『わろてんか』キースがアメリカ行きを宣言。ピース綾部だったのか-第79回

感想・評価わろてんか

感想可視化ネットワーク図

(記事内の各図・グラフの意味はこちら

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『わろてんか』第14週・第79回(2018年1月6日8時0分~)を視聴した感想・評価の記事です。

今回は安来節乙女組が高座デビューしました。

そしてこのドラマ序盤からの重要キャラだったがキースが、世界一の芸人を目指してアメリカへ向かいます。キースってピースの綾部かよ・・・。

 


この記事の目次

各キャストの影響度(言及数)

まず、SNSのデータを用いて主要キャストの言及数を比較します。これにより各キャストのドラマへの影響度分析をします。

役名キャスト言及数グラフ

1位はキース役の大野拓朗さん。今回のラストで渡米を宣言。

2位は武井風太役の濱田岳さん。前回、トキに暴言を立ち聞きされてしまった。仲直りを目指す。

3位は北村藤吉役の松坂桃李さん。ラストでは、北村笑店を日本一の笑いの殿堂にするという夢を語る。

 

4位は秦野リリコ役の広瀬アリスさん。

5位はトキ役の徳永えりさん。キースの相談に乗っていた。前々回、一緒に活動写真に言ったのは、デートではなく、その御礼だとのこと。

 

6位は藤岡てん役の葵わかなさん。

7位はアサリ役の前野朋哉さんでした。

 

ハイライト・名場面(あらすじ含)

今回の盛り上がりグラフです。SNSで盛り上がった時間帯の分析をしています。キャスト別の盛り上がりもグラフ化していますので、お気に入りのキャストの出演時間帯をおよそ把握できます。

キャスト別ハイライト名場面グラフ

以下、各盛り上がりポイント(★マークの時点)について説明します。

風太とトキが仲直り

★5分30秒(盛り上がり度:29)

風太が、トキに口紅をプレゼントした場面。

プレゼント・・・というよりは風太らしい(!?)素直じゃない渡し方だった。口紅を床に落として、「あ、なんや、これ?」とわざとらしくトキに見せて渡した。

トキも、そのプレゼント方法に戸惑っていたようだが、最後は受け入れた。

この時点のSNSでの反応:

素直にプレゼントできない風太が可愛い
おトキと風太のこの微妙な距離感ええのー
やはりおときさんと風太くんで決まり?

 

安来節乙女組がデビュー

★8分(盛り上がり度:36)

安来節乙女組がデビューした。

若い娘が、着物の裾をあげてふくらはぎを見せて踊る(当時では考えられないインパクトのあることだった)すがたは、観客たちに受けた。

そして観客たちも一緒に踊り始めた。

この時点のSNSでの反応:

客も踊りだしたwwww
一緒に踊れるアイドルです
子供に見せていいやつ?

 

安来節乙女組のデビュー公演は成功に終わった。

ただ、SNS上では、若い娘が(当時では考えられない)ふくらはぎを見せて踊り、それを美談のように語られる、ということについて嫌悪感もあったようだ。これについては後述のネタバレの箇所で補足する。

 

キースがピース綾部になる

★13分30秒(盛り上がり度:46。今回最高の盛り上がり)

安来節乙女組のデビューが成功に終わったあとの打ち上げにて。乙女組メンバーや、風太、藤吉らが今後の夢を語った後、キースも口を開いた。

 

キースは「俺の夢は日本一やない。世界一の芸人になることや」と言った。

そして「すまん、アサリ。俺はアメリカに行く。アメリカに行って、世界一の芸人になるんや」と。アサリは「お前、英語しゃべれへんやろ? それに、わいはどないなるんや?」と言うが、キースは「とにかくみなさん、お世話になりました」と宣言した。

この時点のSNSでの反応:

キースは綾部なの?
ピース綾部みたいなこと言い出した!
キース?又吉じゃない方?

 

キースは本当にアメリカに旅立つことになるとのこと。

そういや啄子(藤吉の母)もアメリカに行ったよな・・・。

 

以下の節では、あらすじ又はネタバレや、史実・原作に基づく解説などが含まれます。

その他あらすじ、ネタバレ等

史実によると、吉本興業(このドラマのモデル)における安来節の公演では、若い女の子の踊り手に、ヨゴレとよばれる芸人が混じってコミカルなどじょうすくいの動きをしていたようだ。

若い女性の生足という魅力と、芸人のコミカルな動きが相乗効果を生み出してウケたようだ。

以前にも書いたが、この手法は最近でいえば「にゃんこスター」のようなものだと思う(当時としては乙女組のほうが過激だっただろうけど)。にゃんこスターでは、若い女性が縄跳びをして足を見せて(これが安来節の踊り手にあたる)、男性がコミカルなツッコミを入れる(まあこれがどじょうすくいをするヨゴレ芸人のようなもの)。

あるいは昨年末の紅白歌合戦にて、アイドルグループのパフォーマンスに芸人が混じって踊ったようなものかもしれない。

客を引きつける効果は絶大だった。

 

ただ、ドラマで描かれたように、自分たちから「ふくらはぎを見せる」ということを言い出したのかはわからない。安来節を流行らせたのは林正之助(風太のモデル? かもしれない人物。吉本せいの実弟)だが、彼は強引な手法もいとわなかったというし・・・。

 

さて来週は、大正12年(1923年)の関東大震災が発生する。

史実によれば、吉本興業はこの前年(大正11年)に東京進出を果たし、神田に「神田花月」を開設している。

東京で震災が発生すると、吉本せい(てんのモデル)はいち早く救援物資を届けるように動き、慰問団を派遣している。その行動が東京の芸人たちの心を掴み、吉本にとってはよい効果をもたらす。

ここまであらすじ・ネタバレ・解説部分でした。

前回の記事はこちら

数値化された評価と感想

冒頭に掲載したのは、SNSのデータを基にした共起ネットワーク図です。感想の可視化・分析を目的に掲載しています。再掲します。

感想可視化ネットワーク図

最後にSNSのデータを基にした評価を確認します。

評価グラフ

今回は高い評価となかった。

安来節乙女組は無事にデビューした。それも良かったかもしれないが、今回最も好意的な意見があったのは風太とトキのくだりの箇所。やぱりこの二人は見ていて面白い。誤解も解けたし、そろそろゴールしていいぞ、と思ったり、もうちょっと引っ張ってほしかったり。次週もこの二人に動きがありそうで楽しみである。

キースのアメリカ行きは、たしかにピースの綾部さんと似たような事情があるのかもしれない。つまりキースは、漫才では一定の成功をしていたが、乙女組や団吾師匠のような大成功とは言いがたかった。綾部さんの事情は詳しく知らないが、相方の又吉さんに触発されて、もう一段高みを目指すとか、そういうことなのだろうと思う。キースはいつか帰って来るのだろうか。

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Posted by tomo