『わろてんか』第14回-嘘だらけの情けない藤吉になぜてんはこだわるのか

感想・評価わろてんか

(記事内の各図・グラフの意味はこちら

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『わろてんか』第3週・第14回(2017年10月17日8時0分~)を視聴した感想・評価の記事です。

藤吉と再会したてん。まだ藤吉への想いを捨てきれないようなのですが、まあ松坂桃李さんのお顔はいいとして、他にそんなに惚れる要素あったかな・・・。

 

後半に書きますが今回、SNSにおける評価は結構低いです。

 


この記事の目次

各キャストの影響度(言及数)

まず、SNSのデータを用いて主要キャストの言及数を比較します。これにより各キャストのドラマへの影響度を測ります。

1位は北村藤吉役の松坂桃李さん。今週の主役と言ってもいい藤吉。だが今はまだ、ただの情けなーい男といった感じです。

2位は藤岡てん役の葵わかなさん。伊能栞との縁談がつくづくもったいないと思うのだが。倉庫火災さえなければ。

 

3位は伊能栞役の高橋一生さん。今回も実物は登場せず。ただ、ハツの懐にあるのみ。

4位は武井風太役の濱田岳さん。てんがあまりにもてんてんてんご(いたずら、悪ふざけという意味)だから、そろそろ怒りそう。

 

5位はてんの父・藤岡儀兵衛役の遠藤憲一さん。自らも婿として藤岡屋に入った立場。それを気にする描写もあったりする。意外と繊細なのである。

 

6位はキース役の大野拓朗さん。今回はやらかしてしまう。

7位は秦野リリコ役の広瀬アリスさん。藤吉のことを好きでたまらないといった娘義太夫である。嫌われキャラ。インスタに写真があったので貼っておく。

 

8位はてんの祖母・藤岡ハツ役の竹下景子さん。いつも懐に栞を。

 

ハイライト・名場面(あらすじ含む)

今回の盛り上がりグラフです。SNSで盛り上がった時間帯が確認できます。

以下、各盛り上がりポイント(★マークの時点)について説明します。

以下の節では、あらすじ又はネタバレや、史実・原作に基づく解説などが含まれます。

 

ハツおばあちゃん、やっぱり伊能栞に未練

★1分30秒(盛り上がり度:38)

ハツおばあちゃんは、前々回伊能栞に会って以来、彼に惚れているようだ。いまだにてんと栞の縁談を諦めきれていない。

 

儀兵衛は別の縁談を進めようとするが、候補者5人全員、いまひとつ決め手に欠ける。

ハツおばあちゃんは、いつも所持している伊能栞の写真を懐から取り出し「あはぁ。伊能はあん」と悩ましげな声を発した。

この時点のSNSでの反応:

おばあ様ずっと持ってるやんけwwww
諦められないよねw
四六時中伊能さんの写真胸に携えてるwww

 

藤吉の嘘が次々に暴かれる

★8分(盛り上がり度:45)

てんは再び藤吉に会いに来た。手紙の件を確かめようとする。

藤吉は、「手紙に書いた気持ちに嘘はない」と言うものの、芸人として鳴かず飛ばずで、旅をしているふりをして手紙を送り続けていた、と自白した。

 

リリコは「手紙だけじゃなくて、何もかも嘘。この人の名前は藤吉やのうて、北村藤吉郎。大阪、船場の米問屋のボンや」と暴露。

キースは「長男坊やから家継がなあかんのに、放蕩息子や」と。リリコは「うちと一緒に野垂れ死ぬ覚悟で飛び出してきたんやもんな」と畳み掛けた。藤吉は反論しなかった。

 

てん、ショック。「ようわかりました。これ以上、話すことはありまへん」と言って去った。

この時点のSNSでの反応:

家柄はいいんじゃんか
どうりでキレイなお手紙が書ける
もういいじゃん、こんな嘘つき

 

ちなみに藤岡てんのモデルとなっている吉本せいの夫も、荒物問屋ではあるが跡取り息子である。この時代、跡取り息子が家を継がないというのは異例のはず。以下の記事参照してほしい。

 

藤吉、てんを助ける

★13分(盛り上がり度:54)

キースが見世物小屋を開く。「大イタチ」がいると宣伝しながら、「大きな板に血がついている」というくだらないオチのインチキ商売。チンピラども睨まれ、に無許可商売だとして拘束されそうになり逃走。またしてもチンピラたちから追われる。

 

そこに偶然居合わせてしまったてん、トキ(徳永えり)と藤吉。ピンチ。

そこで藤吉はてんやキースを逃そうとして、自らチンピラどもに絡まれに行った。

 

チンピラたちとの争いの中で、高く積んであった箱が倒れ、てんを直撃しそうになる。藤吉は身を挺して倒れてくる箱からてんを守った。

だが藤吉はこれにより怪我を負ってしまう。

 

藤吉、蔵へ収納される

★15分(盛り上がり度:62。今回最高の盛り上がり)

てんは怪我をした藤吉を、藤岡家の蔵に運んできた。トキとキースも一緒だ。

トキは「ほとぼりが冷めたら、さっさと出ていっておくれやす」と。

 

藤吉は「わかってる」と言うが、キースは「そりゃ殺生や」と反発。そんな会話の中で、藤吉は気を失った(!?)ようだ。

 

その時、風太が蔵に入ってきた。怒ってる顔(?)なのか、単に真面目な顔なのか・・・。

この時点のSNSでの反応:

風太は何でもお見通し
風太りりしい
なぜ風太にホレないのだ

 

ここまであらすじ・ネタバレ・解説部分でした。

数値化された評価と感想

冒頭に掲載したのは、SNSのデータを基にした共起ネットワーク図です。感想の可視化を目的に掲載しています。再掲します。

今回は、前半のてんの縁談のくだりで、しず(鈴木保奈美)が、「私かて、初めはこんな堅物(儀兵衛のこと)嫌でしたんえ。そやけど、親に言われたとおり、結婚してよかった思うてな」と惚気るシーンがあった。

儀兵衛は妻のこの言葉を本気にしていて、次の日になりしずに「お前は嫌やと思ってたんか? わしが婿になること」と尋ねるシーンがあった。儀兵衛さん、とても繊細で、気にしいですね。

 

最後にSNSのデータを基にした評価を確認します。

かなり低めとなっている。平均超えは「可愛い・かっこいい」の値だけ。

 

SNSの意見を見ていると、「なぜてんは、それほどまでに藤吉にこだわっているのか」という疑問の意見が多くある。この点の説得力ある説明ができない。

幼き日、たった数回だけ笑わせてもらった相手。手紙は来たものの、それが全て嘘だと分かる。リリコの話には反論しない。

伊能栞という完璧な男と出会い、新一兄さんという賢く優しい兄がいて、風太というできるやつがいて、描く男性像のレベルは高くなっているはずだが、それでも藤吉にこだわる。今後、よほどの説得力がないと納得できないと思うのだが、チンピラに絡まれて体を張って助けるというベタベタな展開では期待ができない、ということだと思われる。

また、そもそもこのドラマにおいて、てんの恋愛を長期に渡り描く必要性についても、疑問に思う人が多いようだ。

 

ただし、面白いという意見がないわけではない。

前期のように後半から巻き返すパターンもある。期待しましょう。