『わろてんか』儀兵衛の死を聞いて泣き風太を責めるてん。勘当からわずか1年-第46回

感想・評価わろてんか

感想可視化ネットワーク図

(記事内の各図・グラフの意味はこちら

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『わろてんか』第8週・第46回(2017年11月23日8時0分~)を視聴した感想・評価の記事です。

前回、風太が風鳥亭にやってきました。良くない知らせを持って・・・。


この記事の目次

各キャストの影響度(言及数)

まず、SNSのデータを用いて主要キャストの言及数を比較します。これにより各キャストのドラマへの影響度分析をします。

役名キャスト言及数グラフ

1位はてんの父・藤岡儀兵衛役の遠藤憲一さん。一度は娘を勘当した父。オープニングでいきなり(回想)となっていたのでこれは・・・。

2位は藤岡てん役の葵わかなさん。今回は、風太からの知らせを受けて泣いた。そして風太を責めるような発言を。

3位は武井風太役の濱田岳さん。てんに知らせを持ってきた。彼の口から、儀兵衛のことが語られた。

4位は藤吉の母・啄子(つえこ)役の鈴木京香さん。落ち込むてんに助言する。

5位は北村藤吉役の松坂桃李さんでした。

 

今回は上位に入りませんでしたが、前回のチンドン屋の伊能栞(高橋一生)がインスタにありましたのでどうぞ。

 

ハイライト・名場面(あらすじ含)

今回の盛り上がりグラフです。SNSで盛り上がった時間帯の分析をしています。キャスト別の盛り上がりもグラフ化していますので、お気に入りのキャストの出演時間帯をおよそ把握できます。

キャスト別ハイライト名場面グラフ

以下、各盛り上がりポイント(★マークの時点)について説明します。

儀兵衛が亡くなる

★3分(盛り上がり度:48。今回最高の盛り上がり)

風太がてんに「旦さんが、亡くならはった。親父さんが亡くならはった。前々から病気やったんや」と告げたシーン。

てんは、現実を受け止められない。

立ち聞きしていた藤吉は口ポカーン。

この時点のSNSでの反応:

あぁやっぱりもう既に…
急展開すぎる
ナレ死ではないが辛い

 

ナレーションによって死が告げられる、いわゆる「ナレ死」ではなかった。風太から伝えられたので、「伝言死」や「セリフ死」「会話死」などとSNS上では呼ばれた。

 

受け入れられないてん

★6分(盛り上がり度:30)

儀兵衛が亡くなったことを知ったてんは、泣きじゃくり、儀兵衛の容体を教えなかった風太を責めるように「なんで誰も教えてくれへんかったん?」「会いたい! うちお父はんに会いたい。いやや、会わせて。こんなん嫌や」と言った。

 

儀兵衛は、自分のことをてんに言うなと口止めしていたということだ。

この時点のSNSでの反応:

お前勝手に出て行ったんだろ
勘当されるということは
風太も辛いよねぇ

 

キースと万丈目吉蔵、ウケる

★14分(盛り上がり度:37)

風鳥亭の舞台で、キース(大野拓朗)や吉蔵(藤井隆)が芸をしている場面。

キースは相変わらずダジャレを主力とした芸、吉蔵は後面だが、客にウケるようになってきていた。

てんも彼らを見て笑った。

 

この時点のSNSでの反応:

万丈目の芸がウケている…だと……?
キース、芸に進化ないやんか
盛り上げ方がわかってきてるね

 

以下の節では、あらすじ又はネタバレや、史実・原作に基づく解説などが含まれます。

その他あらすじ、ネタバレ等

てんの落ち込む様子を見た啄子が「芸人は親の死に目に会えないものや。それをひどいとは、わては思わへん。親の願いは子の幸せ。子が笑って仕事をしているのが、親とすれば本望」という言葉をかけた。

それでてんが立ち直った、という話だった。

 

キースと吉蔵の芸がウケていた件について。

たぶん芸としてはあんまり進化してないのだが、間のとり方とか、出てきた時の盛り上げ方とかでウケるようになったんだ・・・と思う。

だがこの描写がちょっとわかりにくくて、なぜ急にウケだしたのかわからない人もいると思う(私も実のところよくわからない)。

ここまであらすじ・ネタバレ・解説部分でした。

前回の記事はこちら

数値化された評価と感想

冒頭に掲載したのは、SNSのデータを基にした共起ネットワーク図です。感想の可視化・分析を目的に掲載しています。再掲します。

感想可視化ネットワーク図

サラメシ」とあるのは、この放送日が祝日であり、直後の番組が「あさイチ」ではなく「サラメシ」だったため。

ナレーションの中井貴一さんが、「イノッチではなく、中井貴一です」と言った。

 

最後にSNSのデータを基にした評価を確認します。

評価グラフ

面白い」以外の評価はまずまずなのだが、「面白い」はけっこう低い。

 

面白い」が低い原因は、何よりてんの言動が不可解だったことだと思う。今回だけ観れば感動話かもしれないが、初回からずっと観てきた視聴者にとっては疑問が残る。

 

わずか1年前、てんは儀兵衛を反対を押し切り、勘当されてまで、「うちはわろて生きていきます」と家を飛び出したのだ。二度と戻らない覚悟で。(借金がきっかけで仲が回復したとはいえ)その覚悟はどこへ行ったのだろうかと。

この時点でてんは推定18歳。現代ではまだ子供かもしれないが、当時は10代前半から(もっと前からも)社会に出ている人は多くいたし、風太を責めるように「嫌や嫌や」と泣きわめくような歳でもないし、むしろ風太や家族の心境を察するべき歳だ。そんなに儀兵衛が好きだったら、そもそも勘当されてまで家を飛び出すか・・・といった疑問がある。結果的に、急ごしらえの感動話のようになってしまった。

それでも今回のエピソードで感動したという視聴者もいたはずで、それは否定しない。ただ、上記のような疑問を持った視聴者が多く、すっきりとしなかったのではないか、ということだ。

 

また、キースや吉蔵の芸が急にウケだしたのも、説明はつくが不可解だととらえた視聴者もいたかもしれない。