『わろてんか』おんな城主直虎を彷彿とさせる下足番コント、すずふり亭じゃなかったなど第37回感想・評価

感想・評価わろてんか

感想可視化ネットワーク図

(記事内の各図・グラフの意味はこちら

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『わろてんか』第7週・第37回(2017年11月13日8時0分~)を視聴した感想・評価の記事です。

前回の記事はこちら

前回までに寄席・鶴亀亭を手に入れたてんと藤吉。今回は開業へ向けてのお話です。

 


この記事の目次

各キャストの影響度(言及数)

まず、SNSのデータを用いて主要キャストの言及数を比較します。これにより各キャストのドラマへの影響度分析をします。

役名キャスト言及数グラフ

1位は藤岡てん役の葵わかなさん。前回は実家から500円借り、そのお金で寄席を手に入れてあ。もう後には引けない。

2位は藤吉の母・啄子(つえこ)役の鈴木京香さん。今回は最後の方で活躍。実は優しいごりょんさん。

3位は万丈目吉蔵役の藤井隆さん。今回はてんとコントを演じた。頼りになりそうな人だ。

4位は北村藤吉役の松坂桃李さん。今回も計画性のなさが露呈してしまう。

 

ハイライト・名場面(あらすじ含む)

今回の盛り上がりグラフです。SNSで盛り上がった時間帯の分析をしています。キャスト別の盛り上がりもグラフ化していますので、お気に入りのキャストの出演時間帯をおよそ把握できます。

キャスト別ハイライト名場面グラフ

以下、各盛り上がりポイント(★マークの時点)について説明します。

 

額だけは立派

★2分30秒(盛り上がり度:36)

藤吉とてんは、買収した寄席の高座に「薬 北村藤吉郎」という立派な額をかかげた。笑いは人を幸せにする薬、ということらしい。

 

しかし額以外には、座布団もない、湯呑みもない、煙草盆も、提灯も、火鉢も、傘もない・・・ということを芸人仲間らから指摘される。

 

額だけ立派で、あとはなんにも用意なし。この展開に視聴者は呆れ顔・・・。

この時点のSNSでの反応:

行き当たりばったり
経費とか考えてないわこのふたり
よくそんなので寄席始めるって言えるなあ

 

吉蔵とてんのコント

★9分30秒(盛り上がり度:49)

吉蔵がてんに、「わてが、寄席のイロハを教えてさしあげまひょ」と言い、下足番やお茶子の仕事について教えた場面。

 

下足番の教育では、吉蔵がお手本としてビュンビュンと素早く下足を出し入れしていた。大河ドラマの「おんな城主直虎」での万千代(松下虎松→井伊万千代→井伊直政)の下足番を彷彿とさせた。

 

また、お茶子の仕事においては、客が満員のときに(満員電車に人を押し込むかのごとく)ぎゅうぎゅうに詰める役割もする。これについては、後述のネタバレのところで補足する。

 

この時点のSNSでの反応:

楽しそうだな藤井隆w
下足番コント。必要?
タカスィなのに面白くない

 

このシーンは、面白いという意見(ただしストーリー的に面白いわけではなく、藤井隆さんを見ていて面白いという意見)と、つまらない、寒いという意見に別れた。

ただ、これまでの笑いを狙ったと思われるシーンでは、「つまらない」ほぼ一辺倒だったので、上記のように面白い派が少しでもいるのは良い傾向なのである。

 

ファーストキス、おあずけ

★13分30秒(盛り上がり度:56。今回最高の盛り上がり)

寄席の名前が決まり、いろいろ高まる藤吉とてん。

なぜかキスする流れになる。

 

てんが目を閉じ、藤吉が唇を近づけ・・・というところに啄子が登場。慌てる二人。ファーストキスはおあずけとなった。

 

啄子は、てんが着ている服を見て、その格好で客の前に立たせるわけにはいかないと言った。

そして、自分の昔のものを質屋から出して直したという着物をてんに渡し「門出の日には、これ着て、おきばりやす」と言った。啄子さん、応援してくれている。

てんは「はい! がんばります」と応じた。

 

この時点のSNSでの反応:

キス阻止は朝ドラのお約束
おしいwwwwww
ごりょんさん優しい

 

なお寄席の名前は「風鳥亭」に決まった。

 

以下の節では、あらすじ又はネタバレや、史実・原作に基づく解説などが含まれます。

その他あらすじ、ネタバレ等

今回の、吉蔵がてんにお茶子の仕事を教えるコントのシーン。

藤岡てんのモデルとなった吉本せいも、客をぎゅうぎゅうに詰めることによって利益をあげていた。

立地的に不利で、芸人も一流ではない端席なので、安く多くの客を入れて早く回転させる必要がある。せいは、暑い日にわざと火鉢をたいてさらに暑くする(暑さで客を追い出して回転を上げる)とか、そういうこともやったようだ。このドラマでも、そういうエグい始末も描かれるかもしれない。

てんの「始末」もこのドラマの見せ所となるはずだ。

ここまであらすじ・ネタバレ・解説部分でした。

数値化された評価と感想

冒頭に掲載したのは、SNSのデータを基にした共起ネットワーク図です。感想の可視化・分析を目的に掲載しています。再掲します。

感想可視化ネットワーク図

おんな城主 直虎 下足番 コント」「啄子 優しい タイミング」「藤井隆 葵わかな シーン 楽しい」などの感想があった。

あさイチ すず 振る すずふり亭」とあるのは、直後のあさイチで、イノッチが「(てんが)鈴振ってるからって、すずふり亭のわけないでしょ!」と有働アナに言った場面。

すずふり亭は、前期の朝ドラ「ひよっこ」に出てきた洋食店。ゲストに同ドラマに出演した生田智子さんもいたので。

 

最後にSNSのデータを基にした評価を確認します。

評価グラフ

先週よりは回復傾向にあるが、まだ低い。

回復傾向にある理由は、藤吉のやらかしが少なかったこと(いや、やらかしはしているのだが)や、藤井隆さんや啄子さんのシーンが多かったことなどだと思われる。

 

とにかく藤吉はなるべく出ないほうがいい。でも今回は松坂桃李さんに非はなくて、明らかに脚本と演出が悪かった。藤吉が「番組(寄席の出演順)に悩んでいる」と言って、机上に出演者の名前が書かれた札を置いて悩んでいたが、実際の悩みは番組ではなくて、出演してくれる落語家がいないということだった。まったく脚本と演出が噛み合っていない。それともこの場面でも、脚本家はコントのようなシーンを意図していたのだろうか(噛み合っていないコント?)。松坂桃李さんにコントは期待できないから、今後もコントがあるなら今からでも脚本を書き直したほうがいいと思うのだが。

 

ところで、インスタに元気な儀兵衛さんがいた。

守りたいこの笑顔。しっかりしてねてんと藤吉。