『わろてんか』栞様(高橋一生)がウィンク。風太(濱田岳)はM-1っぽい万歳大会を提案-第99回
連続テレビ小説(朝ドラ)『わろてんか』第18週・第99回(2018年1月30日8時0分~)の感想・評価の分析記事です。
今回は、前回までの4年後、昭和9年(1934年)が描かれました。てんは41歳の頃だと思われます。しかしなんか若返った感がありましたね。
そんなおてんちゃんに、栞様がウィンクするシーンもありました。
キャスト影響度
まず、SNSのデータを用いて主要キャストの言及数を比較します。これにより各キャストのドラマへの影響度分析をします。
各キャスト言及数・関連語分析
SNSの投稿データから、各キャストに言及している投稿数、言及しているユーザー数、および主な関連語(括弧内はの数字は出現度)を示します。
てん 役 葵わかな
1位はてん役の葵わかなさん。
今週は昭和9年(1934年)ということで、おてんちゃんは41歳頃と思われる。
髪型は変わったが、やっぱり着物は赤を基調としている。
北村笑店の社長、女興行師としての日々。
伊能栞 役 高橋一生
2位は伊能栞役の高橋一生さん。
北村笑店の取締役となっている。
今回は彼のウィンクにSNSが熱狂した。
秦野リリコ 役 広瀬アリス
3位は秦野リリコ役の広瀬アリスさん。
映画のスター女優である。
が、今回のラストでてんに誘われ万歳の道へ行くことになりそうだ。
彼女のモデルは、夫婦漫才のミスワカナ・玉松一郎のミスワカナ(初代)だと思われる。
武井風太 役 濱田岳
4位は武井風太役の濱田岳さん。
今後の北村笑店の成長戦略をめぐって伊能栞と対立する場面もあった。
「全国大万歳大会」を発案する。M-1グランプリかな?
北村藤吉 役 松坂桃李
5位は北村藤吉役の松坂桃李さん。
今は遺影となっている。
柳々亭燕団治 役 桂文枝
6位は柳々亭燕団治役の桂文枝さん。
今回初登場した。
てんのことを心配し、助言するような立場のようだ。
トキ 役 徳永えり
7位はトキ役の徳永えりさん。
飛鳥ちゃん4歳。トキは子育て中だが、暇で雑誌ばかり読んでいる。その分、流行に敏感になる。それが活かされることになりそうだ。
隼也 役 大八木凱斗
8位は隼也役の大八木凱斗さん。
アメリカに留学中である。啄子はまだご健在で、お世話になっているようだ。
他の関連語
SNSに投稿されたこのドラマに関する関連語です。各単語の共起関係については冒頭に掲載した共起ネットワーク図もごらんください。
ハイライト・名場面(あらすじ含)
今回の盛り上がりグラフです。SNSで盛り上がった時間帯の分析をしています。キャスト別の盛り上がりもグラフ化していますので、お気に入りのキャストの出演時間帯を把握できます。
各盛り上がりポイント(★マークの時点)について説明します。
北村笑店の成長戦略
北村笑店は30の寄席、300人の芸人を擁する巨大勢力となっていた。
しかし売上は頭打ち。キース・アサリに続く新たな人材が必要だ。
そこで風太が、今後の新たな漫才師を発掘するために「全国大万歳大会」を提案した。
一方、伊能は一部の寄席を改装して歌謡ショーをやることを提案した。
この時点のSNSでの反応:
「全国大漫才大会?M-1かな?」
「風太、M-1グランプリを考案!」
「乙女組、復活でテコ入れしようよ」
栞様のウィンク
今回最大の盛り上がりとなったのは、伊能栞がてんにウィンクした場面。てんとの会話のシーン。
栞と風太は、北村笑店の成長戦略をめぐって意見の対立があったが、結局決断するのは社長であるてんだ。てんは、自分がまだお飾りだと感じていた。
栞は「藤吉くん亡き後、北村の屋台骨を支えてきたのは君だ。君が新しいことを生み出せば、君がお飾りなんかじゃないことが証明される」と言い、「おてんさん自らの手で新しいスターを発掘するんだ」と言った。
てんは「うちは藤吉はんや風太みたいなことは・・・」と自信なさげだが、栞は「女興行師でなければできないことが、あるんじゃないかな?」と助言した。
そして、栞は、藤吉の遺影を見つめた後、てんの方を向き、ウインクして去っていった。
てんは「あっ・・・」と言った。
この時点のSNSでの反応:
「ちょ……栞さん、ウインクて……!!」
「ぎゃぁあああああああ!!」
「し、栞さんのウインク!!!!ありがとうございます!!」
リリコ、女芸人へ
てんとトキの会話にて。
てんは「女子が女子に憧れる、女子が主役の万歳。女子のスター芸人を作りたい」と、トキに発案した。
トキも賛成。しかしそれには、しゃべくりが上手くて、高座にいるだけでぱっと周りに花が咲いたようになるような、華のある女子が必要だ・・・などと二人で話しているところに、リリコがやってきた。
リリコ「こんばんは。藤吉っつあん、拝ましてえや」
てんは何かに気づいた。
てん「しゃべくりが上手くて、華のある、ぱっと周りに花が咲いたような」
トキ「おてんさま、まさか」
リリコ「何? 何?」
この時点のSNSでの反応:
「飛んで火に入る夏のリリコw」
「リリコ待ってましたー!」
「登場のタイミングwww」
その他ネタバレ、あらすじ、解説等
リリコのモデルだと思われるミスワカナ(初代)は、無声映画の伴奏をしていた玉松一郎とのコンビで人気を博した。
また、二人は恋仲でもあった。
このドラマでは、後に川上四郎という人物が登場(松尾諭さんが演じる)。彼のモデルが玉松一郎だということになる。
史実では、二人が恋人となるのが先で、コンビとなるのは後だが、ドラマでは逆になると思われる。
また史実では、このコンビの吉本興業(北村笑店のモデル)入りには林正之助(てんのモデルである吉本せいの実弟で、風太のモデルだと思われる)が動いたと思われるが、ドラマでは伊能栞の出番となるようだ。
視聴者の概況
SNSの投稿数やユーザー数の集計です。これによりこのドラマのSNSにおける影響度や視聴者の動向を分析します。SNS版の視聴率のようなものだと思います。
投稿数とユーザ数の括弧内は、放送時間帯の第1,第2,第3,第4四半期,放送後3分間の各値。
数値化された評価と感想
最後にSNSのデータを基にした評価を確認します。
今回はまあまあの評価となった。
最近はこれぐらいの値をキープしていて、昨年の暗黒時代はすっかり抜けた感がある。しかも今回は、いよいよてんの女興行師としての活躍が本格化していきそうでワクワク。
おてんさん、角度によってはすごく若く見えるけど、別の角度だと41歳ぐらいの感じに、見えなくもないと思った。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません