『わろてんか』トキ(徳永えり)が帰還。座布団小さくする、スルメ売るなど鋭い提案を連発-第47回

感想・評価わろてんか

感想可視化ネットワーク図

(記事内の各図・グラフの意味はこちら

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『わろてんか』第8週・第47回(2017年11月24日8時0分~)を視聴した感想・評価の記事です。

やっと風鳥亭の経営もうまくいきだしました。それと同時にこのドラマの評価も安定しつつある感じです。今回はトキが再登場しました。


この記事の目次

各キャストの影響度(言及数)

まず、SNSのデータを用いて主要キャストの言及数を比較します。これにより各キャストのドラマへの影響度分析をします。

役名キャスト言及数グラフ

1位はトキ役の徳永えりさん。米問屋としての北村屋が破綻したときに、藤岡屋に引き上げたてんのお付きの女中。今回再登場した。

2位は北村藤吉役の松坂桃李さん。今回は、風鳥亭を会社にしようとしたり、寺ギンとの条件交渉をしようとしたりする。会社にするというのは現在で言うと「法人成り」。信用力が格段に増す。

 

3位は藤岡てん役の葵わかなさん。今回は木戸銭を10銭から5銭にする提案をする。ネタバレの箇所で後述するが、吉本興業の創始者でこのドラマのモデルとなった吉本せいの最初の寄席も、5銭から始まった。

また、今回はお客さんに「うちの笑顔もおまけで付けときまっせ」とサービスした。後の「スマイル0円」である。

 

4位は藤吉の母・啄子(つえこ)役の鈴木京香さん。ついに藤吉郎とてんの結婚を認める発言。

 

5位は寺ギン役の兵動大樹さん。大手の太夫元。交渉はお手の物、といったところ。

6位は武井風太役の濱田岳さん。前回、儀兵衛が亡くなったことをてんに知らせに来た。

 

7位はてんの父・藤岡儀兵衛役の遠藤憲一さん。前回亡くなったが、今回は遺影で登場した。

8位はてんの母・藤岡しず役の鈴木保奈美さん。今回のラストで登場した。

 

ハイライト・名場面(あらすじ含)

今回の盛り上がりグラフです。SNSで盛り上がった時間帯の分析をしています。キャスト別の盛り上がりもグラフ化していますので、お気に入りのキャストの出演時間帯をおよそ把握できます。

キャスト別ハイライト名場面グラフ

以下、各盛り上がりポイント(★マークの時点)について説明します。

トキが再登場

★8分(盛り上がり度:54)

てんの提案で、風鳥亭は木戸銭をこれまでの半額、5銭に設定した。すると大繁盛。人手が足りないぐらいになってきた。

そこに突然、トキが風鳥亭にやってきた。ここで働きたいという。

 

てん「なんで? 藤岡屋は?

トキ「お暇をいただきました。藤岡屋は今、おりんさまと若旦さん、お二人で立派に切り盛りしてます。奥様もゆるしてくれはりました

てん「お母はんが

トキ「お願いします。ここに、ここに置いとくれやす

啄子「ええんやないか。お茶子さんの手、足らんのやし

 

この時点のSNSでの反応:

おトキちゃん合流やったー!
タイミングのいいところにトキちゃん!
おトキどんだけおてん様好きなん

 

トキのアイディア

★10分30秒(盛り上がり度:51)

トキは、風鳥亭の運営について次々にアイディアを出した。

まず、客席に置く座布団を一回り小さなものに交換することを提案した。これにより多くのお客さんを収容できる。

さらにトキは、客席でスルメなど塩辛いものを売ることを提案。

 

トキ「そしたら喉が乾いて、飲み物が売れるんやないかって

啄子「気に入った! あんた冴えてますで。商人向きや!

 

第44回の記事のネタバレの箇所で書いたが、しょっぱいものだけを売って飲み物の需要を喚起するという方法は、実話に基づいている。

吉本せいが奉公時代に経験した「始末」が商売に活きている。

 

客の収容についても、実話に基づく。ネタバレの箇所で補足する。

 

この時点のSNSでの反応:

おトキちゃん素晴らしすぎ!
おトキちゃん才覚ありすぎ!
隠れた才能爆発しとるwwww

 

藤岡屋への借金を返済

★14分(盛り上がり度:58。今回最高の盛り上がり)

藤吉は、寺ギンに「儲けを倍にしたら取り分を現在の7:3から5:5にする」という条件交渉をしていた。

一度はその条件を承諾したかに見えた寺ギンだったが、いざ儲けが倍になると強引に「6:4」で決着させてしまった。

 

しかしそれでも風鳥亭の経営は順調だったようで、開業から1年で、藤岡屋から借りた開業資金500円を完済した。

 

しずが風鳥亭にやってきた。儀兵衛の遺影を抱いて。

しずは「よう気張りやしたしたなあ。今日は、あんたらの寄席、お父はんと一緒に見させてもらいます」と言った。

 

以下の節では、あらすじ又はネタバレや、史実・原作に基づく解説などが含まれます。

その他あらすじ、ネタバレ等

トキが提案したスルメの件は、実話に基づいている。

藤岡てんのモデルとなった吉本せいが実践した方法である。他には、あられや酢昆布を売ったということだ。いずれも水分が欲しくなる食べ物。

 

また、ドラマでは最大でも数十人程度の客席のように見えるが、実話では「キャパ200人に400人詰め込む」という荒業をやってのけていたようだ。満員電車に押し込むようだ、お茶子の働きが重要だった。

 

木戸銭5銭という値段設定も実話に基づいている。当時の銭湯の入浴料が4~6銭だったそうだから、現在の価値でいうと数百円程度かな。現在でもお笑いライブに行こうとすると数千円はかかるので、風鳥亭の設定はかなり安い。

下記の記事も参考に。

ここまであらすじ・ネタバレ・解説部分でした。

前回の記事はこちら

数値化された評価と感想

冒頭に掲載したのは、SNSのデータを基にした共起ネットワーク図です。感想の可視化・分析を目的に掲載しています。再掲します。

感想可視化ネットワーク図

直後のあさイチには、鈴木保奈美さんがゲスト出演していた。

最後にSNSのデータを基にした評価を確認します。

評価グラフ

今週は高い評価が続いている。

藤吉も、まだややアホなところがあるものの、条件交渉などに励んでいるようで良かった。仕事している。木戸銭5銭のアイディアは藤吉から出てきても良かったのでは? と思った。寄席の経営そのものは彼の仕事だろうから。

 

前にも書いたかもしれないが、てんのモデルとなった吉本せいは、晩年になって夫の泰三が「とてもダメ男だった」かのように語っている。だが、これは大阪人特有の「話を盛る」性質を考慮しなければならない。悪気のないサービス精神で、面白おかしく話を盛ることが大阪の人にはあるようだ。実際は、有能でなければ(戦前の)吉本ほどの組織を経営できないだろう。

藤吉はこれまで、そういうふうに「盛られた」話に基づくキャラだったが、そろそろ能力を見せてもよいのでは、と思った。

感想・評価わろてんか

Posted by tomo