『わろてんか』藤吉が倒れ、ラジオが台頭、風太はトキにプロポーズへ-第85回

感想・評価わろてんか

感想可視化ネットワーク図

(記事内の各データ・グラフの意味はこちら

連続テレビ小説(朝ドラ)『わろてんか』第15週・第85回(2018年1月13日8時0分~)の感想・評価の分析記事です。

今回はまあ、大方の予想通り栞と志乃の和解が描かれたのですが、問題は来週。藤吉が倒れ、ラジオが台頭するなどといったことが発生します。これらは史実に基づく出来事と思われます。後述のネタバレの箇所で、史実について書いておきます。


この記事の目次

キャスト影響度

まず、SNSのデータを用いて主要キャストの言及数を比較します。これにより各キャストのドラマへの影響度分析をします。

役名キャスト言及数グラフ

各キャスト言及数・関連語分析

SNSの投稿データから、各キャストに言及している投稿数、言及しているユーザー数、および主な関連語(括弧内はの数字は出現度)を示します。

伊能栞 役 高橋一生

投稿数:212(1位), ユーザ数:146(1ユーザあたり1.45回)
関連語:伊能(32), 栞(161), 高橋(36), 一生(44), キース(23), 志乃(32), 名前(19), 意味(11), 由来(10), 演技 感情(6), 演技 目(6)

1位は伊能栞役の高橋一生さん。
今回は実の母である志乃から「」という名前の由来が語られる。後述。

舶来屋キース 役 大野拓朗

投稿数:78(2位), ユーザ数:59(1ユーザあたり1.32回)
関連語:舶来屋(0), キース(69), 大野(2), 拓朗(1), キーちゃん(11), 息子(17), 泣ける(4), イケメン(4), 切ない(3), 身寄り(3)

2位は舶来屋キース役の大野拓朗さん。
小さい頃から身寄りもなく、母親の顔も知らずに育った。志乃に世話になって、本当の母親のように慕うようになった。

志乃 役 銀粉蝶

投稿数:72(3位), ユーザ数:50(1ユーザあたり1.44回)
関連語:志乃(57), 銀粉蝶(17), 栞(9), 息子(7), 隼也(5), 和解(4)

3位は志乃役の銀粉蝶さん。
栞の実の母親。性格は親子共々、頑固なところがある。

武井風太 役 濱田岳

投稿数:71(4位), ユーザ数:64(1ユーザあたり1.11回)
関連語:武井(0), 風太(71), 濱田(1), 岳(1), 帰ってきた(14), トキ(15), プロポーズ(6), 来週(8), 結婚(3), 予告(3), おかえり(4)

4位は武井風太役の濱田岳さん。
被災地・東京にいた風太。今回のラストで無事帰還。来週にはおトキちゃんに「メリーミー」とプロポーズする場面があるようだ。

トキ 役 徳永えり

投稿数:69(5位), ユーザ数:63(1ユーザあたり1.10回)
関連語:トキ(63), 徳永(3), えり(9), 風太(40), 良かった(10), 可愛い(6), 結婚(4)

5位はトキ役の徳永えりさん。
風太を心配していたおトキちゃん。来週、ついに!!

北村藤吉 役 松坂桃李

投稿数:67(6位), ユーザ数:63(1ユーザあたり1.06回)
関連語:藤吉(64), 松坂(5), 桃李(6), 来週(13), 退場(5), やっぱり(5)

6位は北村藤吉役の松坂桃李さん。
今週はおとなしくしていたが、来週は転機が訪れるようだ。もう、そろそろ・・・。後述のネタバレの箇所で史実について書いておく。

てん 役 葵わかな

投稿数:44(7位), ユーザ数:42(1ユーザあたり1.05回)
関連語:てん(42), 葵(3), わかな(3)

7位はてん役の葵わかなさん。

他の関連語

SNSに投稿されたこのドラマに関する関連語です。各単語の共起関係については冒頭に掲載した共起ネットワーク図もごらんください。

関連語:名前 由来(25), 風太 おトキ(20), 活動 写真(16), 独演 会(16), 和解(14), キース アサリ(14), 藤吉 退場(11), 風太 おかえり(10), 一生 演技(9), 風太 プロポーズ(9), 早く 結婚(7), 柳朝 師匠(7)

 

ハイライト・名場面(あらすじ含)

今回の盛り上がりグラフです。SNSで盛り上がった時間帯の分析をしています。キャスト別の盛り上がりもグラフ化していますので、お気に入りのキャストの出演時間帯を把握できます。

キャスト別ハイライト名場面グラフ

各盛り上がりポイント(★マークの時点)について説明します。

志乃の送別会に、栞来る

★3分:盛り上がり度:23
この時点の関連語:栞様(4), 志乃(5)

東京へ行く志乃の送別会。志乃も渋々参加したが、そこに遅れて栞もやってきた。
栞くん、来てくれた!

この時点のSNSでの反応:

栞様、ご来店…!
栞様きたー
あっ、伊能さん来はった!

 

栞という名前の意味

★6分:盛り上がり度:30
この時点の関連語:隼也(9), キース(3), 名前(3), 母親(3), 息子(3)

藤吉とてんの息子・隼也(南岐佐)が、志乃に「」の名前の意味を聞いた場面。

志乃によれば、「森の木に一本一本、目印を付けて歩くように、己の人生、道に迷わずたくさんの人を導いてほしいという願いを込めてつけた」とのこと。

藤吉は「ええ名前やな、栞くん」と言った。

この時点のSNSでの反応:

隼也くんがきっかけで良い方向へ向かう……かな
ナイスアシストだ、隼也
隼也のはじめてのおつかい

 

風太が無事帰還

★12分30秒:盛り上がり度:43(今回最高の盛り上がり)
この時点の関連語:風太(13), おかえり(3), 待ち人(3)

風太が帰ってきた場面。

風太「おい
トキ「風太・・・(呆然と見つめる)

北村笑店メンバーたちが飛び出してきて、口々に「おかえり」と言った。

トキは半泣きになって、風太に抱きついた。風太は、トキのお守りを取り出し「これのおかげや」と言った。

次回予告で転機

★15分:盛り上がり度:43
この時点の関連語:藤吉(14), おトキ(6), 風太(6)

次回予告では、3つの重要な出来事が予告された。

一つは、風太がおトキちゃんに「メリーミー」とプロポーズするようだ。

ふたつめは、ラジオのくだり。寄席の経営という商売にとって、ラジオは商売敵となる。これについては後述のネタバレの箇所で書いておく。

もう一つは、藤吉が倒れる。これについても、後述のネタバレの箇所で書いておく。

この時点のSNSでの反応:

藤吉さん、史実の吉本泰三と同じように早死にしてしまうのか
風太とトキ、じれったいわー
お、やっと藤吉がいなくなるのか?

 

以下の節では、あらすじ又はネタバレや、史実・原作に基づく解説などが含まれます。

その他ネタバレ、あらすじ、解説等

今回は、志乃が東京に帰るくだりだった。志乃と栞は和解。栞は志乃に、5千円の小切手を渡した。東京で小料理屋をやる資金として。志乃は一度は拒否したが、栞は「僕から借りて下さい。ただ、返済するには20年かかります」と言った。キースは「それだけ長生きしろいうこっちゃ」とアシストした。

 

来週の出来事について予習しておく。

まず、当時普及しつつあったラジオについて。ラジオが普及すれば、大衆はラジオで落語が聴けるようになる。つまり、落語を聞くためにわざわざ寄席に足を運ばなくてすむ。ということは、ラジオとはつまり、寄席のライバルということになる。吉本興業(北村笑店のモデル)は、所属芸人のラジオへの出演を禁止する措置をとる。

 

しかし事件が発生する。昭和5年(1930年)のこと。

史実によると、団吾師匠のモデルである桂春団治が、高額な出演料にひかれてしまって、吉本興業に無断でラジオに出演してしまう。これに激怒した吉本側が、桂春団治に即座に厳しい処分を下す。そもそもこのドラマの団吾師匠も、史実の桂春団治も、北村笑店(吉本興業)に借金を肩代わりしてもらっている。吉本は即座に、桂春団治の自宅に多数の社員を送り込み、家財道具に差し押さえの紙を貼り付けて差し押さえた。

ただ、これによって吉本は、ラジオというメディアの力を実感するきっかけにもなる。今日まで続く、吉本のメディア戦略が本格的に始まる。

また、落語はラジオで聞くことができるが、漫才や安来節といった他の芸はラジオで聞くより寄席のほうがいい。吉本は落語依存からの脱却を図ることになる。

 

なおこれまも書いてきたとおりだが、吉本せい(てんのモデル)の夫・泰三(藤吉のモデル)は、関東大震災の翌年、大正13年(1924年)に亡くなっている。脳梗塞または心筋梗塞といわれている。37歳だった。泰三亡きあとは、せいの実弟の林正之助(風太のモデルと思われる)が会社を仕切っていく。

 

藤吉は、現時点(大正12年)で37歳である。そろそろだと思われる。

ここまであらすじ・ネタバレ・解説部分でした。

視聴者の概況

SNSの投稿数やユーザー数の集計です。これによりこのドラマのSNSにおける影響度や視聴者の動向を分析します。SNS版の視聴率のようなものだと思います。

投稿数とユーザ数の括弧内は、放送時間帯の第1,第2,第3,第4四半期,放送後3分間の各値。

・投稿数:803(Q1:79, Q2:157, Q3:174, Q4:239, 放送後3分間:154)
・ユーザ数:324(Q1:54, Q2:99, Q3:124, Q4:155, 放送後3分間:143)
・SNSでの影響度数(独自指標):794

 

前回の記事はこちら

数値化された評価と感想

最後にSNSのデータを基にした評価を確認します。

評価グラフ

今回は高い評価となった。

栞と志乃のくだりは(結果的にはよかったが・・・)ベッタベタの昭和的和解で、今日はよかったけど昨日までがつらすぎて、このくだりがよかったとはなかなか思えない。

ただ、風太とトキの再会があって、それが評価を押し上げた。もう周りからも、そろそろ結婚しろという圧力がかかってきている。潮時だぞ。

感想・評価わろてんか

Posted by tomo