・評価わろてんか

感想可視化ネットワーク図

(記事内の各データ・グラフの意味はこちら

連続テレビ小説(朝ドラ)『わろてんか』第22週・第122回(2018年2月26日8時0分~)の感想・評価の分析記事です。

今回は、先週の隼也・つばきの別れから半年後。昭和10年の秋になっています。

ミス・リリコ アンド シローが北村笑店のライバル会社「新世紀芸能」に引き抜かれようとする事件が発生。モデルは吉本興業と、松竹芸能系の新興キネマ株式会社との抗争だと思います。詳しくは後述のネタバレ解説のところに記述します。


この記事の目次

キャスト影響度

まず、SNSのデータを用いて主要キャストの言及数を比較します。これにより各キャストのドラマへの影響度分析をします。

役名キャスト言及数グラフ

各キャスト言及数・関連語分析

SNSの投稿データから、各キャストに言及している投稿数、言及しているユーザー数、および主な関連語(括弧内はの数字は出現度)を示します。

伊能栞 役 高橋一生

投稿数:108(1位), ユーザ数:94(1ユーザあたり1.15回)
関連語:伊能(29), 栞(61), 高橋(20), 一生(25), 風太(41), 隼也(14), アドリブ(12), 笑い(11), 笑顔(6), 素(6), 所帯(4), 仲良(3), ツッコミ(3)

1位は伊能栞役の高橋一生さん。
伊能商会の跡取りに隼也が欲しいと言った栞。まあ冗談だろうけど。
その時の風太との会話、アドリブだろうなっていう雰囲気が。

秦野リリコ 役 広瀬アリス

投稿数:106(2位), ユーザ数:88(1ユーザあたり1.20回)
関連語:秦野(0), リリコ(104), 広瀬(4), アリス(4), シロー(49), 四郎(19), ラブラブ(11), アサリ(13), 可愛(7), 引き抜き(6), バカップル(5), 幸せ(4), 最高(3), デレ(3), イチャイチャ(3)

2位は秦野リリコ役の広瀬アリスさん。
漫才コンビではあるが、もはやバカップルみたいになってる。ラブラブだ。
今回は、ラストで引き抜き交渉をもちかけられる。

川上四郎 役 松尾諭

投稿数:94(3位), ユーザ数:74(1ユーザあたり1.27回)
関連語:川上(0), 四郎(20), 松尾(3), 諭(3), シロー(73), リリコ(60), アサリ(12), ラブラブ(11), 引き抜き(7), バカップル(5), ステーキ(3)

3位は川上四郎役の松尾諭さん。
ラブラブバカップルの相方である。
公私共にリリコみたいな相方いたら最高だろ・・・。

武井風太 役 濱田岳

投稿数:94(4位), ユーザ数:83(1ユーザあたり1.13回)
関連語:武井(0), 風太(80), 濱田(14), 岳(16), アドリブ(20), 伊能(15), 栞様(15), 所帯(5), ツッコミ(4), しおりん(4)

4位は武井風太役の濱田岳さん。
今回の栞との会話、明らかにアドリブだろうと評判。
濱田岳さんはアドリブがとても多いことで知られている。他の役者たちはアドリブに対応できるように身構えておかないと。

潮アサリ 役 前野朋哉

投稿数:79(5位), ユーザ数:73(1ユーザあたり1.08回)
関連語:潮(1), アサリ(78), 前野(1), 朋哉(1), 後ろ(16), リリコ(9), シロー(6), イチャイチャ(6), リア(6), 充爆発しろ(6), 四郎(4), ラブラブ(3)

5位は潮アサリ役の前野朋哉さん。
リリコと四郎のラブラブバカップルを後ろで見つめるアサリ。
リア充爆発しろ」の心境。

北村隼也 役 成田凌

投稿数:78(6位), ユーザ数:56(1ユーザあたり1.39回)
関連語:隼也(78), 成田(3), 凌(3), 成功(5), 万丈目(4), 取り合い(4), 後継(4), 婚約(3), 記事(4), マーチンショウ(3), レディースデー(3)

6位は北村隼也役の成田凌さん。

トキから経理を教わっている。
北村笑店25周年パーティーを任されることになった。
また、今回は「婦人の日(レディースデー)」のような割引を発案したりした。

そして加納つばきが婚約するという新聞記事を見つけた。

てん 役 葵わかな

投稿数:76(7位), ユーザ数:59(1ユーザあたり1.29回)
関連語:てん(74), 葵(3), わかな(3), 自分(4), 社長(4)

7位はてん役の葵わかなさん。

亀井庄助 役 内場勝則

投稿数:53(8位), ユーザ数:42(1ユーザあたり1.26回)
関連語:亀井(4), 庄助(0), 亀さん(49), 内場勝則(0), 万丈目(11), www(10), 目付(3)

8位は亀井庄助役の内場勝則さん。
自分が隼也のお目付け役になると思って期待していたが、てんは万丈目(藤井隆)を選んだ。ちょっと悲しい亀さん。

他の関連語

SNSに投稿されたこのドラマに関する関連語です。各単語の共起関係については冒頭に掲載した共起ネットワーク図もごらんください。

関連語:つばき 婚約(39), 引き抜き(33), 半年(37), 風太 アドリブ(19), 新聞(18), 結婚 相手(16), レディースデー(16), イチャイチャ(15), ステーキ(15), バカップル(13), 婚約 新聞(12), 新聞 記事(10), 一生 笑い(11), 大成 功(10), パーティー(8), マーチン ショウ(7), 松竹 芸能(7), 新世紀 芸能(7), イノッチ(6), 久しぶり(6), オムライス グラタン(4), リリコ スプーン(4), 割引 レディースデイ(4), レディースデー 提案(4), ビフテキ(4), ヘッドハンティング(4)

 

ハイライト・名場面(あらすじ含)

今回の盛り上がりグラフです。SNSで盛り上がった時間帯の分析をしています。キャスト別の盛り上がりもグラフ化していますので、お気に入りのキャストの出演時間帯を把握できます。

キャスト別ハイライト名場面グラフ

各盛り上がりポイント(★マークの時点)について説明します。

『どうだろう』は風太のアドリブ!?

★6分:盛り上がり度:54
この時点の関連語:風太(12), レディースデー(11), アドリブ(8), 濱田(6), 岳(4), 高橋(4), 一生(6), 伊能(5), マーチンショー(2), レディースデイ(3)

栞と風太の会話の場面。ここの会話がアドリブっぽかった。

栞「どうだろう、うちの跡取りに隼也くんをくれないか?
風太「ふふふ、(栞のモノマネで)『どうだろう』。いや、あのね、うちもエンターテイメントちゅうのに力入れようと思てますねん
栞「(笑顔)
風太「せやから隼也は譲れまへん。伊能さん、そんなに寂しかったらご所帯を持ったらどうです? いつまでもね、そんな自由人気取ってたらあきまへんで
栞「(笑顔)
風太「誰かおりまへんの?
栞「うーん
風太「『どうだろう』や、そこは
栞「ははは

この「どうだろう」のくだりはアドリブではないかな。高橋一生さんの笑いがそういう風に見えた。

この時点のSNSでの反応:

アドリブかな?一生さん素で笑ってたようなw
濱田岳も高橋一生さんも素っぽかった
一生さんのアドリブ笑いを誘い出す岳くんの腕前

 

ラブラブなバカップル

★10分30秒:盛り上がり度:66(今回最高の盛り上がり)
この時点の関連語:後ろ(10), アサリ(9), w(9), シロー(7), リリコ(7), イチャイチャ(5), 可愛(5), カップル(3), リリシロ(3), バカップル(2)

楽屋にて。

リリコと四郎がラブラブな会話をしている。

リリコ「今日もあんたの演奏、お客さん喜んではった
四郎「リリコのしゃべくりがよかったからや
リリコ「いややわぁ。そんなほんまのこと言うて

その会話を後ろから見つめるアサリ。

リリコと四郎はその後も、茶柱が立ったお茶をどっちが飲むかをめぐって、ラブラブなバカップルのような会話を続ける。

しまいにアサリは激怒し「ゴチャゴチャ言わんとさっさと飲め!!」と言った。

この時点のSNSでの反応:

後ろのアサリwwwww
後ろのアサリの顔www
リリコアンドシロー、リア充ご馳走様です

 

新世紀芸能による引き抜き

★15分:盛り上がり度:50
この時点の関連語:亀さん(7), 引き抜き(5), 芸能(4), 怪しい(3), リリコシロー(2), 松竹(2)

北村笑店にとってはライバルだと思われる、「新世紀芸能(藝能)」という東京の会社の矢部剛という男が、リリコと四郎に接触した場面。

矢部は二人に豪勢なステーキをおごり、それをきっかけに会話を作り引き抜きを試みているようだ。

3人の会話を密かに後ろから見ている亀井。

 

この引き抜きのくだりは後述のネタバレ解説のところで補足しておく。

この時点のSNSでの反応:

亀さんは見たwww
人気が出ると引き抜き
引き抜きキタ━━━

 

以下の節では、あらすじ又はネタバレや、史実・原作に基づく解説などが含まれます。

その他ネタバレ、あらすじ、解説等

今回、「新世紀芸能」という会社がリリコ・シローに接触して、引き抜きを試みようとしている描写があった。

この「新世紀芸能」のモデルは、松竹芸能系の新興キネマ株式会社だと思われる。「」の文字が共通していますしね。新興キネマは1931年(昭和6年)から1942年(昭和17年)まで実在した会社。

 

新興キネマが吉本興業(北村笑店のモデル)の所属芸人に対して大規模な引き抜き攻勢をかけたのは、昭和14年のこと。

この年の3月、ミス・リリコ アンド シローのモデルであるミスワカナ・玉松一郎が失踪するという事件が発生する。ドラマでも描かれたように、ミスワカナ・玉松一郎とエンタツ・アチャコ(キース・アサリのモデル)は吉本の中でもトップ2だった。

 

引き抜き攻勢の仕掛け人は、後に「大映」の社長となる永田雅一(Wikipedia)。

当時の松竹と吉本を比較すれば、松竹の方が圧倒的に強い。資金面に大きな差があった。それでも引き抜きを最小限に食い止めたのは、吉本せい(てんのモデル)の人望、普段からの芸人への心遣いがあったからだとされる(隼也も教え込まれていましたね)。吉本は東宝と結びつきが強くて、ライバル松竹とは数年前から所属芸人や俳優の引き抜き抗争があった。

 

当時の芸能の世界なので、飛び交ったのは金ばかりではなく、切りつけなどの実力行使を伴う事件も発生。裏社会の人間たちも使われた。吉本側は引き抜かれた芸人の出演停止を求めて裁判を起こしたりして、大規模な抗争に発展。

 

最後は警察が介入して調停したのだが、ミスワカナ・玉松一郎は結局、移籍を認められた。

ただしこのドラマでは別の結末となる。

ここまであらすじ・ネタバレ・解説部分でした。

視聴者の概況

SNSの投稿数やユーザー数の集計です。これによりこのドラマのSNSにおける影響度や視聴者の動向を分析します。SNS版の視聴率のようなものだと思います。

投稿数とユーザ数の括弧内は、放送時間帯の第1,第2,第3,第4四半期,放送後3分間の各値。

・投稿数:1001(Q1:129, Q2:231, Q3:240, Q4:267, 放送後3分間:134)
・ユーザ数:318(Q1:82, Q2:150, Q3:134, Q4:165, 放送後3分間:121)
・SNSでの影響度数(独自指標):1063

 

前回の記事はこちら

数値化された評価と感想

最後にSNSのデータを基にした評価を確認します。

評価グラフ

先週はあれだけマーチン・ショウ、マーチン・ショウと言っていたのに、まさか伊能栞が「連日満員御礼、興行史に残る大盛況」と言ったあの言葉だけで終わりなのかな。中身を観たかった。寂しすぎる。

でも今回は濱田岳さんのアドリブは楽しかったし、リリコ・四郎のバカップルも面白くて良かった。順調じゃないですか、引き抜き以外は・・・。

感想・評価わろてんか

Posted by tomo