『わろてんか』おトキちゃん、ついに風太を見限り!?キースとデートへ-第77回
NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『わろてんか』第14週・第77回(2018年1月4日8時0分~)を視聴した感想・評価の記事です。
新年あけましておめでとうございます。
昨年のラストでは、とわと隼也が行方不明になったり、リリコが藤吉にキスをしようとしたりしてました。今回はその続きです。
各キャストの影響度(言及数)
まず、SNSのデータを用いて主要キャストの言及数を比較します。これにより各キャストのドラマへの影響度分析をします。
1位は伊能栞役の高橋一生さん。
2位は隼也役の渡部翔夢さん。てんと藤吉の一人息子。前回、行方不明になってしまった。その前からちょっとグレてたから、まあそういうことなんだろう。
3位は北村藤吉役の松坂桃李さん。リリコにされるがままの藤吉である。
4位は武井風太役の濱田岳さん。安来節乙女組の総監督として張り切っている。
5位は秦野リリコ役の広瀬アリスさん。
6位は藤岡てん役の葵わかなさん。
7位は小豆沢とわ役の辻凪子さん。安来節乙女組メンバー。自分の不出来を苦にして、家出してしまった。
8位はキース役の大野拓朗さん。9位はトキ役の徳永えりさん。昨年のラストでは、この二人がいい感じの雰囲気になってた描写があったが・・・。
ハイライト・名場面(あらすじ含)
今回の盛り上がりグラフです。SNSで盛り上がった時間帯の分析をしています。キャスト別の盛り上がりもグラフ化していますので、お気に入りのキャストの出演時間帯をおよそ把握できます。
以下、各盛り上がりポイント(★マークの時点)について説明します。
リリコ、稽古だった
★3分(盛り上がり度:24)
リリコが藤吉の首に手を回して、キスをしようとした場面。キスの直前でリリコは藤吉から離れた。
リリコ「稽古や。今度撮る活動写真の練習や。女から男に言い寄る場面やて。アホらし」
藤吉「なんかあったんか?」
リリコ「別に。知らん役者と抱擁する前に、藤吉と稽古しとこうと思ったんや」
この時点のSNSでの反応:
「されるがままの藤吉サイテー!」
「藤吉からは拒否しない」
「リリコの稽古?を抗わず受け入れようとしてたな」
家出事件が解決
★7分30秒(盛り上がり度:33)
隼也ととわは栞が偶然発見して保護した。
隼也は寂しかったようでかまってほしかったという動機。
とわは、自分が乙女組の足を引っ張るのではないかと苦にして家出。他のメンバー3人が、とわの努力を知って改心。4人の結束が固まった、という展開だった。
4人のメンバーが口々に「悪いのは私」「いや私です」などと言う中、風太が「悪いのは俺や!」と言って、藤吉に頭を下げた。
SNS上では、このやりとりがダチョウ倶楽部のネタのようだという意見が多かった。
この時点のSNSでの反応:
「風太が出てきたとこでどうぞどうぞ」
「ダチョウ倶楽部かw」
「ダチョウ倶楽部のコントかよ」
トキとキースがデートか
★15分(盛り上がり度:51。今回最高の盛り上がり)
今回のラストの場面。
乙女組と風太が練習をしているところに、トキがやってきた。休みをもらったから活動写真を見に行くという。そこになんとキースも登場。
キース「おトキちゃん。はよ行くで」
風太「キース、キ・・・キースキース」
トキ「ほな」
風太「二人で? 珍しい二人やね!? おトキちゃん!?」
この時点のSNSでの反応:
「え?キースとおデートなん⁈」
「おトキとキースに恋愛フラグ?」
「やっぱり風太がいちばん笑えるw」
キースは当て馬だろうな・・・。
その他あらすじ、ネタバレ等
リアルでは年は変わりましたが、ドラマの中では今週も大正10年。1921年です。
この時点での北村笑店の勢力は、寄席15軒、芸人200人以上だとのことで、大阪演芸界のトップにのし上がったとのこと。
また、栞は宅地開発と映画(活動写真)が成功して、大阪の経済を引っ張るまでになっていたとのこと。
新聞には栞のことについて「華麗なる御曹司の挑戦」「最早関西に於いて伊能栞氏の名を知らぬ者は無しと言う可きか。端正なる容姿に斬新なる発想を秘めて関西実業界を牽引せる気鋭の青年実業家」などと書いてあった。
なお大正10年の主な出来事としては、メートル法が日本で公布、日米英仏四カ国条約締結など。桂春団治(月の井団吾のモデル)が吉本に移籍したのもこの年。
吉本せい史実一覧。『わろてんか』藤岡てん(葵わかな)のモデル
数値化された評価と感想
冒頭に掲載したのは、SNSのデータを基にした共起ネットワーク図です。感想の可視化・分析を目的に掲載しています。再掲します。
最後にSNSのデータを基にした評価を確認します。
今回は総合的にはまずまずなのだが、「面白い」の数値は壊滅的となった。
リリコと藤吉の年またぎの思わせぶりな展開は、リリコの芝居の稽古ということだったが、それを受け入れそうになる藤吉に批判が集まった。いまさらこんな展開、視聴者は望んでいるのだろうか?
また、乙女組の家出騒動からの、雨降って地固まる的展開は、ややありきたりすぎたかもしれない。特に工夫もなく、あっさりと地固まったし。
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