『わろてんか』藤吉(松坂桃李)の見苦しい言い訳とてん(葵わかな)の逆プロポーズ-第29回感想・評価

感想・評価わろてんか

感想可視化ネットワーク図

(記事内の各図・グラフの意味はこちら

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『わろてんか』第5週・第29回(2017年11月3日8時0分~)を視聴した感想・評価の記事です。

前回の記事はこちら

前回は借金取りが北村屋に来て、藤吉と啄子が内輪もめをして、しまいには藤吉が手斧を振り上げた、という場面でした。


この記事の目次

各キャストの影響度(言及数)

まず、SNSのデータを用いて主要キャストの言及数を比較します。これにより各キャストのドラマへの影響度分析をします。

役名キャスト言及数グラフ

1位は北村藤吉役の松坂桃李さん。不良品のパーマ器を売りつけられ、実家を借金のカタにしたダメ男。これで北村屋はいよいよ終焉へ。

 

2位は藤岡てん役の葵わかなさん。主演。いまだに「栞ルート」「今からでも栞に」との意見多い。藤吉の妄想の中の、パーマおてんちゃんがインスタにあったので。

 

3位はキース役の大野拓朗さん。藤吉の元芸人仲間。儲け話を思いついてはいつも失敗するダメ男である。

4位は藤吉の母・啄子(つえこ)役の鈴木京香さん。北村屋のごりょんさん。苦労が多い。

 

5位は伊能栞役の高橋一生さん。今回は登場はなかった。インスタに写真がありましたので。

 

 

ハイライト・名場面(あらすじ含む)

今回の盛り上がりグラフです。SNSで盛り上がった時間帯の分析をしています。キャスト別の盛り上がりもグラフ化していますので、お気に入りのキャストの出演時間帯をおよそ把握できます。

キャスト別ハイライト名場面グラフ

以下、各盛り上がりポイント(★マークの時点)について説明します。

 

藤吉、啄子に不満をぶちまける

★5分(盛り上がり度:36)

藤吉が啄子に手斧を向けたのは、芝居だった。この芝居にビビった金貸しは一時撤退した。

 

藤吉は啄子に対して、幼い頃から「この家が大嫌いだった。お母ちゃんのことも」「みんなでごはん食べても笑顔の一つもない」「姉ちゃんにはいけずされた」「お母ちゃんはのれんや家が一番で俺のことは二の次」と語りだす。

藤吉24歳。実家を借金のカタにしてギャンブルして失敗した。見苦しい言い訳にしか聞こえない。

 

回想シーンで、藤吉が幼いころにした「初めての芸」が描かれた。「ホーホケキョ」という鳥の鳴きマネ。お母ちゃんに笑ってほしくてやったというが、この頃から笑えない芸をしていたのだ。

ごりょんさん、息子に芸の才能がないことをこのときにキツく言っておけば。

 

この時点のSNSでの反応:

ホーホケキョでは、笑えない
藤吉の痛々しさは昔から変わらない
ダメ男の言い訳タイム
はいはい親が悪い親が悪い

 

藤吉の言い訳タイムと、子供の頃のダメ芸回想シーンでした。

 

北村屋の店じまい

★9分30秒(盛り上がり度:50)

藤吉とてんは、北村屋に残った米を売りに歩いた。北村屋の閉店セール。

 

最後は、キースが長屋の家賃を流用してすべての米を買い取ってくれた。

キースは「はあ、今度や家主から逃げんとなぁ」と言った。

 

キース、いい人風だけど元はと言えばおまえ・・・。

 

この時点のSNSでの反応:

キースがいい人風に
キースてめぇ!
キースの長屋の大家さん可哀想

 

逆プロポーズ

★15分(盛り上がり度:69。今回最高の盛り上がり)

芸人たちが落語のオチについて議論しているところに、藤吉が入っていってオチを提案した。いきいきしている。

万丈目吉蔵(藤井隆)やキースの芸を見て笑うてん。

 

 

北村屋に帰ると、藤吉はてんに「里に帰り。家なし職なし、何の取り柄もない男が、嫁さんをもらうわけにはいかん」と言った。もう少し早く気付いて言ってくれよ! と思った。

 

てんは「情けない!」と藤吉を一喝。てんは、藤吉には商人の才能はないが、誰にも負けない人を笑顔にしたいという気持ちがある、と言い「何があってもついていく」と宣言。

 

そして「うちが、あんさんと結婚してあげます」と逆プロポーズ。

さらには「芸がそないに好きやったら、いっそ、それを商売にしはったらどうですか?」と勧めた。

 

この時点のSNSでの反応:

逆プロポーズ!
商才ない人に商売すすめるんか
明日から面白くなる?

 

以下の節では、あらすじ又はネタバレや、史実・原作に基づく解説などが含まれます。

その他あらすじ、ネタバレ等

NHK公式のガイドブック(ドラマ・ガイド)によると、最後の場面、てんは藤吉に「里に帰れ」と言われたときに「日頃穏やかなてんが怒りをあらわにした」とある。

もっともっと激怒するおてんちゃんを楽しみにしていけど、実際のドラマは藤吉を説得をする、諭すといった意味が強い演技になっていた。

藤岡てんのモデルはあの吉本せいだから、そろそろ恐ろしいおてんちゃんも見てみたいものだと思った。

 

ここまであらすじ・ネタバレ・解説部分でした。

数値化された評価と感想

冒頭に掲載したのは、SNSのデータを基にした共起ネットワーク図です。感想の可視化・分析を目的に掲載しています。再掲します。

感想可視化ネットワーク図

借金取り 金貸し 優しい」というのは、確かに金貸しは優しかったから。

BGM 感動」とあるのは決してポジティブな意見ではない。「感動的なBGMは要らない」「BGMでごまかしている」「大げさなBGM」とか、ナレーションもそうだが、脚本や演技が足りない分、BGMでなんとか取り繕おうとしている(それがうざい)という意見だ。

 

最後にSNSのデータを基にした評価を確認します。

評価グラフ

かなり低くなった。

藤吉は、本来は「愛すべきダメ男」といったキャラクターになるのが理想的だと思うのだが、どうもそうなっていない。視聴者の怒りを買うほどのクズ男になってしまっているのが痛い。

脚本家の意図と違う藤吉像が出来上がっているのかもしれない。それは演出の方針や技量であり、演技の部分でもあると思う。

 

一応、今回で北村屋の騒動は一段落した。ようやく、ようやく暗黒期を抜けて楽しい時代になるのかな。