『わろてんか』ブルゾンちえみ風リリコと藤吉、栞とてんがダブル不倫疑惑で年越しへ-第76回
NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『わろてんか』第13週・第76回(2017年12月28日8時0分~)を視聴した感想・評価の記事です。
今年の放送はこれで最後。いろいろな含みを残したまま、年越しとなりました。
各キャストの影響度(言及数)
まず、SNSのデータを用いて主要キャストの言及数を比較します。これにより各キャストのドラマへの影響度分析をします。
1位は武井風太役の濱田岳さん。安来節乙女組の総監督に就任。4人を厳しく指導する方針。恋愛禁止などの施策を打ち出した。さながら現代のアイドルのような規則。
2位はキース役の大野拓朗さん。トキが電球を替えるのに苦労していると、キースがやってきて替えてあげた。二人は何かあるのだろうか。後述する。
3位は秦野リリコ役の広瀬アリスさん。今回はブルゾンちえみさん風の髪型や服装だった。しかも後ろ向きで登場。振り返って「35億」とか言い出すかと。そしてまさかの藤吉にキス!?
4位はトキ役の徳永えりさん。風太が安来節乙女組の総監督に就任してから、不機嫌なようだ。まさかキースと・・・!?
5位は隼也役の渡部翔夢さん。前回グレた隼ちゃん。今回は優しい一面も見せた。
6位は藤岡てん役の葵わかなさん。
7位は伊能栞役の高橋一生さん。まさか、こっちはおてんちゃんと・・・!?
8位は小豆沢とわ役の辻凪子さん。乙女組の中で最も踊りが下手で、他と合わず、メンバーのなつ(畦田ひとみ)から責められる。自分に自信がないようだ。
ハイライト・名場面(あらすじ含)
今回の盛り上がりグラフです。SNSで盛り上がった時間帯の分析をしています。キャスト別の盛り上がりもグラフ化していますので、お気に入りのキャストの出演時間帯をおよそ把握できます。
以下、各盛り上がりポイント(★マークの時点)について説明します。
キースとトキが接近
★6分30秒(盛り上がり度:54)
トキが電球を替えようとして苦労しているところに、キースがやってきて替えてあげた場面。
キースは、北村笑店が安来節乙女組を売り出す方針であることについて「悔しいんや」と心境を吐露し「俺はこのままで終わる男やない」と言った。
さらにキースはトキの両肩に手を置き「大事な話があるんやけど」ど言って真剣な顔をした。
この時点のSNSでの反応:
「え、なに急におトキとキースのフラグ立ててるの」
「キース、もしや恋に発展か…?」
「いつもと違うキースwwww」
乙女組の内紛、風太止められず
★9分(盛り上がり度:49)
乙女組の稽古中、とわのミスがきっかけで、なつとあや(鈴木球予)が言い合いの喧嘩状態となった。
風太が仲裁に入るが、突き飛ばされてしまう。
しまいに、乙女組のメンバーたちは取っ組み合いに。
風太はまた仲裁に入ろうとするが、突き飛ばされてしまって「もう、おっちゃん悲しい。おっちゃん悲しいわ。もう。いっつもいっつも喧嘩して、あんたら」と泣き顔になった。
この時点のSNSでの反応:
「おっちゃん悲しいわwwwww」
「もう、風太がヒロインでいいよwww」
「今の風太絶対アドリブ!」
ダブル不倫で年越しへ
★14分(盛り上がり度:94。今回最高の盛り上がり)
乙女組一番のドジっ娘・とわと、隼也の二人が行方不明になってしまった。
探しに回る北村笑店のメンバーたち。
藤吉は、道端でリリコを発見した。
後ろを向いている髪型や服装が、ブルゾンちえみさんに見えた。「ブルゾンリリコ」だ。藤吉が「隼也ととわ、見へんかったか?」と聞くと、ブルゾンリリコは藤吉に近づき、せつなそうな顔をしてだまって藤吉にキス・・・!? しそうだったが、結局キスしたのかどうかわからない。
一方、てんのもとには伊能栞が着ていた。てんが、隼也かとわだと勘違いして走って近寄ると、それは栞で、てんは走っていた勢いでおもわず栞に抱きついた。そのまま見つめ合う二人・・・。
というところで「続きは年明け。あしからず」とナレーションが入った。
この時点のSNSでの反応:
「Wゲス不倫か」
「藤吉、おてんがダブルオフホワイト」
「あっちもこっちも不倫だらけの年末なのでした」
次週(来年)予告は、トキと風太の夫婦漫才(!?)によって行われた。
その他あらすじ、ネタバレ等
今回はキースが、安来節乙女組を売り出そうとする北村笑店の方針に異を唱える場面もあったが、それは前回の記事のネタバレ箇所で書いたように、商売敵となるためであり、史実では落語家たちの反発があったと思われる。
次週予告では、てんが「甘えるんもいい加減にしい!」と怒るシーン、リリコが乙女組を指導(!?)するシーン、乙女組の解散危機、キースが「お世話になりました」と言うシーン、伊能栞とリリコが接近するシーンなどがあった。
風太がリリコに、乙女組の指導を依頼するようだ。
乙女組のメンバーは葛藤しながらも、成長していく、という展開になる。
数値化された評価と感想
冒頭に掲載したのは、SNSのデータを基にした共起ネットワーク図です。感想の可視化・分析を目的に掲載しています。再掲します。
最後にSNSのデータを基にした評価を確認します。
今回は総合、面白い、ともにやや低めの評価となっている。これでもこのドラマとしては高い。
乙女組をめぐるくだりは、風太の参加でけっこう面白くなってきた気がする。風太とトキの関係が遅々として進まない中、キースの参入も面白い要素だと思う。
ただ、藤吉とリリコおよびてんと栞がなんかダブル不倫っぽい描かれ方をするのは(しかもそこで年越しだと!?)やや否定的な意見もあったようだ。
本年もありがとうございました。よいお年を。
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